sakkkiとは何者か BreakingDownで戦うラッパー、RIZIN出場を巡り溝口勇児氏とXで応酬

時間がない人向けの30秒で理解ゾーン
sakkki(サキ)は、1分間最強を決める格闘技イベント「BreakingDown(ブレイキングダウン)」に出場してきた、愛知県豊川市出身のラッパーだ。2026年11月5日、RIZINへの出場を巡ってBreakingDownのCOO(最高執行責任者)、溝口勇児氏とXで言い合いになった。溝口氏は「会場をぶっ壊しに行く」という言葉を問題にし、脅迫を続けるなら刑事告訴を含む法的対応を取ると書いた。sakkkiは「脅迫じゃありません」と反論している。
sakkkiは何者か 2026年にシングル「KKK」を出したラッパー
sakkkiは「サキ」とも表記される。Xのアカウントは@sakkki34で、2023年7月から使い、フォロワーは11月5日時点で約8200人。自己紹介欄には「KKK」の文字に続けて「個人 孤立 孤独」と並べ、リンク先には自身のシングルを置いている。
そのシングルが「KKK」だ。Apple Musicでは2026年10月14日に配信が始まり、3曲、合わせて約6分の短い1枚になる。格闘技で知られるようになった今も、Xのプロフィールではまず音楽を前に出している。
ニュースサイトのcokiは、「喧嘩ラッパー」で、地下からのたたき上げとしてBreakingDownの本戦に定着したと紹介し、「豊川のトラブルメーカー」と呼ばれてきたと伝えた。本名や年齢は、運営の発表や大手報道では確認できない。
BreakingDownでの戦績 白川陸斗との因縁戦は判定0-5
BreakingDownの本戦では、2024年6月2日のBreakingDown12で井上力斗に判定5-0で勝った試合が報道で確かめられる。報道や大会の記録で確かめられた主な試合は次のとおり。
| 時期 | 大会と結果 |
|---|---|
| 2024年6月 | BreakingDown12、 |
| 2025年5月 | DEEPの大会でヒザ蹴りの反則により負け |
| 2025年7月 | BreakingDown16で竜との対戦が組まれる |
| 2026年1月 | BreakingDown18.5、 |
| 2026年3月 | BreakingDown19、 |
| 2026年9月 | BreakingDown21の尾田優也戦が前日に中止 |
因縁の始まりは他団体での反則負けだった。デイリースポーツによると、その反則を格闘家の白川陸斗(BreakingDown19には「白川ダーク陸斗」の名で出場)にとがめられたsakkkiが怒り、白川との対戦を求めた。BreakingDown18のオーディションでは、白川がスパーリングを受けて立ったのに、sakkkiは応じなかったという。
流れが動いたのは2026年1月24日。BreakingDown18.5でメカ君にキックルールで判定3-0の勝利を収め、白川への挑戦権を手にした。ゴング格闘技によると、試合後に白川を呼び込み、「BreakingDownでは俺の方が先輩なんだよ」とあおった。
決着の舞台は3月20日、愛知・IGアリーナでのBreakingDown19。名古屋と大阪の対抗戦に組まれ、MMAルール(1分3ラウンド)で白川ダーク陸斗と向き合った。3ラウンド目は頭を下げてパンチを連打し、白川の頭が上がる場面もあったが、判定は0-5。勝ち名乗りは白川が受けた。
通算の勝敗は、まとめる媒体によって数字が食い違い、運営の公式な数字も見当たらない。
RIZIN出場を巡る応酬 溝口氏「法的対応を徹底的にやる」
11月5日の言い合いは、未明の投稿から始まった。午前3時5分、sakkkiは別の投稿を引用して次のように書き込んだ。
「愛想が尽きた?俺は生活もあるからRizinに出たいってラインして断ったのに? 愛想が尽きた?あん時3回は聞いたよな 本当に生活もあるので俺ライジンに出たいから今回はキャンセルでお願いしますって 首脳陣で話し合った結果3回もなしにしてきたのはおまえらだろ」
生活のためにRIZINに出たいと伝えたのに、運営側が3回とも認めなかった、という主張だ。引用された元の投稿は5日昼の時点で表示されず、「愛想が尽きた」と書いたのが誰なのかは確かめられない。この投稿の表示は26万回を超えた。
午前8時34分には、格闘技の話題をまとめるXアカウントが、sakkkiの一連の投稿を「溝口勇児を非難する」内容として整理した。そこでは「会場ぶっ壊してやるって決めた」という言葉や、溝口氏を名指しで「うそつき」と呼んだことも紹介されていた。
これに反応したのが溝口氏だった。12時7分、このまとめ投稿を引用して長文を投稿する。冒頭の「こいつ」は、sakkkiの発言をまとめた投稿を引用していることから、sakkkiを指している。
こいつ、いつまでもうるせぇな。物事を自分の都合よく解釈しすぎなんだよ。
— 溝口勇児 | YOAKE Group CEO (@mizoguchi_yuji) November 5, 2026
BreakingDownのトップファイターでもなければ、実績や話題性や人気もねぇこいつが、なんでRIZINに出られるのが当然だと思ってんの
毎日、身を削りながら練習してるプロ格闘家に失礼だから、二度と口にすんなよ。
あと「会場をぶっ壊しに行く」?
おまえ、さすがに一線を越えてるからな
これ以上、脅迫を続けるなら、刑事告訴を含めた法的対応を徹底的にやる。これまでは良いやつだった頃のおまえを覚えてるから、多少なりとも同情はあったけど、スタッフやお客様を危険にさらす発言まで見過ごすつもりはないから
おまえが逮捕されたり、人に迷惑をかけたり、運営にウザ絡みを続けるから、信用を失ってんだよ。身から出たサビまで人のせいにするな。そんなやつを誰が応援したいと思うんだよ
そもそも、自分の生活は自分でまともに働いてなんとかしろよ。
騒いで脅せば振り向いてくれる、誰かが面倒を見てくれると思うなよ。甘えんな
溝口氏はまず、RIZINに出られて当然と考えている点を批判した。「BreakingDownのトップファイターでもなければ、実績や話題性や人気もねぇこいつが、なんでRIZINに出られるのが当然だと思ってんの」と書き、毎日練習しているプロ格闘家に失礼だとした。
続けて問題にしたのが「会場をぶっ壊しに行く」という言葉だった。
「これ以上、脅迫を続けるなら、刑事告訴を含めた法的対応を徹底的にやる。これまでは良いやつだった頃のおまえを覚えてるから、多少なりとも同情はあったけど、スタッフやお客様を危険にさらす発言まで見過ごすつもりはないから」
同じ投稿で溝口氏は「おまえが逮捕されたり、人に迷惑をかけたり、運営にウザ絡みを続けるから、信用を失ってんだよ」とも書いた。逮捕の時期や容疑は書かれておらず、警察の発表や大手報道も確認されていない。
この投稿の表示は、5日午後の時点で21万回を超える。6分後の12時13分、溝口氏は「もう俺たちは一切言及しないから」と追加で投稿し、BreakingDownの選手たちにもsakkkiを甘やかさないよう呼びかけた。
sakkkiの反論は13時1分だった。
「脅迫じゃありません。 会場ぶっ壊すと決めたのはね17のオーディションであなたが俺におめぇだせぇんだよってラッパーなら格好つけたいんだろ? だったらやれやくらいであなたも俺に脅迫してきた時ですよ怖かったです。」
「会場ぶっ壊す」と決めたこと自体は認めつつ、きっかけはBreakingDown17のオーディションで溝口氏から言われた言葉だ、という主張になる。2分後には溝口氏やBreakingDown公式などのアカウントを並べ、「俺は脅迫なんてしてませんよ 興味すらありません かかわりたくもありません」と重ねた。その後も溝口氏を批判する投稿を続けている。
試合中止とかじやん氏の主張 これまでの騒動
sakkkiを巡っては、この秋、ほかにも出来事が続いていた。
BreakingDown公式Xは9月18日、翌19日の北海道大会BreakingDown21で予定していた「尾田優也 vs sakkki」の中止を告知した。理由は示されなかった。
10月28日には、名古屋・錦のバーの元経営者だというかじやん氏が、店内の映像を添えてsakkkiに弁償を求める投稿をXに出した。翌29日には、9月14日に現行犯逮捕され、20日ほどで釈放されたとも主張している。いずれもかじやん氏の主張で、警察や運営からの発表はなく、逮捕を伝える大手報道も見当たらない。詳しくはBreakingDown・sakkkiに「弁償して」 錦のバーの元経営者というかじやん氏がXで店内映像、逮捕は公式発表なしでまとめている。
sakkkiのRIZIN出場について、RIZIN側の発表は見当たらない。溝口氏は「一切言及しない」と区切りをつけており、BreakingDownからsakkkiの次の試合の発表も見当たらない。
[文/構成 by ライター ミヅキ]








































































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