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【浅草】待乳山聖天でお下がりの大根をいただいてきた!大根をお供えする珍しい作法&大聖歓喜天の御朱印も参拝レポ

【浅草】待乳山聖天でお下がりの大根をいただいてきた!大根をお供えする珍しい作法&大聖歓喜天の御朱印も参拝レポ

取材・編集:MEDIA DOGS 編集部/ © 2026 MEDIA DOGS

浅草に、大根をお供えしてお祈りするお寺があるのをご存じでしょうか。

今回は、私も実際に東京都台東区にある「待乳山聖天」さんへ行ってきたのでレポートしていきます。

ほかのお寺ではあまり見かけない、大根のお供え。買った大根をお供えして、そのあとにお祈りをするという流れです。

そしてなんと言っても、お参りのあとには、お供えに使われた大根を「仏様のお下がり」としていただけるのです!

訪れたのは8月下旬の日曜日、午後2時ごろ。お供えの流れや境内の様子を、写真多めでお伝えしていきます。

これから訪れるか悩まれている方は、ぜひ参考にしていただけると嬉しいです。

待乳山聖天は大根をお供えする浅草のお寺 境内に並ぶ大根と巾着の紋

待乳山聖天の正式名称は、本龍院といいます。浅草寺の支院のひとつで、宗派は聖観音宗。

ほかのお寺と少し違うのが、お参りの作法。

こちらではお供物の大根を買い、それをお供えしてからお祈りをします。お供えされた大根は聖天様に清められたあと、お下がりとして参拝者へ配られるのだそうです。

境内のあちこちで見かけるのが、大根と巾着の紋。公式サイトによると、大根は身体健全・良縁成就・夫婦和合を、巾着は商売繁盛を表しているとのことです。

由緒はかなり古く、推古天皇3年(595年)にこの山が一夜のうちに現れ、金龍が守護したのが始まりとされています。

その6年後の推古天皇9年(601年)、夏の干ばつで人々が苦しんでいたときに、十一面観音の化身である大聖歓喜天が姿を現して人々を救った。これが、聖天様をお祀りする起源とされています。

浅草駅から歩いて15分 待乳山聖天の参拝レポ

ここからは、到着から御朱印をいただくまでを、歩いた順にお伝えしていきます。

浅草駅から川沿いを歩いて15分 目印は石の寺号標

公式サイトのアクセスページには、浅草駅から徒歩10分と書かれています。実際に歩いてみたところ、私の足では15分ほどかかりました。

とはいえ、浅草駅から川沿いに進んでいけば着くので、道に迷うことはありません。ただ、暑い時期に歩くのは少しきつかったです。

入口に着くと、「待乳山聖天」と刻まれた立派な石柱が立っていました。

「待乳山聖天」と刻まれた石の寺号標

石柱の左後ろには石段が続いていて、その先に朱色の建物がちらりと見えます。ここまで来た時点で、敷地も広そうだなという印象でした。

山門をくぐると、「浴油祈祷 毎朝厳修」の看板と手水舎

石段を上がったところに立っているのが山門です。木の色がまだ新しいのですが、それもそのはずで、公式ブログによると2023年に改築の記念法要が行われています。

見上げると、扁額には右から「待乳山」の文字。

「待乳山」の扁額が掛かる待乳山聖天の山門
提灯には大根と巾着の意匠

石段の下には、山門より先はペットを連れての参拝を控えるようにという掲示も出ていました。ワンちゃんと一緒に浅草を歩く予定の方は、頭に入れておくと安心です。

境内に入って右手にあるのが手水舎です。手水鉢には「洗心」の文字が彫られていて、その脇には「浴油祈祷 毎朝厳修」と書かれた黒い立て看板が出ています。

「浴油祈祷 毎朝厳修」の看板と、奥に見える手水舎

浴油祈祷は、待乳山聖天で毎朝行われている祈祷です。寺務所での受付のほか、メールでの申し込みもできるとのことでした。

その手水舎の向かい、境内に入って左手にあるのが、お供物の大根とお線香を買える場所です。大根をお供えするなら、まずはここに立ち寄ります。

大根の値段は、1本800円ほど。今回私は大根は買わず、こちらでお線香だけをいただきました。

石段の上の本堂へ 室内に上がって、後ろを気にせずゆっくりお祈り

参道をまっすぐ進んでいくと、正面の石段の上に朱塗りの本堂が見えてきます。

そこそこ人はいましたが、大混雑という感じではなく、待つことなく参拝できています。参道を歩く方の中には、大根を手にしている方も。

待乳山聖天の境内から、石段の上の本堂を望む
日曜日の午後の混雑状況

参道の途中には屋根付きの大香炉があり、私もさきほど買ったお線香をここであげてきました。

蓮を思わせる受け皿には、色とりどりの線香が立てられていて、煙が上がっています。

線香が立てられた待乳山聖天の大香炉

お供えとお祈りの流れはこうです。お賽銭を入れる場所の奥に室内へ上がれるところがあり、さらにその奥でお供物の大根をお供えします。

この室内のお祈りする場所がそれなりに広くて、後ろの人を気にせず、丁寧にお祈りができました。

お参りのあとは「お下がりの大根」をご自由に

お祈りを終えてすぐ近くに、「お下がりの大根をお持ちください」と書かれた貼り紙がありました。木札のほうには「聖天さまのお下がりです ご自由にお持ち下さい」の文字。

木の台の上には、白い大根がずらりと並んでいます。

待乳山聖天で持ち帰りできる、お供えのお下がりの大根
持ち帰り用の袋も置かれています

ここに並んでいるのは、参拝者がお供えした大根です。聖天様に清められたあと、こうしてお下がりとして分けていただけます。

仏様のお下がりの、ご利益のありそうな大根が無料でいただけて、大満足でした…!

御朱印は「大聖歓喜天」の墨書

参拝の記念に、御朱印もいただいてきました。墨書は、聖天様のお名前である「大聖歓喜天」。

待乳山聖天でいただいた「大聖歓喜天」の御朱印
書き置きでいただきました

左下に押されているのは、正式名称の「待乳山 本龍院」の朱印です。

御朱印をいただけるのは、大根を買う窓口ではなく、お線香を立てる大香炉のすぐ右手です。大香炉のそばには「御朱印所」と矢印の書かれた案内板も出ていました。

緑に囲まれた境内をひと回り 神楽殿と歓喜地蔵尊、1月7日の大根まつり

お参りを終えたあと、境内を少し歩いてみました。境内全体が自然に囲まれていて、とても気持ちのいい場所です。

目に留まったのが、注連縄と紙垂が下がった木造のお堂。正面が板張りの高床になっていて、舞台のような造りをしています。こちらが神楽殿です。

注連縄が張られた待乳山聖天の神楽殿
お正月や縁日には、ここで神楽が奏されます

小さなお堂の前に、ピンクの前掛けをまとった石仏が並んでいる場所もありました。歓喜地蔵尊といって、子育てのお地蔵様として信仰されているのだそうです。

待乳山聖天の歓喜地蔵尊。前掛けをまとった石仏が並ぶ一角

境内にはスロープカーも設置されています。石段を上がるのが大変な方でも本堂の横まで上がることができ、利用はどなたでも無料です。

そしてもうひとつ、毎年1月7日には「大根まつり」が開かれます。

正月にお供えされた大根をふろふき大根にして、御神酒とともに参詣者へふるまう行事です。11時からの大般若家内安全法要のあと、11時30分頃から13時まで、1800食限定で配られます。

お参りの作法に特徴があるお寺という意味では、同じ東京都内の豊川稲荷東京別院も面白い場所です。お社ごとにご利益が違っていて、お参りの順番も気になるお寺なので、よければあわせてどうぞ。

紹介している記事のリンクは、記事末にも一覧でまとめています。本編を読み終えた後、気になる記事は最後にゆっくりご覧ください。

待乳山聖天を参拝してみて|良かった点・気になった点

実際にお参りしてみて感じた、良かった点と気になった点をまとめます。

【良かった点】

  • お下がりの大根:お供えに使われた大根を「仏様のお下がり」として、無料で持ち帰らせていただけます。
  • 室内で丁寧にお祈りできる:お祈りする場所がそれなりに広く、後ろの人を気にせずゆっくり手を合わせられました。
  • 待たずに参拝できた:日曜日のお昼過ぎでもそこそこ人がいる程度で、大混雑ではありませんでした。
  • 緑に囲まれた境内:境内全体が自然に囲まれていて、歩いているだけで気持ちのいい場所です。

【気になった点】

  • 駅から少し歩く:浅草駅から歩いて15分ほど。道は分かりやすいのですが、歩く距離があることは知っておくと安心です。

待乳山聖天の口コミ・評判

じゃらんとYahoo!マップに寄せられた実際の参拝者の投稿から、判断材料になる原文の一節を引用してご紹介します。

良い口コミ

浮世絵にも描かれるくらい有名なのに、人混みがなく穴場だと思います。あちこちにある大根の模様も可愛いですし、本堂の天井に描かれた天女様はずっと観ていられるほど美しい…

じゃらん:SAEさん(2026年6月15日・原文より引用)

大根の模様は、提灯や境内の随所で見かけました。人混みについても、日曜日のお昼過ぎで待つことなく参拝できたので、近い感覚です。

通常は本堂の外か本堂内の外陣に手を合わせる場所があるのですが、大きな祈願をお願いし、内陣に入らせていただき、祈願ができると、圧倒的な荘厳さやパワーを感じ、頭が下がるような思いになります。

Yahoo!マップ:hyp********さん(2024年6月6日・原文より引用)

大きな祈願をお願いした場合のお話ですが、通常のお参りでも室内に上がることができます。私が入った場所も、後ろの人を気にせず手を合わせられる広さでした。

本堂の中に入り大根をお供えします。前日の大根を頂きました。小さめのケーブルカーがあり本堂まで行けます。お寺の方はとても親切に対応してくれました。

Yahoo!マップ:Yahoo!マップユーザーさん(2024年4月25日・原文より引用)

私は大根をお供えしていませんが、お下がりの大根はいただいてきました。ケーブルカーというのは、境内にあるスロープカーのことだと思います。

気になる口コミ

駅からは少し遠いです

Yahoo!マップ:Yahoo!マップユーザーさん(2024年1月29日・原文より引用)

これは私も同じように感じたところです。浅草駅から歩いて15分ほどで、道自体は分かりやすいのですが、暑い時期はなかなか大変でした。

口コミまとめ

大根の授与や本堂内陣での参拝体験を評価する声、お寺の方の親切な対応を挙げる声が多く見られました。一方で、最寄り駅からは少し距離があると感じる声もあります。歩く距離があることだけ、頭に入れておくと安心です。

浅草散策と一緒に立ち寄りたい、大根のお寺

待乳山聖天は、浅草駅から歩いて15分ほど。少し距離はありますが、大根をお供えするという珍しいお参りができて、境内も緑に囲まれた気持ちのいい場所でした。

浅草の人混みから少し離れてお参りしたい方や、ちょっと変わった参拝を体験してみたい方におすすめです。

お参りのあとに、お供えに使われた大根を「仏様のお下がり」としていただけたのは、やっぱり嬉しかったところ。境内を出たすぐ近くではスカイツリーも見えて、浅草の散策の途中に立ち寄るのにちょうどいい場所でした。

待乳山聖天の基本情報

名称本龍院(待乳山聖天/ほんりゅういん・まつちやましょうでん)
所在地〒111-0032 東京都台東区浅草7-4-1
宗派聖観音宗(浅草寺の支院)
アクセス東京メトロ銀座線・都営浅草線・東武スカイツリー線「浅草駅」より徒歩10分/都営バス東42-1・2・3系統「隅田公園」または「リバーサイドスポーツセンター」下車
駐車場公式サイトに来訪者用駐車場の案内は記載なし
開堂時間本堂 4月1日〜9月30日 6:00〜16:30/10月1日〜3月31日 6:30〜16:30、庭園 9:00〜16:00
拝観料参拝・庭園の入園ともに無料
主な行事大根まつり(毎年1月7日)、朝まいり会(毎月1〜7日)、写経の会(第2日曜)、合同大般若(25日)、坐禅の会(第4土曜)
公式サイトhttp://www.matsuchiyama.jp/

[文/構成 by MEDIA DOGS編集部]

※本記事は訪問時の情報をもとに作成しています。サービス内容や営業時間、料金等は変更される場合がありますので、最新情報は公式サイトや店舗にご確認ください。

同じ台東区にある上野公園の神社や、お参りの作法に特徴があるお寺のレポートも書いているので、よければあわせてどうぞ。

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