川島明と田村裕が麒麟のコンビでイベント登壇 「ホームレス中学生」以来19年ぶりか、消防団入団促進サポーターに就任

時間がない人向けの30秒で理解ゾーン
お笑いコンビ麒麟の川島明(47)と田村裕(46)が8月29日、東京・恵比寿ガーデンプレイスで開かれた総務省消防庁のイベントに出席し、消防団入団促進サポーターに就任した。コンビそろってのイベント出演は2007年の「ホームレス中学生」出版イベント以来かもしれない。川島がステージでそう明かした。
恵比寿の広場に並んだ麒麟の二人
イベント名は「消防団と学ぼう!真夏の東京SHOW防祭」。会場は恵比寿ガーデンプレイスのセンター広場で、8月29日の午前11時から午後5時まで、入場無料で開かれた。主催は総務省消防庁。地元の渋谷消防団も加わった。
消防庁は7月21日付の報道発表で、入団促進サポーターとして麒麟、パンサーの尾形貴弘(49)、マヂカルラブリーの野田クリスタル(39)、横澤夏子(36)、紅しょうが、かけおちの青木マッチョ(31)の6組を挙げていた。紅しょうがは熊元プロレス(35)と稲田美紀(37)の2人組。吉本興業が7月31日に出した事前のプレスリリースによれば、イベント当日は新しく制作された入団促進ポスターとPR動画が初公開されることになっていた。
吉本興業は2021年から消防庁の消防団入団促進広報業務を受け持つ。横澤は令和4年度に続き、2度目のサポーターとなった。
「出版イベント以来かも」、19年をどう数えるか
ステージに立った川島は「こういうイベントで一緒になることは久々。麒麟で呼んでいただけて感謝です」と切り出す。続けて口にしたのが、2007年に出た田村の著書「ホームレス中学生」の出版イベント以来かもしれない、という一言だった。
テレビ朝日系(ANN)はこの発言を「19年ぶり!?」という見出しで伝えた。
ここは丁寧に見ておきたいところだ。19年という数字は資料に当たって確かめられたものではなく、川島本人の記憶に基づく。サンケイスポーツは「川島の記憶では」と断ったうえで、イベントでの共演が2007年以来19年ぶりだと書いている。
起点となる「ホームレス中学生」はワニブックスから2007年9月3日に出た。今回のイベントは2026年8月29日なので、発売日から数えると18年11か月ほど。年の差で数えれば19年になる。2008年10月25日に公開された映画版ではなく、その前年の書籍出版が節目として語られている点も押さえておきたい。
何が19年ぶりなのかも大事だ。コンビそろってのイベント出演に限った話であって、漫才をやめていたわけではない。
劇場では今も並ぶ、それでも「認識されにくい」二人
サンケイスポーツによると、二人は吉本の劇場公演にはコンビで出ている。ANNも、現在もコンビで漫才を披露することはあると伝えた。2023年9月30日には6年ぶりとなる2人だけのトークライブ「ふたりっきりん」を東京・ルミネtheよしもとで開き、新作漫才も披露した。同ライブは2024年3月30日、同年9月28日にも開かれている。2026年1月17日にはMBSテレビ「かまいたちの知らんけど」(関西ローカル)にそろって出演し、オリコンニュースは”貴重なコンビ出演”と紹介している。
それでも田村は、イベント後の囲み取材で「コンビという認識がない人が多いですから、本当にありがたい」と自虐まじりに語った。
この日、田村は大阪から新幹線で東京へ向かった。ステージでは「相方さんが横にいると緊張するんですよ」とこぼし、「本当に会わないんですよ。毎日テレビで見てるんで」と漏らす。川島がMCを務めるTBS系「ラヴィット!」(月〜金曜午前8時)のことだ。川島は「二人で盛り上げます!」と受けた。
囲み取材でも掛け合いは止まらない。TOKYO HEADLINEによると、川島は「大阪でもめっちゃレギュラー持ってますし、お仕事もたくさんあるのに、なんか新幹線乗って岐阜羽島過ぎたあたりから猫背になってもうて。仕事あるやないか。汚いです、やり方が」と田村をいじった。
団員は73万2千人へ、6組が担う入団促進
消防団は消防組織法に基づいて市町村に置かれる消防機関で、団員は本業を持ちながら参加する非常勤特別職の地方公務員だ。入団資格は市区町村ごとの条例で定められており、一般には18歳以上で、その市区町村に住んでいる(または勤務・通学している)人なら男女を問わず入団できる。消火や救護の知識を学べるうえ、報酬も出る。
ただ、団員の数は減る一方だ。総務省消防庁の調査では、令和7年4月1日時点の消防団員数は約73万2千人で、前年より約1万4千人減った。一方、女性団員、学生団員、機能別団員はいずれも増えており、年額報酬や出動報酬の水準が国の基準を満たす市区町村は92%を超える。総数が減るなかで、消防庁が力を入れてきた層だけは伸びた。
ステージで消防団の仕事が紹介されると、川島は「尾形さんみたいな高齢者でも始められるということで」と笑い、尾形が「49でも若手若手!」とツッコんだ。川島は「誰もがなれるし、知識も報酬ももらえるところも大事ですね」と付け加えた。サンケイスポーツによれば、「親子で話し合って、(災害などでは)助けられるより助ける存在になりたい」とも語った。
日ごろから筋トレを続ける野田は「何のための筋肉か分からないときがありましたけど、こういうお仕事をいただけてうれしいです」と喜んだ。サポーターのうち青木は、芸人になる前に消防士として6年間勤めた経歴を持つ。
その青木は、イベント翌日の8月30日でコンビを解散する。相方の赤木細マッチョ(26)が9月末で芸人を辞めるためで、解散は8月26日に発表された。
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1999年結成、M-1決勝5回と「ホームレス中学生」
麒麟の結成は1999年10月。NSC大阪校の20期生同士で、ボケとネタ作りを担う川島は京都府宇治市、ツッコミの田村は大阪府吹田市の出身だ。M-1グランプリの決勝には5回進み、2004年から2006年まで3年続けて3位に入った。
田村の名を一気に広めたのが「ホームレス中学生」だった。家が差し押さえられ、公園で暮らすことになった中学時代をつづった自叙伝で、225万部を超えるベストセラーになる。2008年10月25日には映画版が公開され、古厩智之監督のもと、田村裕役を小池徹平、兄の研一役を西野亮廣、姉の幸子役を池脇千鶴が演じた。
そして現在、川島はTBS系「ラヴィット!」のMCとして平日の朝に立つ。一方の田村は大阪を拠点にし、2009年からABCテレビ「探偵!ナイトスクープ」で探偵を務めている。仕事場が東と西に分かれた結果が、田村の言う「本当に会わない」だ。
イベント後、今後もコンビでイベントに出るかと問われた川島は「もちろん」と大きくうなずいた。TOKYO HEADLINEによると、ラヴィット!で川島との共演が多い青木が「普段会う川島さんよりも、麒麟の二人でいらっしゃるときの川島さんが一番楽しそうなので、本当にうれしいです」と口にすると、川島は「そんなことないから」と返している。
[文/構成 by MEDIA DOGS編集部]








































































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