オモウマい店、埼玉県羽生市・味のイサムを特集 ボヤと人手不足の休業を経て大学生バイトで昼夜フル稼働

時間がない人向けの30秒で理解ゾーン
中京テレビ・日本テレビ系「ヒューマングルメンタリー オモウマい店」が10月27日の放送で、埼玉県羽生市須影の中華料理店「味のイサム」の最新の姿を伝えた。2021年8月のボヤで約8カ月休業し、2025年秋には人手不足で臨時休業も経験した店だ。大学生アルバイトが加わり、昼と夜の両方で店を開けられるようになった。
10月27日の放送は「初取材から5年」の番組Dバイト中華
放送は10月27日(火)の午後7時からだった。番組公式サイトの放送内容のページは、この回を「【群馬】1キロからあげ中華【埼玉】番組Dバイト中華」と題し、味のイサムを「初取材から5年 番組Dバイト中華」として紹介している。もう1軒は群馬県桐生市梅田町の「梅田飯店」で、からあげセット(1485円)が取り上げられた。
MCはヒロミ、進行は小峠英二。ゲストにはアンガールズと安斉星来が出演した。
味のイサムが番組に初めて登場したのは2021年5月18日の放送で、「安い!ウマい!2階が自宅の店」のコーナーだった。店が忙しすぎたため、取材に入ったスタッフが5日間、撮影と店の手伝いを並行し、最終日には店主夫婦が涙を見せたことが当時の番組紹介で伝えられている。この縁が、その後5年にわたる密着の始まりとなった。
ボヤで約8カ月の休業、2022年3月26日に再出発
順調に見えた店を止めたのは、2021年8月のボヤだった。
店は休業に追い込まれ、調理場と内装を新しくして営業を再開したのは2022年3月26日。休業は約8カ月に及んだ。再開の様子は同年7月12日の放送で「復活スペシャル」として放送され、リニューアル初日は早朝から行列ができたと紹介された。再開から3カ月にわたって行列は途切れず、開店の11時間前にあたる深夜0時から店の前で待つ客もいたという。番組でおなじみのそば店の店主や弟子たちも手伝いに駆けつけた。
2022年7月の放送時点で、名物の「元祖ぶたから」は950円だった。リニューアルに合わせて、豚と鶏の唐揚げを3個ずつのせた「Wからあげチャーハン」(880円)や、チャーシューをあぶった「炙りチャーシューチャーハン」(900円)も新しく加わった。
店主は先代から続く豚からを受け継ぐ2代目で、結婚を機に妻の実家だった味のイサムで働くようになった。再オープンから1年たった2023年3月の放送では、豚からを全国に広めたいとして新潟県越後湯沢のイベントへ出店する様子が紹介された。「豚からがメジャーになれば、からあげが鶏以外にも選択肢が広がって楽しみが増えるから」。豚からを世の中に広めたい理由を番組ディレクターに尋ねられ、店主はそう答えていた。
2025年秋は人手不足で臨時休業、夜の部から段階的に再開
ボヤから立ち直った店に、次は人手の問題がのしかかる。
店の公式Xは2025年10月31日、10月を諸事情で臨時休業としたことをわび、11月も「人材不足の為臨時休業致します」と告知した。店は閉めてもイベント出店は続けるとし、11月3日には地元の「羽生市商工祭り」に出店すると知らせている。
再開は2026年に入ってからだった。公式Xは1月8日、1月14日(水)から夜の部だけを再開すると発表した。夜は18時から21時(ラストオーダー20時30分)で、昼の部は「人材が入り次第再開予定」とされ、テイクアウトも休止が続いた。1月15日の投稿では、定休日を毎週月曜日と火曜日に変えたことも明らかにしている。
10月27日の放送を紹介した報道によると、店はこれまでにボヤによる営業休止と、パート従業員の不足による営業時間の短縮を経験してきた。あまりの忙しさから、番組スタッフがアルバイトとして厨房に入ることも珍しくなくなっていたという。
大学生アルバイトが加わり、昼夜とも営業する店に
流れが変わったのは、大学生のアルバイトが入ってからだ。
放送では、店を訪れた担当の片桐ディレクターが、今回も店主に誘われて店を手伝った。店は人手不足で休業した時期もあった。放送後に公開された番組の放送回紹介によると、店主は、大学生のアルバイトが入ったことで状況がいったん解消し、昼夜の営業を再開できたと話した。一方で、この状態が来月や来年も続くかは分からないとして、片桐ディレクターに店を手伝ってほしいと頼んだ。放送前の番組紹介では、豚からを広めるためのイベント出店にも密着するとされていた。
8月21日に公開された埼玉県内の地域メディアの来店記事では、営業時間は昼が11時から14時(ラストオーダー13時30分)、夜が18時から21時(ラストオーダー20時30分)で、材料がなくなり次第終了、定休日は月曜と火曜(イベント時は変更あり)と掲載されていた。1月の時点で休んでいた昼の部は、この記事の時点で再開していたことになる。営業時間は変わることがあるため、店の公式Xで最新の告知を確かめたい。
元祖ぶたから1500円など主なメニュー
看板の「元祖ぶたから」は、豚バラ肉20枚を揚げた4人前相当の一皿で、10月27日の放送を紹介した報道では1500円とされている。2022年7月の放送時点では950円だった。
炙りチャーシューチャーハンは、番組公式サイトが10月27日の放送内容で1200円と載せている。2022年7月の放送時点では900円だった一品だ。
番組スタッフと5年、新人ADが学ぶ店にも
味のイサムと番組の関係は、取材する側とされる側にとどまらない。
2024年6月の放送を紹介した報道によると、店の仕事を通じて社会人のマナーを学ぶ中京テレビの新人研修の場にもなっており、接客や掃除、仕込みに加え、カメラの持ち方や取材交渉の基礎も店で教わる。火事で休業していた時期も番組は店に寄り添い、担当の片桐ディレクターと店主は互いの実家を訪ねるほどの間柄になったという。
10月27日の放送では、毎年恒例の新人ADの研修も取り上げられた。研修は2022年に始まり、今年で5回目になる。新人ADは店を手伝いながら客への取材に挑み、店主はまかないを前に料理の撮り方を教えた。研修の最終日には店主の妻が、取材を受ける側の思いを新人たちに語った。放送前の番組紹介によると、研修を終えた1年目のADは、全国で「1000回以上通った店」を探し始める。
番組公式サイトは、放送後の最新話をTVerとLocipoで無料の見逃し配信をしていると案内している(10月28日確認)。
ボヤ、人手不足による臨時休業、夜だけの再開と、この5年で店は何度も止まった。羽生市須影の町中華は、大学生アルバイトという新しい担い手を得て、昼も夜も店を開けられるところまで戻ってきた。
[文/構成 by MediaDogs編集部]












































































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