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唐川侑己さん、今季限りで現役引退 ロッテ一筋19年目で通算350試合82勝78敗

唐川侑己さん、今季限りで現役引退 ロッテ一筋19年目で通算350試合82勝78敗

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千葉ロッテマリーンズは9月4日、投手の唐川侑己(37)が今季限りで現役を引退すると発表した。2007年の高校生ドラフト1巡目で入団してから19年目のシーズンで、プロ通算は350試合に登板し82勝78敗、64ホールド、防御率3.71だった。引退セレモニーは10月3日のソフトバンク戦(ZOZOマリン)で予定されている。

ロッテが9月4日に引退を正式発表

千葉ロッテマリーンズは9月4日、球団公式サイトで唐川の引退を発表した。今シーズンをもって現役生活に幕を下ろす。ロッテが2007年の高校生ドラフト1巡目で指名して入団してから、今年で19年目を迎えていた。今季の登板は1試合にとどまっている。

唐川はコメントを寄せ「今シーズンをもちまして、19年間の現役生活に幕を下ろすことを決断しました」と切り出した。続けて「ここ数年は思うようにチームの力になれない中、覚悟を持って今シーズンを迎え、自分自身と向き合った末に決断に至りました」と、決断までの胸中を明かした。

ここ数年は、思うようにチームの力になれない時期が続く。それでも唐川は「たくさんの方々に支えていただき、応援していただきながら19年間プレーできたことは、私の大きな財産です」と述べ、ファンへの感謝を繰り返した。

「高校ビッグ3」最後の一人だった

唐川は千葉県成田市の出身で、成田高校のエースとして2006年、2007年と2年連続でセンバツのマウンドに立った。2007年の高校生ドラフトでは、大阪桐蔭高から日本ハム入りした中田翔、仙台育英高からヤクルト入りした佐藤由規とともに「高校ビッグ3」と呼ばれ、1巡目指名が2球団競合。抽選の末にロッテが交渉権を引き当てた。エースナンバー「1」を背負った成田高時代から、将来のロッテの柱として期待された投手だった。

プロ入りは2008年で、4月26日のソフトバンク戦で初先発初勝利を挙げた。平成生まれの投手として初めての勝利投手になった一戦でもある。以降は先発ローテーションの一角を担い、2011年には自己最多となる12勝をマークして初めて規定投球回に到達、防御率2.41で初のオールスターにも選ばれた。

転機は2018年だった。先発から中継ぎへ役割を移し、2019年から2021年にかけては3年連続で10ホールド以上を記録した。2021年には自己最多の22ホールド。ブルペンの中心を担う投手になった。2024年には6年ぶりに先発で勝利を収め、ベテランらしい柔軟さも見せている。中田、佐藤の2人はすでに現役を退いており、唐川は「高校ビッグ3」の中で最も長くプレーした投手となった。

感謝を綴った引退コメント

「厳しいプロ野球の世界では、うまくいかないことの方が多かったように思います。……特に、ファンの皆さまからは何度も勇気をいただきました。ルーキーイヤー、マリンでの初登板で感じた大きな声援と、胸が震えるような感動は、今でも鮮明に覚えています」

唐川はそう語り、「あの声援をマウンドで味わえなくなることに寂しさはありますが、これまでいただいた応援を力に変えて、これからの人生も自分らしく歩んでいきたいと思います」と結んだ。「千葉ロッテマリーンズで19年間プレーできたことを、心から幸せに思います」との言葉も残している。

正式な引退会見は9月8日午後4時、ZOZOマリン球場内の会見室での開催が決まっている。9月4日の発表はコメントによる報告で、決断に至った詳しい経緯は会見で本人が語る予定だ。

SNSでも引退を惜しむ反応

発表を受け、X(旧ツイッター)では唐川や千葉ロッテに関連する言葉がトレンド入りした。チーム一筋で投げ続けた投手の引退に、ファンからは惜別の投稿が相次いだ。地元・成田市出身という経歴もあり、地域に根差した選手として親しまれてきたことがうかがえる。球団発表の直後から反応が広がり、19年間の実働を評価する投稿が目立った。

10月3日、ソフトバンク戦でセレモニー

引退セレモニーは10月3日午後6時、ZOZOマリンスタジアムで行われる福岡ソフトバンク戦で予定されている。19年間を過ごした本拠地で、ファンに向けて最後のあいさつをする場になる。

唐川は成田高校のエースとして甲子園のマウンドに立ち、ドラフト競合の末にロッテへ入団した。先発でブレイクした2011年、役割を変えて支えた中継ぎ時代、そして2024年の先発復帰まで、19年間で立場を変えながらチームに関わり続けた投手だった。「高校ビッグ3」の中で最後まで現役を続けた事実が、その息の長さを示している。10月3日のマウンドでは、支えてくれたファンへ感謝を伝える構えだ。唐川はコメントの結びに「これまで支えてくださったすべての皆さま、本当にありがとうございました」とつづった。

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[文/構成 by スポーツ担当ライター 高瀬翔吾]

寄稿者

高瀬翔吾
Webメディアでスポーツ、エンタメ、時事ニュースなど、累計数千本の記事制作に携わってきたスポーツ系ライター。野球分野では、プロ野球の試合結果や選手の記録をはじめ、MLB、高校野球、ドラフト、移籍、契約更改などの記事を継続的に担当。数字や公式記録を基に情報を整理する記事を得意としており、結果を伝えるだけでなく、その記録が持つ意味や、選手・球団を取り巻く背景までわかりやすく解説することを心がけている。主な執筆分野は、プロ野球、MLB、高校野球、侍ジャパン、ドラフト、移籍情報。

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