au、「セカンドナンバー」提供開始 月額550円で電話・SMS専用の番号をeSIMで追加

時間がない人向けの30秒で理解ゾーン
KDDIと沖縄セルラーは8月4日、auのスマートフォン向けに2つ目の電話番号を持てる「セカンドナンバー」の提供を始めた。月額550円で電話とSMSの発着信に対応する一方、データ通信には利用できない。対応するのは、eSIMでデュアルSIM待ち受けができるスマートフォンに限られる。
8月4日開始、月額550円で2つ目の番号を持てる
KDDIと沖縄セルラーは8月4日、音声・SMS専用の追加番号サービス「セカンドナンバー」の提供を始めた。1台のスマートフォンに主回線とは別のもう一つの番号を持たせ、仕事用や各種オンラインサービスの登録用など、用途に応じて使い分けられる仕組みとなった。KDDIが実施した調査では、電話番号に関するニーズとして「プライバシー保護」に次いで「仕事とプライベートの分離」「SNSやサービス登録用途」が高かったといい、迷惑電話対策への関心の高まりも背景にあるとみられる。
月額利用料は550円(税込)で、このほかに電話ユニバーサルサービス料と電話リレーサービス料が別途必要だった。通話料は30秒22円、SMSの送信料は70文字までの国内送信で1通3.3円となっている。迷惑電話撃退やお留守番サービス、割込通話、三者通話といった「電話きほんパック(V)」の4機能は追加費用なしで使える。
想定する利用シーンは、公式発表によると①プライベート用の主番号とは別に仕事用の連絡先として使う、②アプリやインフラ契約などオンラインサービスの登録用に使う、③SNSやイベント応募といった趣味の用途に使う、の3つが挙げられている。用途ごとに番号を分けることで、どの相手やサービスにどの番号を伝えているかを把握しやすくする狙いだという。
他社の「2台目番号」サービスとは違う位置づけ
ドコモやソフトバンク(LINEMO)、楽天モバイルも、同一名義でもう一つの回線を持てるサービスをそれぞれ提供しているが、いずれも独立したフル回線を別途契約する方式で、月額990円台から1,078円程度が中心となっている。これに対しauのセカンドナンバーは、データ通信を持たず通話・SMSに絞ることで、月額550円という価格を実現している点が特徴だ。なお、auには「副回線サービス」という別のサービスもあるが、これは通信障害が起きた際に他社回線へ一時的に切り替えるための災害対策用サービスで、今回のセカンドナンバーとは目的が異なる。
対象はeSIM対応のデュアルSIM機種
セカンドナンバーを使うには、2回線を同時に待ち受けできるeSIM対応のデュアルSIMデュアルスタンバイ(DSDS)機種が必要だった。eSIMは物理的なSIMカードを使わず、端末に内蔵されたチップへ通信事業者の情報をデジタルで書き込む仕組みで、SIMカードの抜き差しなしに2回線を同時に持てる。iPhoneではXS・XS Max・XR以降がeSIMに対応し、2回線を同時に使える「デュアルeSIM」はiPhone 13シリーズ以降で利用できるとされる。対応機種は au公式サイトの一覧で確認する仕組みになっている。
申し込めるのは、auのスマートフォン向け音声プランを契約している個人で、UQ mobileやpovo、法人名義の契約は対象外だった。
共同提供する沖縄セルラーについて
今回の発表はKDDIと沖縄セルラーの連名で行われている。沖縄セルラーは1991年に設立された企業で、沖縄県内でauブランドの携帯電話事業を展開し、県内シェアは5割を超える。KDDIは同社の筆頭株主で、持株比率は年々上昇し現在は5割を超えている。沖縄県内の契約者向けサービスは、このように両社の連名で発表される形が続いている。
申し込み方法とデータ通信非対応の注意点
申し込みはMy au、またはauショップの店頭で受け付ける。未成年が契約する場合は親権者の同意が必要で、店頭での手続きに限られた。契約と同時に申し込めば、電話番号の下4桁を選べる「YOU選番号」オプション(通常1,100円)も無料になる。
サービスにデータ通信は含まれない。国内・海外を問わずデータ通信はできず、電話とSMSのみに対応する番号だった。開通にはeSIMプロファイルのダウンロード作業が必要で、主回線を解約するとセカンドナンバーも同時に解約となる。1回線につき持てるセカンドナンバーは1つに限られ、主回線の通話定額オプションもセカンドナンバー側には適用されない。契約後8日以内であればキャンセルできる制度も用意されている。
[文/構成 by MEDIA DOGS編集部]

































































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