八村塁はなぜ韓国戦を欠場したのか コンディション調整という理由と16日のロスター12人

時間がない人向けの30秒で理解ゾーン
日本バスケットボール協会は8月16日、有明アリーナで行われる男子日本代表と韓国代表の一戦を前にロスターを発表した。前日の試合で2年ぶりに代表復帰し22得点を挙げた八村塁(28)は、コンディション調整のため外れた。西田優大(27)、富永啓生(25)も体調を理由に欠場し、この日のロスターは12人となった。
八村欠場はコンディション調整のため
JBAは16日、韓国代表戦を前に登録メンバーを発表し、八村について「コンディション調整のため欠場する」と明記した。負傷ではなく、あくまで調整が目的だった。八村塁=ロサンゼルス・クリッパーズ=は、来日して代表活動に合流していた。
西田優大(27)=シーホース三河=と富永啓生(25)=レバンガ北海道=の欠場も同時に発表となった。理由はいずれも体調不良だった。富永は前日15日の試合の第3クオーター、相手選手と接触して鼻を負傷し、タオルを鼻に当ててベンチへ退く場面があった。
2年ぶり代表復帰、前日は22得点の活躍
八村が欠場した16日の一戦は、韓国との2連戦における2試合目に当たる。JBAは8月14日の時点でこの2連戦に向けた15人のロスターを発表していたが、渡邊雄太と渡邉飛勇はすでに欠場が決まっていた。渡邊は体調不良によりチームに帯同しながらも両日とも出場を見送り、渡邉は体調不良でチームを離れる判断となっていた。
初戦となった15日の「買取大吉カップ2026」で、八村は先発出場を果たした。2024年のパリ五輪以来、746日ぶりとなる代表戦復帰。国内での代表戦出場に限れば、約5年ぶり(1840日ぶり)だった。開始15秒でミドルシュートを沈め、直後に3点シュートも成功。第3クオーターにはブザービーターも決め、23分40秒の出場で22得点。両チーム最多の数字となった。ともに先発した河村勇輝(25)=ロサンゼルス・クリッパーズ=も12得点6アシストと結果を残し、日本は88-68で韓国を下した。世界ランキング22位の日本が57位の韓国を相手に、力の差を見せつける結果だった。
日本代表を率いるのは、今年2月に就任した桶谷大監督だ。桶谷は就任会見で「世界最高峰で戦っている最高の選手」と八村を評し、世界と戦う上でその力が欠かせないと語っていた。15日の22得点は、その言葉を裏付ける内容だった。
会見で語った思いと16日の12人
八村は15日の試合後、代表復帰の心境を率直に語った。
こうして皆さんの前でまたプレーすることができてうれしいです
出だしから積極的に仕掛けた理由については「アグレッシブにプレーで引っ張っていこうと思ったので、出だしはそういう風にできたので良かった」と説明する。ベテランとしての自覚にも触れ、「僕らも東京五輪からずっとやってきている中で若い子たちも入ってきた。僕もベテランの域に入るので教えながら日本のバスケを強くするというのは僕らの責任と思っている。それを考えながらやっている」と続けた。最終予選に向けては「コーチ陣含めてみんなで日本一丸となって戦っていきたい」と話す。
16日は欠場が決まっていたものの、八村は試合前のシュート練習に姿を見せた。動きに問題のない様子でボールを操ると、会場からは大きな歓声が起きた。
この日のロスターは12人。齋藤拓実や富樫勇樹といったベテランガード陣に加え、ジェイコブス晶や川島悠翔ら海外の大学でプレーする若手も名を連ねた。
| 背番号 | 選手名 | ポジション | 年齢 | 所属 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 齋藤拓実 | PG | 31 | 名古屋ダイヤモンドドルフィンズ |
| 2 | 富樫勇樹 | PG | 33 | 千葉ジェッツ |
| 4 | ジェイコブス晶 | SF | 22 | フォーダム大学 |
| 5 | 河村勇輝 | PG | 25 | ロサンゼルス・クリッパーズ |
| 14 | 狩野富成 | C | 24 | 東京サンロッカーズ |
| 18 | 馬場雄大 | SF | 30 | 長崎ヴェルカ |
| 24 | ジョシュ・ホーキンソン | C/PF | 31 | 東京サンロッカーズ |
| 25 | 川島悠翔 | PF | 21 | シアトル大学 |
| 32 | シェーファーアヴィ幸樹 | PF | 28 | 仙台89ERS |
| 33 | 佐々木隆成 | PG | 30 | 三遠ネオフェニックス |
| 64 | 高島紳司 | SG | 25 | 宇都宮ブレックス |
| 91 | 吉井裕鷹 | SF | 28 | 茨城ロボッツ |
気遣いと最終予選への期待が広がる
八村の欠場が伝わると、SNS上ではファンから反応が広がった。連戦の2戦目での欠場は無理をさせない判断として好意的に受け止められている。負傷した富永を気遣う投稿も見られ、欠場そのものより8月下旬に控える最終予選への期待を語る声が目立った。万全な状態で予選に臨んでほしいという願いは大きい。
27日サウジ、31日カタール戦へ
この韓国戦2試合は、いずれもFIBAバスケットボールワールドカップ2027アジア地区予選のWindow4、通称・最終予選に向けた強化試合という位置付けだった。日本は8月27日にアウェーでサウジアラビアと対戦し、31日には東京・TOYOTA ARENA TOKYOでカタールを迎え撃つ。この2試合を勝ち抜けば、日本は本大会出場に大きく近づく。
八村が16日に休養を選んだのは、この最終予選に万全な状態で臨むためだ。開幕まで2週間を切る中、コンディションを最優先する判断がチーム全体に貫かれている。
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[文/構成 by スポーツライター 久遠(KUON)]







































































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