アンナチュラル韓国版、少女時代ユナが主演に決定 石原さとみが演じた法医解剖医役に挑戦

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少女時代のユナが、2018年のTBSドラマ「アンナチュラル」の韓国版に主演する。9月18日、tvNが出演確定を発表した。演じるのは法医解剖医のソン・ドウンで、原作で石原さとみが担った主人公にあたる役だ。放送は2027年、韓国のケーブルチャンネルtvNで予定される。
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死因不明の遺体と向き合うソン・ドウン役
発表があったのは9月18日の朝だった。tvNの新ドラマ「アンナチュラル」(仮題)が、少女時代のメンバーで俳優のユナを主人公に迎える。韓国での表記はイム・ユナ。作品は国立科学捜査研究院の付属機関という設定の架空の解剖・鑑定機関U.D.Iを舞台にし、そこに所属する法医学者が不自然な死の裏に隠れた事件の真相を突き止めていくミステリー医療ドラマだ。
U.D.Iは「Unnatural Death Investigation」の頭文字から取られている。ユナが演じるソン・ドウンは、このU.D.Iセンターの法医官。制作側の説明によれば、落ち着いて冷静に見える外見の下に、誰よりも深い憐れみと執念を抱えた人物だという。解剖台に上がる遺体がどのような状態でも動じず、鋭い視線で解剖を進め、必ず真実を突き止める。その執念の奥には、亡くなった人の最後の声を聞きたいという願いがある。
制作陣はユナについて「ユナの温かく明るいエネルギーが、強い芯と人間的な魅力を持つソン・ドウンというキャラクターと出会い、素晴らしいシナジーを生むだろう」とコメントした。名前を聞くだけで視聴者の信頼を得る俳優の細やかな演技が加わり、「アンナチュラル」がこれまでとは違う魅力に生まれ変わると続けている。
5月の単独報道から4カ月 9月18日に出演が確定
この企画をめぐる報道は段階を踏んでいる。最初に名前が出たのは2026年5月9日の朝だった。韓国メディアの単独取材として、ユナが韓国版の主人公に抜てきされたと伝えられる。ただし同じ日、所属事務所のSMエンタテインメントが示した立場は「前向きに検討中」だった。つまり5月の時点では確定ではない。
7月15日には、俳優のイ・ジヌクが同作への出演オファーを受けたと報じられ、所属事務所のBHエンタテインメントが「出演提案を受けて前向きに検討中」と答えている。イ・ジヌクの出演については、9月18日の発表でも触れられていない。共演者はまだ明らかにされていない状態が続く。
そして9月18日、tvNが出演を正式に発表した。作品名、放送局、放送年、役名、脚本と演出の担当者までが同時に示され、5月から続いた検討段階が確定に切り替わった。なお役名は、5月と7月の報道では「イム・ドウン」と伝えられていた。公式発表で示されたのは「ソン・ドウン」で、キャラクター名は発表までの間に変わっている。
放送時期について公式に出ているのは「2027年」までだ。上半期・下半期といった期や、放送月、曜日の枠は発表されていない。原作が全10話だったのに対し、韓国版の話数も現時点では示されていない。
脚本は法医学もの経験者、演出は「誘拐の日」の監督
制作体制は発表時にそろって明かされた。脚本はミン・ジウン。「ジャスティス-検法男女-」のシーズン1・2、「ファースト・レスポンダーズ 緊急出動チーム」のシーズン1・2を手がけ、法医学や科学捜査を扱った連続ドラマを重ねてきた書き手だ。死因究明を軸に据える題材との相性は、経歴からも読み取れる。
演出はパク・ユヨン監督が担当する。「誘拐の日」「優しい女 プ・セミ」などを手がけてきた。制作はスタジオドラゴンとビッグウェイブエンタテインメントの2社。
権利面の動きはさらに前にさかのぼる。ビッグウェイブエンタテインメントとネオストーリーは2022年9月26日、TBSと韓国版制作の版権契約を結んだと発表していた。契約の発表から主演発表まで、およそ4年かかった計算になる。
原作は2018年の金曜ドラマ 平均視聴率11.1%でドラマ賞6冠
原作の「アンナチュラル」は、2018年1月12日から3月16日までTBS系の金曜ドラマ枠で放送された。全10話、平均視聴率は11.1%。脚本は野木亜紀子のオリジナルで、演出に塚原あゆ子らが名を連ねた。主題歌は米津玄師の「Lemon」。
舞台となるUDIラボは、日本語の正式名称を不自然死究明研究所という。石原さとみが演じた三澄ミコトは、そこで働く法医解剖医だった。共演は中堂系役の井浦新、久部六郎役の窪田正孝、東海林夕子役の市川実日子、神倉保夫役の松重豊。遺体の解剖と検査データから死因を洗い直していく過程を、1話ごとの事件として積み重ねる構成だった。
評価は賞にも表れた。第96回ザテレビジョンドラマアカデミー賞では最優秀作品賞、主演女優賞(石原さとみ)、助演男優賞(井浦新)、脚本賞(野木亜紀子)、監督賞、ドラマソング賞(米津玄師「Lemon」)の6部門を制している。ギャラクシー賞では第55回の優秀賞にも選ばれた。放送から8年が経っても、韓国のドラマファンの間で語られ続けてきた作品だ。
石原さとみと野木亜紀子は、10月7日スタートのフジテレビ系水曜10時ドラマ「ポリティカルパン」で再び組む。架空の国ニッポニアを舞台に、政治の金を狙う怪盗の如月弥生を石原が演じる。韓国版の主演発表と同じ時期に、原作コンビの新作が日本で始まる。
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ロマンスから死因究明へ ユナが選んだ路線変更
ユナは1990年5月30日生まれの36歳。2007年8月に少女時代のメンバーとしてデビューし、歌手活動と並行して俳優として作品を重ねてきた。ここ数年の主演作は、2023年のJTBC「キング・ザ・ランド」でホテルマンのチョン・サラン役、2025年のtvN「暴君のシェフ」でフレンチシェフのヨン・ジヨン役。いずれもロマンスを軸にした作品で、後者は最終回が全国17.1%、瞬間最高19.4%(ニールセンコリア、全国有料世帯基準)を記録し、2025年に放送されたミニシリーズの中で最も高い数字を残した。Netflixの非英語TV部門では世界2週連続1位にも立っている。
その成果を受け、ユナは2025年のアジアアーティストアワードでTV部門の年間主演女優賞を受けた。映画方面でも第29回春史国際映画祭の主演女優賞、第46回青龍映画賞の人気スター賞を手にしている。
そこからの次作が、遺体と向き合う法医学ものだ。ロマンティックコメディで積み上げた印象からは離れる。
日本ドラマの韓国リメイク、tvNには前例がある
日本の連続ドラマが韓国で作り直される流れは、いまに始まったことではない。tvNは2018年1月24日から3月15日まで、日本テレビの「Mother」を原作とするドラマ「マザー」を放送した。主演はイ・ボヨン。この作品は第54回百想芸術大賞のTV部門ドラマ作品賞を受け、リメイクでも高い評価を得られることを示した。原作「アンナチュラル」の日本での放送期間とほぼ重なっていた点も、いま振り返ると面白い巡り合わせだ。
日韓の作り手が互いの企画を行き来する動きは、ドラマに限らない。
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韓国版「アンナチュラル」で現時点までに公表されたのは、主演と役名、舞台設定、脚本・演出・制作会社、そして2027年tvN放送という枠組みまで。共演キャスト、撮影開始時期、話数、具体的な放送月はいずれも発表されていない。原作の設定をどこまで韓国の制度に合わせて作り替えるのかも、まだ示されていない。ユナが解剖台の前に立つ姿を見られるのは、来年になる。
[文/構成 by MEDIA DOGS編集部]










































































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