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周東佑京が左膝裏を痛めロッテ戦9回で途中交代 本人は「大きい感じではない」と軽傷強調、13日に検査

周東佑京が左膝裏を痛めロッテ戦9回で途中交代 本人は「大きい感じではない」と軽傷強調、13日に検査

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ソフトバンクの周東佑京(30)が9月12日、みずほPayPayドームでのロッテ戦の9回に左膝裏を痛め、途中交代した。9回2死一、二塁でロッテ・西川史礁の打球に飛び込んだ際、スパイクが人工芝に引っかかったという。本人は取材に軽傷を強調し、13日に病院で検査を受ける。

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9回2死、スライディングキャッチの一瞬に何が起きたか

試合はソフトバンクが5-4でロッテを下した。前夜11日の同カード初戦も11-1の大勝で、2位西武の敗戦も重なり優勝マジックを9に減らしたばかりだった。この日も1回にロッテの先制ソロを許したが、栗原陵矢の適時打で逆転し、3回には近藤健介の2ランと牧原大成の適時打で加点。今季加入した新外国人右腕のラトリッジは5回を1失点にまとめ、来日後初めての白星をつかんだ。

流れが変わったのは9回だった。ロッテは2死から一、二塁とし、西川が右中間へ打球を放つ。中堅を守っていた周東がスライディングキャッチに飛び込んだが、わずかに届かず、スパイクが人工芝に引っかかって左膝裏をひねった。打球は捕れずに転がり、2点適時二塁打となる。5-2としていたリードは、この一打で5-4の1点差まで縮まった。

周東はその場で左膝付近を押さえてうずくまり、動けなくなった。球団スタッフが駆け寄る中、自力で歩いてベンチへ下がっている。守護神の杉山一樹がその後を投げ切り、今季31セーブ目でソフトバンクの逃げ切りを締めくくった。この日は同一カードの2連戦目で、13日にも同じみずほPayPayドームでロッテと対戦する。

「情けない」「杉に申し訳ない」周東が明かした胸中

試合後、周東は負傷そのものよりもプレーを悔やんだ。スポニチアネックスの取材に「あんな打球も捕れないなんて情けない」と話した。西スポWEB OTTO!の取材に「けがどうこうよりもあんな打球を捕れなかった。杉(山一樹)に申し訳ない」と、抑えを託した杉山への思いを口にしている。

なぜここまで悔しさをにじませたのか。俊足と広い守備範囲を持ち味とする周東にとって、捕れたはずの打球を落とした事実は、負傷そのもの以上に受け入れがたかったのだろう。

膝の状態については、スポーツ報知の取材に「大きい感じではない。今まで散々ケガしてきたから分かる。長引くとかはない雰囲気」と説明し、軽傷であることを重ねて強調した。自力でベンチに戻れたことも、深刻な負傷ではないという本人の説明を裏付けている。

小久保裕紀監督も、周東の様子を気にかけた一人だ。Full-Countの取材に「大事に至らなければいいですけどね。これから確認したいと思います」と話し、心配そうな表情を見せたという。

盗塁王が守り抜いてきた今季28盗塁

周東は1996年2月10日、群馬県太田市生まれ。2017年度の育成選手ドラフト2位でソフトバンクに入団し、俊足を武器に代走からキャリアを積み上げてきた。2020年に50盗塁で初めて盗塁王のタイトルを手にすると、その後も2023年から2025年にかけて3年連続でタイトルを獲得し、通算4度の盗塁王となっている。2024年、2025年には外野手部門のゴールデングラブ賞とベストナインをそれぞれ2年連続で受賞し、代走からセンターのレギュラーへと立場を変えてきた。

関連記事:周東佑京、50m5.7秒の盗塁王がWBC2026で担う役割とは 神走塁の代走からセンタースタメンへの進化

今季は9月12日時点で123試合に出場し、打率.277をマークしている。本塁打4、打点38に加え、盗塁28はリーグトップの数字だ。チームの消化試合数128に対して欠場は5試合ほどにとどまり、守備でも走塁でも計算できる存在として、ソフトバンクの3年連続リーグ制覇に向けた戦いを支えてきた。俊足を生かした走塁は「神走塁」とも称され、2026年3月のWBCでは侍ジャパンの一員として、1次ラウンドのチェコ戦に「7番・中堅」で先発出場し、8回に3ランを放った。

13日の検査結果とホークスの残り試合への影響

ソフトバンクはこの日の勝利で優勝マジックを8とした。2位の西武に7.5ゲーム差、3位の日本ハムには10ゲーム差をつけており、独走に近い状況だ。レギュラーシーズンは143試合制で、ソフトバンクの残りは15試合となる。優勝への準備を進める終盤戦で、主力の離脱は避けたいところだろう。

外野には正木智也や柳田悠岐、栗原陵矢ら守れる選手もそろうが、周東の俊足と守備範囲を埋め合わせるのは簡単ではない。残り試合が少なくなるほど、1人の離脱がもたらす影響は大きくなる。

周東は13日に病院で精密検査を受け、患部の状態を確認する。長引かない見立てが本人の言う通りなら、大きな影響は出ないはずだ。一方で、検査で異常が見つかれば、登録抹消となる公算もある。

小久保監督が心配そうな表情を見せた背景には、終盤戦を戦う上での不安がにじむ。検査結果を待ってから、今後の起用が固まりそうだ。

[文/構成 by スポーツライター 高瀬翔吾]

寄稿者

高瀬翔吾
Webメディアでスポーツ、エンタメ、時事ニュースなど、累計数千本の記事制作に携わってきたスポーツ系ライター。野球分野では、プロ野球の試合結果や選手の記録をはじめ、MLB、高校野球、ドラフト、移籍、契約更改などの記事を継続的に担当。数字や公式記録を基に情報を整理する記事を得意としており、結果を伝えるだけでなく、その記録が持つ意味や、選手・球団を取り巻く背景までわかりやすく解説することを心がけている。主な執筆分野は、プロ野球、MLB、高校野球、侍ジャパン、ドラフト、移籍情報。

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