村上宗隆のホワイトソックスが5年ぶりポストシーズン進出 「4番・一塁」で先発、敵地でロイヤルズに快勝

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ホワイトソックスが現地9月24日(日本時間25日)、敵地カンザスシティでロイヤルズを9-1で下し、2021年以来5年ぶりのポストシーズン進出を決めた。村上宗隆(26)は「4番・一塁」で先発し、4打数1安打1打点1四球。2年以上続けて100敗したチームがポストシーズンに進むのは、メジャー史上初めてとなった。
敵地で9-1、ワイルドカード圏を確定させた一戦
試合はカウフマン・スタジアムで現地時間午後1時10分に始まった。勝てばポストシーズン進出が決まる状況で、ホワイトソックス打線は初回から動く。ミゲル・バルガスの適時打、アンドリュー・ベニンテンディの犠牲フライ、トリスタン・ピータースの適時打で3点を先取した。
2回はバルガスの2打席連続適時打などで3点を加え、6-0。4回にはカイル・ティールが中堅へ5号ソロを放ち、ピータースの内野ゴロの間にもう1点を奪った。ロイヤルズ先発のランディ・ドブナックは自らの失策2つも響き、1回1/3で6失点(自責点4)と崩れている。
ロイヤルズは4回裏、サルバドール・ペレスの20号ソロで1点を返すのがやっと。5回にベニンテンディが押し出し四球を選び、ホワイトソックスは9-1とした。先発デビッド・サンドリンは6回5安打1失点、7奪三振で3勝目を手にし、7回以降はワスカル・ブラゾバン、タイラー・デービス、トレバー・リチャーズの3投手が無失点でつないだ。
この勝利でホワイトソックスは82勝77敗。地区優勝を逃しても、ア・リーグのワイルドカード3枠のいずれかで出場できることが確定した。
村上は2回に打点、4回に中前打
村上の第1打席は初回無死一、三塁で空振り三振だった。流れを取り戻したのは2回。無死一、三塁で二塁へのゴロを打ち、その間に三塁走者ティールが生還する。一塁走者バルガスは二塁で封殺されたものの、この1点が5試合連続の打点となった。
4回は無死一塁から中堅へ鋭いライナーを運び、3試合連続安打。5回は2死一、二塁で四球を選び、次打者ベニンテンディの押し出しにつなげた。7回の第5打席は空振り三振に倒れている。
この試合を終えた時点の今季成績は124試合で打率.204、33本塁打、74打点。92四球を選んで出塁率は.348、OPSは.815となった。33本塁打はチームメートのバルガス、ブルージェイズの岡本和真と並ぶア・リーグ5位タイ。一方で三振は192を数える。
121敗の球団が2年で変わった
2024年のホワイトソックスは41勝121敗。近代メジャーで最多の敗戦数だった。2023年の61勝101敗、2025年の60勝102敗と合わせ、3年連続の100敗以上。2021年にア・リーグ中地区を制して以来、ポストシーズンから遠ざかっていた。
そこへ加わったのが村上だった。ヤクルトからポスティングシステムでメジャー移籍を目指し、現地2025年12月21日にホワイトソックスと2年総額3400万ドルで契約した。2022年に史上最年少で三冠王となり、日本選手最多のシーズン56本塁打を放った長距離砲が、再建途中の球団を選んだ。
メジャー1年目は開幕から3試合連続本塁打と走り出し、4月には5試合連続本塁打もマークした。現地5月27日には20号に到達する。だが5月30日、右太もも裏の肉離れで故障者リストに入り、約1カ月半にわたって戦列を離れた。
7月10日に復帰すると、直後のオールスターゲームにア・リーグの一員として出場した。
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現地8月14日には27号を放ち、ドジャースの大谷翔平と並んで日本人選手の本塁打数トップに立った。チーム本塁打は昨季の165本から、この試合を終えて204本まで増えている。村上、バルガス、コルソン・モンゴメリーの3人が30本塁打を超え、打線の軸を担う。
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シャンパンファイトで村上が語ったこと
試合後のクラブハウスでは、ウィル・ベナブル監督の音頭でシャンパンファイトが始まった。ずぶぬれになった村上は「最初は、すごい弱いチームに入ったとか色々言われましたけど、こうしてすごいいいチームメートと一緒にこういう最高な気分を味わえてうれしく思います」と笑顔を見せた。
地区優勝についても、狙っているのはチーム全員が同じだと話し、もう一度みんなで喜びたいと意気込んだ。
ベナブル監督はMLB公式サイトの取材に、選手たちが自分自身と互いを信じる気持ちを持ち続けてきたと語った。ヤンキー・スタジアムやリグレー・フィールドの満員の敵地でも、その姿勢は崩れなかったという。121敗した2024年シーズンの終盤から残る野手は、ベニンテンディとバルガスの2人だけ。バルガスは長い道のりだったからこそ、この瞬間を一層楽しめると喜んだ。
残り3試合、ガーディアンズと地区優勝を争う
ポストシーズン進出は決まったが、ア・リーグ中地区の優勝はまだ決まっていない。首位ガーディアンズは83勝76敗で、ホワイトソックスは1ゲーム差の2位。ガーディアンズも同じ日にポストシーズン進出を確定させた。
残りはともに3試合。ホワイトソックスは現地9月25日から本拠地でロッキーズとの3連戦に臨み、ガーディアンズは敵地カンザスシティでロイヤルズと3試合を戦う。地区優勝か、ワイルドカードか。その行方は、レギュラーシーズン最後の週末に決まる。
メジャー1年目で初めて立つポストシーズンの舞台。4番に座る村上のバットが、5年ぶりの10月に挑むチームの行方を左右する。
[文/構成 by スポーツライター 高瀬翔吾]










































































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