吉田麻也、米国の永住権取得をLAギャラクシー発表 帰化ではなく現在も日本国籍、MLSで国内枠に

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米LAギャラクシーは現地時間7月16日(日本時間17日)、DF吉田麻也(37)がアメリカの永住権(グリーンカード)を取得したと発表した。帰化ではなく、日本国籍を維持したままの取得だ。MLSの規定上は国内選手として扱われることになり、チームの外国人選手枠から吉田が外れる。
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永住権取得、帰化とは別物
LAギャラクシーは現地時間16日、公式に吉田の永住権取得を明らかにした。取得したのはグリーンカードと呼ばれる米国の永住権で、就労や居住に期限の制約がなくなる資格だ。
帰化は出身国の国籍を放棄し、取得国の国民になる手続きを指す。永住権はそれとはまったく別物で、国籍はあくまで日本のまま変わらない。吉田は日本国籍を持ち続けており、今後も日本代表としてプレーする資格を失うことはない。
MLSの規定では、グリーンカード保有者は外国籍選手ではなく国内選手として扱われる。この結果、吉田はLAギャラクシーの外国人枠から外れることになった。
欧州3リーグを渡り歩いた守備の要
吉田は長崎県出身、1988年8月24日生まれ。名古屋グランパスでプロデビューし、2010年にオランダのVVVフェンロへ移籍した。2012年からはイングランドのサウサンプトンでレギュラーを確保し、その後イタリアのサンプドリア、ドイツのシャルケでもプレーしている。欧州主要リーグを渡り歩いた経験は、日本人DFとしては数少ないキャリアだ。
2023年8月、シャルケを離れてLAギャラクシーに加入した。翌2024年はキャプテンとしてチームを率い、決勝でニューヨーク・レッドブルズを2-1で下し、史上最多となる10年ぶり6度目のMLSカップ制覇に導いた。この活躍でLAギャラクシーの年間最優秀DF賞も受賞している。契約は2025年1月に延長され、2026シーズン終了までの在籍が決まっていた。MLSでは通算85試合に出場し、6得点を記録している。チームには2024年1月に川崎フロンターレから加入した元日本代表DF山根視来もおり、吉田とともにLAギャラクシーの守備を支えている。
日本代表でも主将経験は豊富だ。2012年のロンドン五輪ではオーバーエージ選手としてキャプテンに指名され、4位入賞に貢献した。その後も2019年のアジアカップ、2022年のカタールW杯でキャプテンを務めた。今年5月31日には北中米W杯を控えた壮行試合(キリンチャレンジカップ2026・アイスランド戦)に約3年半ぶりに招集されて先発し、37歳280日での出場は日本代表の年長出場記録で歴代5位、主将を務めた回数は歴代5位の43回となった。この試合の出場で代表通算127試合(歴代3位)に到達している。その後は北中米W杯にもサポートプレーヤーとして帯同したが、日本は現地時間6月29日(日本時間30日未明)の決勝トーナメント1回戦でブラジルに1-2で逆転負けし、16強入りはならなかった。
外国人枠から外れる仕組みとは
MLSは1チームあたり基本8人までという外国人選手枠(インターナショナル・ロースタースロット)を設けている。この枠はクラブ間でのトレードが可能で、資金力のあるクラブが他クラブから枠を買い取る取引も珍しくない。外国籍選手の人数を制限する仕組み自体は、日本のJリーグをはじめ世界の多くのサッカーリーグに共通する。
吉田がグリーンカードを取得したことで、チームは吉田に枠を割く必要がなくなった。空いた枠は新たな外国籍選手の獲得に充てたり、他クラブへ売却したりする選択肢が広がる。実際にLAギャラクシーは今季、オースティンFCから2026年分の外国人枠を24万ドルの一般配分金(GAM)と交換で獲得しており、枠そのものが移籍市場で取引される資産になっている。移籍市場での存在感が大きいクラブにとって、補強戦略の柔軟性が増す意味は小さくない。
驚きと寂しさが入り交じる反応
発表を受け、SNSでも反応が広がった。永住権取得という決断そのものへの驚きの声がある一方、吉田が今後も長くアメリカでプレーを続けるとみられることから、将来的な国内クラブへの復帰を期待していたファンから残念がる声も見られた。
国籍は変わらず、現役続行の基盤に
今回の永住権取得は、あくまでプレー環境と選手編成上の扱いを変えるものであり、国籍や日本代表資格には影響しない。37歳になった吉田にとって、ビザの更新や就労資格を心配せずアメリカでの現役生活を続けられる基盤が整った。
契約は2026シーズン末までで、その後の去就は明らかになっていない。ただ、外国人枠を空けたことで、チームにとっての吉田の価値はむしろ高まったとも言える。長崎から名古屋、オランダ、イングランド、イタリア、ドイツ、そしてアメリカへ。守備の要としてキャリアを積み重ねてきた吉田の次の一歩に注目が集まる。
北中米W杯でのサポート役を終え、ロサンゼルスでの日常に戻った吉田が今シーズン残りをどう過ごすのか。永住権という新たな立場を得た37歳の生き方に、今後も注目が続きそうだ。
[文/構成 by スポーツライター 久遠(KUON)]






























































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