逃げ上手の若君、鎌倉・鶴岡八幡宮で特別展 8月28日から3日間限定、直会殿で北条時行の物語を展示

時間がない人向けの30秒で理解ゾーン
漫画・アニメ「逃げ上手の若君」の特別展「現在に続く過去への招待状」が、8月28日から30日まで3日間限定で、鎌倉・鶴岡八幡宮の直会殿で開催される。主人公・北条時行の物語を、書や日本画、アニメ原画などを通じて多角的に紹介する内容だ。主催は株式会社アニキャンで、入場券は一般3,300円から販売されている。
物語ゆかりの地・鶴岡八幡宮で3日間限定開催
「逃げ上手の若君」は、松井優征さんが2021年から「週刊少年ジャンプ」で連載し、2026年2月に全238話・約5年をかけて完結した漫画だ。単行本は1〜24巻で累計500万部を突破しており、最終27巻は10月に発売される予定となっている。鎌倉幕府滅亡後を生き延びた北条時行を主人公に、逃げながら再起を目指す物語で、テレビアニメも制作されており、第2期が7月からフジテレビ系「ノイタミナ」枠で放送中だ。
特別展「逃げ上手の若君 特別展 ~現在(いま)に続く過去への招待状~」は、2026年8月28日から30日までの3日間、鎌倉・鶴岡八幡宮の直会殿で開催される。開場時間は10時から16時までで、最終入場は閉場30分前となっている。主催は株式会社アニキャンで、原作の完結を記念した企画だった。鶴岡八幡宮は、作品の中で大石段や舞殿がたびたび重要な場面の舞台として描かれ、物語の始まりと終わりの地とされる場所であり、会場に選ばれた理由になっている。会場となる直会殿は、本来は神事の後の会食や結婚式の披露宴などに使われる社殿で、展示専用の施設として使われるのは異例といえる。
北条時行という人物と、作者・松井優征さんについて
主人公・北条時行は、鎌倉幕府最後の得宗・北条高時の子とされる実在の人物だ。史実では鎌倉陥落の際に信濃へ逃れて諏訪頼重の庇護を受け、1335年の中先代の乱では一時的に鎌倉を奪還したものの、最終的に1353年に足利方に捕らえられ、20代半ばで生涯を終えたと伝わる。作者の松井優征さんは、2004年に「魔人探偵脳噛ネウロ」でデビューし、「暗殺教室」の連載でも知られる漫画家で、「逃げ上手の若君」では2024年に第69回小学館漫画賞を受賞している。
書や日本画、原画で北条時行の物語をたどる
会場では、主人公・北条時行の物語を多角的に紹介する構成になっている。書家・前田鎌利さんによる書作品「南北朝鬼ごっこ」が展示の目玉の一つだ。前田さんはソフトバンク出身で2013年に独立した経歴を持ち、松井さんが前田さんの作品に感銘を受けたことがコラボレーションのきっかけになったという。前田さんの書はアニメ第2期の制作決定告知や最終話エンディングの巻物にも起用されている。
もう一つの見どころが、北条家に伝わる重代の宝刀「鬼丸」にまつわる展示だ。モデルとなった実在の太刀「鬼丸国綱」は、天下五剣の一つに数えられる名刀で、現在は宮内庁が所蔵する御物として一般には公開されていない貴重な刀だ。このほか、アニメの原画や美術設定資料も展示され、日本画家・朝倉隆文さんとのコラボレーション作品も披露される。武器をテーマにしたAR展示では、アニメ制作で使われた武器の3Dモデルを流用し、作品に登場する武器を立体的に見ることができる仕掛けが用意されていた。
入場料とチケット、グッズ情報
チケットは一般入場券が3,300円(税込)、グッズ付入場券が3,850円(税込)の2種類で、いずれも主催のアニキャンが運営する公式通販サイトで販売中となっている。グッズ付き入場券には、箔押しポストカード6枚セットが付属する。会場では、展覧会描き下ろしイラストを使用したビッグアクリルスタンドなどのオリジナルグッズも販売される予定だ。なお同じ鶴岡八幡宮では、2024年6月にもアニメ放送開始前のプレミア上映会が開催された実績があるが、有料の展覧会形式としては今回が初めての試みとなる。原作は集英社「週刊少年ジャンプ」連載の松井優征さんによる作品で、逃げ上手の若君製作委員会が展覧会に協力している。
[文/構成 by MEDIA DOGS編集部]

































































コメントはこちら