「都市伝説解体センター」、千葉県警察とコラボ 行政機関との連携は初、TGS2026一般公開日に各日先着400枚のクリアファイル配布

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集英社ゲームズは9月3日、ミステリーアドベンチャーゲーム「都市伝説解体センター」と千葉県警察のコラボレーションを発表した。行政機関との協力は今回が初めて。ネット上の偽情報・誤情報への注意喚起が狙いだ。東京ゲームショウ2026の一般公開日、幕張メッセの警察ブースで記念クリアファイルを配る。
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千葉県警と初コラボ、ネットの偽情報に警鐘
発表は9月3日正午。都市伝説や怪異、ネット上の噂を調べるミステリーアドベンチャー「都市伝説解体センター」を発売する集英社ゲームズが、千葉県警察との協力を明らかにした。ゲームの発売以来、省庁や自治体といった行政機関と手を組むのはこれが初めてとなった。
コラボの柱は、インターネット上に広がる偽情報・誤情報への注意喚起にある。都市伝説の”真偽を確かめる”というゲームのテーマと、ネットリテラシー向上を掲げる千葉県警の取り組みが重なった。記念のオリジナルクリアファイルは、東京ゲームショウ2026の会場で配布される。
警察職員がクリアしてファンに、コラボの舞台裏
「都市伝説解体センター」は、都市伝説や怪異、呪物を調べる架空の機関を舞台にしたアドベンチャーゲーム。主人公は”変なモノが視える”体質に悩む女子大生・福来あざみで、センター長の廻屋渉とともに、SNS上の情報収集と探索を組み合わせて依頼を解決していく。開発を手がけるのはゲームクリエーターチームの墓場文庫で、発売元は集英社ゲームズ。2025年2月13日にNintendo Switch、プレイステーション5、Steamで発売され、2026年3月にはスマートフォン版も加わった。
墓場文庫と集英社ゲームズの協力関係は、2021年のGoogle Play Indie Games Festival受賞がきっかけだった。「集英社と組むことでしかやれないミステリーを」という提案から企画が動き出し、墓場文庫のハフハフ・おでーん氏が複数の案を出したうえで本作が選ばれた経緯がある。前作「和階堂真の事件簿」ではキャラクターの表情が伝わりにくいという課題があり、本作ではバストアップの描写やアニメーションを大幅に増やして改善した。プレイヤーがSNS上の大量の書き込みを読み込んで手がかりを探す”SNS調査”パートも、試遊イベントでの反応を踏まえて作り込まれた。
コラボが生まれた経緯について、インサイドの報道によれば、集英社ゲームズの森通治氏が自身のXで明かしている。千葉県警の職員が実際にゲームをプレイしてクリアし、大ファンになったことが協力の呼びかけにつながったという。話を聞いた瞬間は「え?警察?本物?良いの?だってアレがアレでアレだよ?」と驚いたという。
解体ポーズのシーポック、限定デザイン
クリアファイルのイラストを手がけたのは、墓場文庫でグラフィッカー(グラフィックデザイナー)を務めるハフハフ・おでーん氏。描かれているのは、千葉県警察のマスコットキャラクター「シーポック」だ。都市伝説解体センターのロゴになぞらえ、シーポックが”解体”のポーズをとる姿と、ゲームの世界観に合わせたドット絵の2パターンが用意された。
シーポックはイルカをモチーフにした千葉県警の公式マスコットで、平成2年9月に初めて登場した。青い体に菜の花色の足、胸には「千葉ポリス」と「市民と警察」の頭文字を重ねた”CP”のロゴをつける。誰からも信頼され、親しまれる県警でありたいという願いを込めたキャラクターで、県内の警察施設や広報誌、キャンペーン会場に長く登場してきた。
クリアファイルが配られる東京ゲームショウ2026は、主催の一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会(CESA)にとって開催30周年の節目だ。例年、一般公開日は多くの来場者で混雑し、試遊できるタイトルが限られてきた。今回は公開日を1日増やし、初めて5日間の会期とすることで混雑の緩和を図る。来場者数の見込みは30万人。
会場は幕張メッセの9〜11ホールに設けられる警察ブースで、一般公開日にあたる19日、20日、21日の3日間、クリアファイルを先着順で受け取れる。枚数は各日400枚に限られており、3日間の合計では最大1200枚となる。ブースには、コラボレーション映像を流すデジタルサイネージも設置される予定。詳細は集英社ゲームズの公式Xで順次発表される。
映像公開など今後の展開は公式Xで
“ネット上の真偽を見極める”という作品の世界観を、注意喚起という啓発活動に重ね合わせたのが今回のコラボレーションだ。ゲームのテーマと、県警が掲げるネット防犯の取り組みが噛み合った。
集英社ゲームズは、ゲーム事業を専業で手がけるため2022年2月に集英社の子会社として設立された。漫画原作のIPを生かした開発と並行し、墓場文庫のような少人数のクリエイターチームとのタイトルづくりにも力を入れる。今回のコラボは、そうした取り組みが行政機関との協力に結び付いた一例となった。
集英社ゲームズは、コラボレーション映像や関連情報を今後も公式Xで順次公開するという。東京ゲームショウ2026は9月17日に開幕し、一般公開日にあたる19日から21日の3日間、幕張メッセの警察ブースでクリアファイルが配られる。
[文/構成 by ゲーム担当ライター ミナセ]

















































































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