鳥人間コンテスト2026の放送日は9月2日 江戸川コナンがスペシャルナビゲーターに就任

時間がない人向けの30秒で理解ゾーン
読売テレビの夏恒例「Iwataniスペシャル 鳥人間コンテスト2026」が9月2日午後7時から、読売テレビ・日本テレビ系全国ネットで放送される。今年は放送枠を3時間に広げた。TV放送30周年を迎えたアニメ「名探偵コナン」とのコラボが決まり、江戸川コナンが鳥人間スペシャルナビゲーターに就任する。
放送は9月2日午後7時から9時54分まで 枠は3時間に拡大
第48回となる大会は7月25日と26日、滋賀県彦根市の琵琶湖・松原湖岸で開かれた。その模様を伝える番組は9月2日午後7時から9時54分まで、読売テレビ・日本テレビ系全国ネットで流れる。放送枠は例年より1時間長い3時間に広がった。
MCはおなじみの矢部浩之(ナインティナイン)と羽鳥慎一が務め、ハーバースタジオには阿部亮平(Snow Man)、マユリカ(阪本、中谷)、佐々木久美、森泉が入る。プラットホームで機体を見送るのは宮川大輔と村重杏奈で、阿部にとっては3年連続の出演となった。
そこへ、もう一人。江戸川コナンが「鳥人間スペシャルナビゲーター」として加わった。番組の随所に登場し、各部門のルールや見どころ、知れば大会がもっと楽しくなる豆知識を紹介する。大会のスタジオにも姿を見せ、出演者との掛け合いも用意された。データ放送のゲームには、パイロットとしてコナンが現れる。
ロゴもTシャツもコナン仕様 アニメ本編でも琵琶湖が舞台に
大会ロゴとキービジュアルが書き下ろしに
コラボは大会そのものにも及んだ。ハングライダーのシルエットで知られる大会ロゴは、今年はコナンに置き換わっている。琵琶湖でハングライダーに挑むコナンのイラストはこの大会のための書き下ろしで、出演者がスタジオで着るTシャツもコラボデザインになった。
書き下ろしのキービジュアルは2種類。「あきらめない。できるまで。」をコンセプトに、風をつかむまで挑み続ける鳥人間には「あきらめない。飛べるまで。」、真実にたどり着くまで謎を追うコナンには「あきらめない。解けるまで。」の言葉が添えられている。少年探偵団が琵琶湖を訪ねるプロモーション映像「鳥になりたい探偵団」も公開された。
1996年1月にテレビアニメが始まった「名探偵コナン」は2026年1月で放送30周年を迎え、読売テレビが育ててきた2つの看板が48回目の夏に手を組む。
「鳥人間コンテスト爆破事件」は前後編 羽鳥慎一が実況アナ役
アニメ側もオリジナルエピソードで応えた。「鳥人間コンテスト爆破事件」は前後編。前編は8月29日午後5時30分から放送され、後編が9月5日午後6時から流れる。
舞台は琵琶湖。毛利小五郎(小山力也)の母校・米花大学が10年ぶりに鳥人間コンテストへ出場し、会場に着いた江戸川コナン(高山みなみ)、毛利蘭(岡村明美)、小五郎は、同じく応援に来ていた服部平次(堀川りょう)と遠山和葉(宮村優子)に出くわした。観覧中、飲み物を買いに行った蘭と和葉は、米花大学の機体設計を担当した兄・正木悠真を探す凜と出会う。悠真が姿を消した現場を調べたコナンと平次は何者かに拉致されたと推理し、米花大学の機体にも危険な罠が迫っていた。
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このエピソードには、番組で実況を務める羽鳥がアニメでも実況アナウンサー役でゲスト出演する。アフレコを終えた羽鳥は、公開されたコメントでこう明かした。
「収録でアニメを見て、「コナンが琵琶湖にいる!」っていうのは、おーっと思いましたね。」
48回続く大会と30年続くアニメについて、羽鳥は「どっちを取っても知らない人はほとんどいないだろうというこの2つの大きなものがくっついたらどうなるんだろう」とも語っている。
1977年に始まった大会 2部門と42.195キロのルール
大会が始まったのは1977年だ。読売テレビが主催し、テレビ番組の制作を目的として、自作の人力飛行機で飛行距離と飛行時間を競う。会場となる滋賀県彦根市松原湖岸の琵琶湖東岸には、水面から10メートルの高さにプラットホームが組まれた。助走路は10メートルで、傾斜角3.5度の扇形をしている。
部門は人力プロペラ機と滑空機の2つ。人力プロペラ機部門は、プラットホームと沖島側のポイントを結ぶ南ルートと、竹生島側を結ぶ北ルートをそれぞれ往復し、両方を回りきると記録が42.195キロになる。複数のチームが到達したときは、最も速いチームが優勝だ。滑空機部門は、プラットホームの先端から着水した機体の最後尾までの距離を測る。
42.195キロという上限は、2025年の第47回大会から入った新しいルールだ。それ以前は往復を重ねるほど記録が伸びる仕組みで、2021年からは南北2ルートを旋回する最長70キロのコースが設けられていた。2023年の第45回大会でBIRDMAN HOUSE 伊賀の渡邊悠太パイロットが飛んだ69682.42メートルが、部門の最長記録として残る。70キロの完全制覇と認められるエリアまでは、あと18メートル足りないとアナウンスされた。2025年の人力プロペラ機部門は、大阪大学飛行機制作研究会albatrossが優勝している。
連日の強風で初日は順延、2日目は打ち切り 設営中の事故を受け黙とうも
今年の大会は、天候に振り回された。人力プロペラ機部門が午前6時30分に始まった初日の7月25日は、午後1時過ぎに強風で競技を中止し、一部のチームの飛行が翌26日へずれ込む。
26日は人力プロペラ機部門の続きから再開し、滑空機部門は10チームが飛んだ。それでも風は収まらない。午後1時45分、主催の読売テレビは強風が収まる見込みがなく競技続行は不可能と判断して打ち切りを発表し、滑空機部門の7チームは飛べないまま大会を終えている。プラットホームでスタンバイしていた法政大学 航空工学研究会HoPEも、フライトはかなわなかった。
この大会には、人力プロペラ機部門に11チーム、滑空機部門に17チームが出場している。4月の発表時点では、それぞれ13チームと18チームの出場が見込まれていた。大会公式Xは「大会2日目のLIVE配信は強風の影響で、競技の続行が不可能と判断し、途中で中止となりました」と伝え、大会の様子は9月2日の放送で楽しんでほしいと呼びかけている。
天候に阻まれた大会は過去にもあり、2019年の第42回大会では台風の影響で人力プロペラ機部門の一部が飛べなかった。
重い出来事は、大会が始まる前にも起きている。7月6日、第48回大会のプラットホーム建設工事中に作業に当たっていた男性が事故で亡くなり、読売テレビは公式サイトで「尊い命が失われたことに対し、一同、心より哀悼の意を表するとともに、ご遺族の皆様にお悔やみ申し上げます」と伝えたうえで、安全対策の総点検に入った。
工事では安全帯監視員の配置、落下防止対策の徹底、プラットホーム上への落下防止網の設置を打ち出し、大会期間中も安全監視員を置いて、要注意エリアの見える化と落下防止ネットの追加に踏み切っている。同社は、安全の確保に終着点はないとして、今後も見直しを続ける考えを示した。大会初日は競技のスタート前に黙とうがあり、プラットホームには防護柵と防護ネットが新たに設けられている。
全フライトはYouTubeで生配信 3時間で何を見せるのか
大会当日は番組公式YouTubeチャンネルで全フライトが生配信され、各チームの地元局のアナウンサーが「スペシャルサポーター」となって湖畔の応援団をリポートした。中京テレビの仲川晴斐アナウンサーは、名古屋大学 AirCraftに密着している。
人力プロペラ機部門では、一部の機体のコックピットにリアルタイムのオンボードカメラが積まれ、パイロットの表情や息づかいが会場のモニターと生配信の画面に映し出された。
この大会がどんな存在かと問われた羽鳥は、ドキュメンタリーだと答えている。
「大学生は3年生が主力なので、大学生は1年間じゃなくて3年間の思いをその1日1瞬にぶつける。社会人の人は学生時代にやり残したことなんかもその日にぶつけるっていうところなので、最高のドラマを見せてもらってるなと毎年思います。」
風に阻まれ、飛べずに終わったチームもいた。飛んだチームがどこまで記録を伸ばしたのかは、9月2日の3時間で明らかになる。アニメの後編は9月5日午後6時から。コナンと鳥人間が並ぶ夏の企画は、そこで一区切りを迎える。
[文/構成 by MEDIA DOGS編集部]







































































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