東京・赤坂氷川神社へ行ってみた!縁結ひ&樹齢400年の大イチョウ、江戸から残る社殿を参拝レポ

取材・編集:MEDIA DOGS 編集部/ © 2026 MEDIA DOGS
ビルの多い赤坂に、江戸の頃から変わらない杜があることをご存じでしょうか。
今回は、私も実際に東京都港区にある「赤坂氷川神社」さんへ行ってきたのでレポートしていきます。
この神社は縁結びで知られ、東京十社のひとつにも数えられる古社なのですが、住宅街のただ中にあるところも意外なポイント。都心とは思えない静けさが広がっていました。
境内は木々にぐるりと囲まれています。夏の夕方に伺ったのですが、木陰に入った途端すっと涼しくなりました。
訪れたのは8月中旬の平日、夕方の4時ごろ。境内の見どころや「縁結ひ」、いくつもある分社の様子まで、写真多めでお伝えしていきます。
これから訪れるか悩まれている方は、ぜひ参考にしていただけると嬉しいです。
住宅街を歩いていたら、突然あらわれた杜
最寄りは東京メトロ千代田線の赤坂駅で、そこから歩いて7分ほど。日比谷線・大江戸線の六本木駅や、銀座線・南北線の溜池山王駅からも歩ける距離です。
駅から向かうあいだは、ずっとふつうの住宅街でした。ところが角を曲がった先で、急に神社らしい立派な塀があらわれます。心の準備がないまま境内の入口に着いてしまい、思わず足が止まりました。


鳥居をくぐると、両側から木がせり出して天井のようになっていました。8月の夕方でしたが、境内に入った途端すっと涼しくなります。都心にいることを忘れる感覚でした。
思っていたよりも敷地が広く、それでいて歩きまわるのに疲れるほどではありません。ちょうどいい広さ、という言葉がしっくりきます。
江戸から残る境内をめぐる
ここからは、境内の見どころを順にご紹介します。案内図が分かりやすく整えられているので、初めてでも迷いませんでした。
まずは境内の案内図と由緒書きをチェック
参道の脇には、境内の全体図が描かれた案内板が立っています。社殿や分社、大イチョウの位置がイラストで示されていて、どこに何があるのかがひと目で分かる作りでした。

その隣には、神社の由緒を記した案内板もありました。御祭神は素盞嗚尊(すさのおのみこと)、奇稲田姫命(くしいなだひめのみこと)、大己貴命(おおなむぢのみこと)の三柱。素盞嗚尊と奇稲田姫命が夫婦であることから、縁結びの神様として信仰を集めてきたそうです。

創祀は天暦五年(951年)。もとは赤坂四丁目のあたりにあり、享保十五年(1730年)に八代将軍・徳川吉宗の命によって、現在のこの場所へ遷されました。
あわせて目に入ったのが「東京十社めぐり」の案内です。根津神社や神田神社、日枝神社などと並んで、この赤坂氷川神社も十社のひとつに数えられています。

推定樹齢400年の大イチョウ
境内でまず目を奪われたのが、広場の一角にそびえる大イチョウです。幹に太い竹の支柱が何本も添えられていて、見上げても葉の先が見えません。
推定樹齢は400年ほどとされ、港区の天然記念物に指定されています。この神社が現在地へ遷ってくるより前から、ここに立っていた木だそうです。

大イチョウの立つ一帯は広場のようになっていて、奥には遊具のある小さな公園も。参拝に来た人だけでなく、近所の方の生活の場にもなっているのが伝わってきました。

震災も戦災も免れた社殿へ
参道を進むと、しめ縄の張られた中門が見えてきます。門の向こうには、朱塗りの社殿がのぞいていました。

この社殿は、享保十四年(1729年)に建てられたもの。総欅造りで、関東大震災も東京大空襲も奇跡的に免れ、建立当時の姿がそのまま残っています。東京都の有形文化財に指定されているのも納得の佇まいでした。
境内を歩いていると、木立の中に小さなお社がありました。案内板によると「九神社(くじんじゃ)」といって、かつて境内の各所に鎮座していた天祖神社・春日神社・鹿島神社など9社を合祀したお社なのだそう。それぞれの神社への遥拝所としての役割があると書かれていました。

平日の夕方だったこともあり、境内はほとんど人がいませんでした。落ち着いてお参りしたい方には、この時間帯が狙い目かもしれません。

本殿のすぐそばにある「縁結ひ」
この神社を訪れるなら見逃せないのが「縁結ひ(えんゆい)」です。本殿のすぐそばに案内が出ているので、探さなくてもすぐに分かりました。

案内によると、季節の色の和紙を結んで願い事の成就を祈るもので、初穂料は300円。日本には願いをしたためた紙を社寺の格子に結び、縁結びを願う風習があったのだそうです。
実物を見ると、黒い格子いっぱいに淡い色の和紙が結ばれていました。水色、桃色、黄色、紫。ひとつひとつが誰かの願いだと思うと、なかなかの迫力です。

この縁結ひがあるのは、白い練塀に沿って飛び石が続いた先の建物の中。丸い窓が並ぶ塀と、苔むした地面に点々と置かれた石が印象的でした。

授与所にはおみくじも並んでいました。開運招福のおみくじが100円、良縁祈願の「さくらんぼ結び」が200円。赤い実のような形がずらりと並んでいて、見ているだけで気持ちが上がります。


勝海舟が名づけた四合稲荷と、境内の見どころ
この神社の面白いところは、縁結びだけで終わらないことです。境内にはいくつもの分社が祀られていて、めぐるだけでも楽しめます。
なかでも知られているのが「四合稲荷(しあわせいなり)」。明治三十一年(1898年)に、この付近にあった四つの稲荷神社を合祀したもので、その名は勝海舟が付けたと伝わります。四社を合わせたことと「幸せ」を掛けているそうです。

石段を上がった先には、また別の分社が静かに佇んでいました。朱の柱と苔むした石畳の対比が印象的です。

境内には狛犬が七対あるそうで、岩の上に鎮座するものもいました。江戸時代からのものも残っているとのことで、一体ずつ表情が違うのを見比べるのも楽しみ方のひとつです。

奥へ進むと、小さな池に朱色の橋が架かっていました。背後にはマンションが見えるのですが、それでも別世界のような一角です。

赤坂氷川神社を訪れて|良かった点・気になった点
実際に歩いてみて感じた、良かった点と気になった点をまとめます。
【良かった点】
- 都心とは思えない静けさ:住宅街の中にあるとは思えないほど木が多く、境内に入った途端に涼しくなります
- ちょうどいい広さ:見どころは多いのに、歩きまわって疲れるほどの広さではありません
- 案内図が分かりやすい:境内の全体図がイラストで示されているので、初めてでも迷わずまわれます
- 縁結びだけじゃない:四合稲荷をはじめ分社がいくつもあり、めぐるだけで楽しめます
【気になった点】
- 正直、気になった点はほとんどなし:広さも案内も歩きやすく、困ったところはありませんでした
- 強いて挙げるなら、社務所の受付時間:境内は朝6時から入れますが、社務所の受付は9時から17時まで。夕方に伺うなら時間に余裕を持って
赤坂氷川神社の口コミ・評判
他の方の受け止め方も気になったので、Yahoo!マップのクチコミも見てみました。
良い口コミ
都会の中のオアシス、という感じで、マイナスイオンを感じることができました。縁結びに良いそうで、朝早くからたくさんの方が参拝されていました。
Yahoo!マップ:momosaさん(2023年6月4日・原文より引用)
この「オアシス」という表現、実際に行くとよく分かります。周りは住宅やビルなのに、境内だけ空気が違うんです。
樹齢400年の大銀杏を見たくて参拝 パワーを頂きました! 多種な御守りがあり祈願してお土産に買った♡
Yahoo!マップ:Yahoo!マップユーザーさん(2023年11月27日・原文より引用)
大イチョウ目当てで訪れる方も多いようです。支柱で支えられた幹の太さは、写真で見るより実物のほうがずっと迫力があります。
都心にありますが、周りは閑静な住宅街で落ち着いた雰囲気です。都会に癒しを与えてくれる空間になっています。
Yahoo!マップ:ふなさん(2023年2月6日・原文より引用)
住宅街の中にあるという立地が、そのまま静けさにつながっています。観光地の神社とは違う落ち着きがありました。
気になる口コミ
赤坂初詣回りで来ました!かなりの混雑1時間程並びました!御朱印は残念ながら作られていた物でした!
Yahoo!マップ:Yahoo!マップユーザーさん(2024年1月8日・原文より引用)
お正月は事情が変わるようです。私が伺った平日の夕方はほとんど人がいなかったので、静かに過ごしたいなら時期と時間帯を選ぶとよさそうです。
成人式のお参りに来ている人や遅めの初詣の人で賑わっていました。広いのでお散歩にも良いです。
Yahoo!マップ:Yahoo!マップユーザーさん(2024年2月1日・原文より引用)
こちらも年始の様子。行事の時期は参拝以外の目的で訪れる方も増えるようです。
口コミまとめ
「都会のオアシス」「癒し」という言葉が繰り返し出てくるのが印象的でした。大イチョウ目当ての方も多いようです。
一方で、年始や行事の時期は混雑するとのこと。静かな境内を味わいたいなら、平日を選ぶのがよさそうです。
住宅街のただ中に、江戸がそのまま残っていました
赤坂という土地から想像していたのは、もっと都会的な神社でした。実際に行ってみると、住宅街の角を曲がった先に緑の杜が広がっていて、そのギャップに驚かされました。
駅からどこも徒歩7分ほどなので、赤坂や六本木へ出かける用事のついでにも寄れます。静かな場所で気持ちを整えたい方や、縁結びのご縁を願いたい方は、ぜひ足を運んでみてください。
この日は同じ赤坂で、もう一か所お参りしています。こちらは鳥居と狐像が並ぶのに、実は曹洞宗のお寺という少し変わった場所でした。
詳細はこちらから
【赤坂のビル街にある「稲荷なのにお寺」の参拝レポ】
【赤坂】豊川稲荷東京別院はご利益の異なるお社がずらり!お参りの順番と霊狐塚&縁切りの叶稲荷などを参拝レポ
赤坂氷川神社の基本情報
| 名称 | 赤坂氷川神社(あかさかひかわじんじゃ) |
| 御祭神 | 素盞嗚尊/奇稲田姫命/大己貴命 |
| 所在地 | 〒107-0052 東京都港区赤坂6-10-12 |
| 電話番号 | 03-3583-1935 |
| アクセス | 東京メトロ千代田線 赤坂駅から徒歩約7分/日比谷線・大江戸線 六本木駅から徒歩約8分/銀座線・南北線 溜池山王駅から徒歩約8分 |
| 開門時間 | 6:00〜17:30 |
| 社務所受付 | 9:00〜17:00 |
| 拝観料 | 無料 |
| 駐車場 | あり(境内に9台・参拝者用) |
| 主な授与品 | 縁結ひ 初穂料300円/開運招福おみくじ 100円/さくらんぼ結び 200円 |
| 例祭 | 9月15日(赤坂氷川祭) |
| 公式サイト | https://www.akasakahikawa.or.jp/ |
[文/構成 by MEDIA DOGS編集部]
※本記事は訪問時の情報をもとに作成しています。サービス内容や営業時間、料金等は変更される場合がありますので、最新情報は公式サイトや店舗にご確認ください。
この日の赤坂のもう一か所と、別の日に参拝した浅草のお寺についても書いているので、よければそちらもどうぞ!
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