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松山英樹、3Mオープンで15戦ぶりのトップ3 最終日『64』で通算20アンダー3位タイ、優勝は21歳コイヴン

松山英樹、3Mオープンで15戦ぶりのトップ3 最終日『64』で通算20アンダー3位タイ、優勝は21歳コイヴン

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松山英樹が3Mオープン最終日に64をマークし、通算20アンダーの3位タイでフィニッシュした。18番パー5ではチップインイーグルで締めくくり、今季2月以来15戦ぶりとなるトップ3進出だ。優勝はプロ転向3戦目の21歳、ジャクソン・コイヴンで、25アンダーの大会新記録だった。

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最終日「64」、18番のチップインイーグルで締めた追い上げ

7月26日、ミネソタ州のTPCツインシティーズで3Mオープンの最終日があった。コースは7431ヤード、パー71のセッティングだ。13位から出た松山英樹(34)は、1イーグル・6バーディ・1ボギーの64で回る。

前半でスコアを1つ伸ばすと、後半に入って勢いづいた。10番のパー4では7mのバーディパットを沈め、12番、15番でもバーディを重ねる。

締めくくりは18番のパー5だった。2打目がグリーン奥のラフにこぼれる場面もあったが、続く3打目のアプローチはそのままカップイン。会心のイーグルで、通算20アンダーの3位タイまで順位を押し上げた。

初日67位から3位タイへ、4日間で描いた急上昇カーブ

今大会は、松山にとって3年ぶりとなる3Mオープン出場だった。直前に全英オープンを戦ったばかりでの一戦でもある。

滑り出しは、決して良かったわけではない。初日はショットが定まらず67位からのスタートだった。

流れが変わったのは2日目だ。この日を65でまとめ、順位を一気に13位まで押し上げる。1日で54人抜きという急浮上だった。同じ2日目には、マイケル・キムが12バーディ・ノーボギーの59をマークし首位に浮上する場面もあり、大会全体が動いた1日でもあった。3日目も同じ65で回り、13位をキープしたまま最終日を迎えている。

そして迎えた最終日の64。じわじわと上げてきた調子が、この日にまとまって表れた格好だ。

直近のトップ3は今季2月のWMフェニックスオープンだった。単独首位で最終日に入りながら、クリストファー・ゴッタラップとのプレーオフでティショットを左の池に入れ、逆転を許して2位に終わっている。あれから15試合、トップ3から遠ざかっていた。

松山は今大会後「ショットは安定しているのか、していないのかわかりませんが結果的に良いプレーができた」と語り、「しっかりと頑張りたい」と先を向いた。淡々とした口ぶりの奥に、15戦ぶりの結果への手応えがのぞく。

プロ転向3戦目で初優勝、21歳コイヴンの大会新記録

優勝したのはジャクソン・コイヴン(21)。最終日を66で回り、通算25アンダー259で3打差を付けての初優勝だった。この数字は2023年のリー・ホッジスが持っていた24アンダーを上回る、大会新記録でもある。4日間、大きく崩れる場面がなく、安定した強さで押し切った。

コイヴンはオーバーン大学で通算68.89という学校記録のスコア平均を残し、2025-26シーズンには単年平均68.20まで数字を伸ばした。全米大学選手権では2024年、2026年にチームを団体優勝へ導き、個人の最優秀選手に贈られるベン・ホーガン賞、ジャック・ニクラウス賞、フレッド・ハスキンス賞をいずれも2度ずつ手にしている。2025年6月には当時のアマチュア世界ランキング1位にも立った。

ツアーカードは、好成績の大学生選手に在学中からツアー出場権を与える制度「PGAツアー・ユニバーシティ・アクセラレーテッド」経由で手にしている。2025年の全米大学選手権でトップ10に入り必要なポイントを満たし、ゴードン・サージェント、ルーク・クラントンに続く3人目の輩出選手となった。今年6月の全米オープンを最後にプロへ転向し、わずか3試合目でのツアー初優勝、優勝賞金は約2億5660万円にのぼる。

2位には世界ランキング1位のスコッティ・シェフラーが入った。最終日は63で回り、通算22アンダーまで伸ばすも、コイヴンには届かない。今大会には松山のほか、金谷拓実、中島啓太、平田憲聖の日本人3選手も出場していた。松山は3位タイで42万9550ドル、日本円で約6958万円を手にしている。

プレーオフ・シリーズ開幕へ、今後の松山

3Mオープンは今シーズン34試合あるレギュラーシーズンの32試合目だ。次戦は8月13日開幕のフェデックス・セントジュード選手権で、ここからプレーオフ・シリーズが始まる。松山にとっては、今季の残り試合をどう戦うかを占ううえでも大きな一戦になった。

プレーオフ・シリーズは、ポイントランキング上位125人によるサバイバル戦だ。セントジュード選手権を終えた時点で上位70人、続くBMW選手権を終えた時点で上位30人にまで絞られ、最後は「ツアー選手権」でポイント上位者から順に有利なスコアが与えられるハンディキャップ戦を戦う。

今大会での3位タイにより、松山のポイントレース順位は37位から26位に上昇した。上位70人はもちろん、上位30人圏内にも入る位置で、プレーオフ・シリーズへ弾みをつけての船出になる。15戦ぶりに取り戻したトップ3の感触を、そのままプレーオフでの結果に結び付けられるか注目したい。

[文/構成 by スポーツライター 久遠(KUON)]

寄稿者

久遠(KUON)
WEBライター(主にスポーツ記事)経験7年。スポーツ、格闘技が好きで、ボクシング世界チャンピオンが主宰するジムに4年間在籍。自分でも練習を重ね、”3分”の過酷さと濃さを体で知る。観戦もライフワークで、会場には年4回ほど足を運ぶ。選手目線の実感とファン目線の熱量、その両方を武器に、試合の見どころやリングのリアルをライター経験を活かしてわかりやすく伝えます。

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