小平智、リシャール・ミル チャリティトーナメント2日目で3打差の単独首位 大西魁斗は62で急浮上

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国内男子ゴルフツアー「リシャール・ミル チャリティトーナメント」の第2ラウンドが9月25日、石川県羽咋市の朱鷺の台カントリークラブ眉丈台コース(6838ヤード、パー70)で行われた。初日から首位に立つ小平智(37)が1イーグル、4バーディー、ボギーなしの64で回り、通算12アンダー。2位の長野泰雅に3打差をつけて単独首位を守った。
出だし10番で2打目が直接カップイン、小平智は連日の64
初日40位の大西魁斗(27)は大会記録を1打更新する62をマークし、通算8アンダーの3位まで順位を上げた。大会は9月27日までの4日間72ホールで、賞金総額は1億円、優勝賞金は2000万円。決勝ラウンドは26日から始まる。
小平は10番からスタートした。残り129ヤードの2打目をピッチングウェッジで打つと、ボールはピン手前2メートルに落ちてそのままカップへ。いきなりのイーグル発進だった。「ショットは完璧だったので、バーディを取れたらいいなと思っていたんですけど、まさか入るとは」と、本人も驚きを隠さない。
その後もショットは乱れなかった。パーオン率は72.2%(18ホール中13ホール)でフィールド6位、最終9番では2メートルのバーディーパットを沈めてノーボギーでまとめた。初日の64(7バーディー、1ボギー)と合わせ、36ホールで128ストロークとなる。
数字の裏付けもある。前週までのイーグル率(イーグル1個あたりのラウンド数)は3.154でツアートップ。約3ラウンドに1個のペースで、同じ指標が10.833で35位だった昨季から大きく伸びた。この日の一打は今季14個目のイーグルとなった。ただ小平は「めちゃめちゃ取ってますね。あんまり意識してないんですけど」と淡々としたものだった。
好調の土台は今夏の米国合宿にある。体力づくりに加えて打ち込みに時間を割き、米ツアーで戦う久常涼とも2度ほどラウンドした。「夏の合宿をしてからすごく状態はいい」。一方で「今年は結構いい位置で争っていて負けることが多い」とも口にし、この大会で結果を残して自信をつけたいと話した。
7年ぶりの復活優勝から1年、狙うは国内9勝目
小平は2013年の日本ゴルフツアー選手権でツアー初優勝を挙げ、2015年には日本オープンも制した。2018年4月には米ツアーの「RBCヘリテージ」で優勝し、これを機に米ツアーへ本格参戦した。
だが、同年12月の日本シリーズJTカップを最後に勝ち星から遠ざかる。止まっていた時計が動いたのは2025年8月の「ISPS HANDA 夏の決戦・誰が一番強いんだトーナメント」だった。3打差の8位から最終日に63を出して逆転し、7年ぶりとなるツアー8勝目を手にした。
9月11日に37歳になったばかり。米ツアーへの思いは今も持ち続けており、昨年は突破できなかった米ツアー予選会の2次予選に今年も挑む。国内9勝目は、その再挑戦への弾みにもなる。
大西魁斗は大会記録の62、40位から3位へ
2日目の主役は大西でもあった。イーブンパーの40位から出ると、インの前半で4つ伸ばし、後半は1番から3連続バーディー。初日に最も難しかった7番では2打目をグリーン左手前のラフに外したが、約20ヤードのアプローチを直接沈めた。最終9番でボギーを1つたたいたものの、9バーディー、1ボギーの62でホールアウトした。
62はツアーでの自己ベストに並ぶスコアで、大会記録を1打更新した。ただ、第1回だった2025年大会は石川県の能登カントリークラブ(パー72)で行われており、会場もパーも違う。「組のみんなの流れが良くてその流れに乗れた。ショットも狙った球を打てる回数が多かった」と大西は語り、「うれしい。大きいミスがなかった」と笑顔を見せた。
名古屋市出身の大西は9歳で米国へ渡り、南カリフォルニア大を経てプロ転向した。2022年のフジサンケイクラシックでツアー初優勝を挙げ、2024年には米下部のコーン・フェリーツアー「UNCヘルス選手権」を制して2025年から米ツアーに昇格した。しかし26試合で予選通過は6回にとどまり、シードを逃す。
再び下部ツアーに戻った今季も12試合で予選通過は5回と苦しんだ。8月以降は日本ツアーに専念し、2週前の韓国での「シンハン ドンヘ オープン」では今季自己最高の8位に入った。米国で慣れた洋芝と違い、日本の高麗芝ではボールが浮いて感じるといい、ボール位置や狙いどころを細かく調整している。勝てば2022年以来、4年ぶりのツアー2勝目となる。
2日目終了時点の上位成績
| 順位 | 選手 | 通算 | 1日目 | 2日目 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 小平智 | 12アンダー(128) | 64 | 64 |
| 2 | 長野泰雅 | 9アンダー(131) | 66 | 65 |
| 3 | 大西魁斗 | 8アンダー(132) | 70 | 62 |
| 4T | 李尚熹 | 7アンダー(133) | 66 | 67 |
| 4T | 岩田寛 | 7アンダー(133) | 69 | 64 |
| 4T | 永野竜太郎 | 7アンダー(133) | 66 | 67 |
| 7T | 出利葉太一郎 | 6アンダー(134) | 65 | 69 |
| 7T | バッバ・ワトソン | 6アンダー(134) | 66 | 68 |
2位の長野泰雅(23)は5バーディー、ボギーなしの65で回った。2025年のフジサンケイクラシックでツアー初優勝を挙げた若手だ。4位タイには、6月の国内メジャー「日本ゴルフツアー選手権」を制した岩田寛、ポイントランキング3位の李尚熹(韓国)、ツアー未勝利の永野竜太郎が並ぶ。李尚熹は8月30日に最終日を迎えたSansan KBCオーガスタを通算23アンダーで制し、日本ツアー初優勝を挙げたばかりだ。
関連記事:Sansan KBCオーガスタ、李尚熹が通算23アンダーで優勝 2位は細野勇策
ポイントランキング1位の細野勇策は通算3アンダーの18位タイ、同2位の岩崎亜久竜は4アンダーの11位タイにつける。首位とは8打差以上あり、年間王者争いの上位陣にとっては追う立場の週末だ。
ワトソンは7位、成田美寿々は予選落ち
「マスターズ」を2度制したバッバ・ワトソン(米国、47)は2日目を68で回り、出利葉太一郎と並ぶ通算6アンダーの7位タイで決勝ラウンドへ進んだ。米ツアー12勝のワトソンにとって、2019年以来7年ぶりの日本ツアー出場となる。初日は300ヤードを超えるティーショットも披露し、66で上位につけていた。
男子ツアーに初めて挑んだ女子ツアー13勝の成田美寿々は、2日目が1バーディー、8ボギーの77。通算15オーバーの117位で予選落ちした。前年覇者の池村寛世は72、68の通算イーブンパーで34位タイ。予選カットラインは2オーバーで、58位タイまでの73人が決勝ラウンドに進んだ。
前週のANAオープンでツアー初優勝した44歳の内藤寛太郎は、腰痛の悪化により、9月24日の第1ラウンドのスタート前に欠場した。
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能登支援を掲げたチャリティ大会、残り36ホールへ
大会は時計ブランドのリシャールミルジャパンが主催し、2025年に新設された。2024年の能登半島地震・豪雨の被災地支援を掲げて始まり、第2回の今年は7月28日に起きた令和8年熊本地震の被災地も支援対象に加わった。大会期間中の寄付金はリシャールミルジャパン財団を通じて石川県と熊本県へ送られる。ジャパンゴルフツアー選手会の申し出で、賞金の5%も被災地支援に寄付される。大西は「選手としていいプレーを通して、少しでも地域に笑顔を届けるように頑張りたい」と話した。
36ホールを残して3打差。2日目には大西が1日で8つスコアを伸ばしており、上位の差は1ラウンドで入れ替わりうる。小平が逃げ切るのか、長野、大西らが追いつくのか。優勝争いは9月26日の第3ラウンドから本格的に動き出す。
[文/構成 by スポーツライター 疾風(HAYATE)]










































































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