那須川天心、井上拓真との再戦が9月27日に決定 プロ初黒星からの雪辱懸けるバンタム級世界戦

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WBC世界バンタム級王者の井上拓真(30)=大橋=と、同級1位の那須川天心(27)=帝拳=が9月27日、東京のTOYOTA ARENA TOKYOで再戦する。7月23日の会見で正式発表された。昨年11月の初戦は拓真が判定勝ちし、天心はプロ格闘技通算55戦目で初黒星を喫していた。
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天心と拓真、9月27日に再戦決定
再戦は前回と同じ会場で行われ、Amazon Prime Videoが「Prime Video Boxing 16」として独占ライブ配信する。
WBC世界バンタム級王者の拓真と、同級1位の天心が、9月27日にTOYOTA ARENA TOKYOで再戦することが7月23日、正式に発表された。会見は東京・新宿区歌舞伎町の野外会場で開かれ、両者はそれぞれ車で登場、天心は金髪に黒の革ジャン姿、拓真は世界王座のベルトを肩にかけた黒のスーツ姿で顔を合わせた。
両者の対戦は昨年11月24日以来、約10カ月ぶりとなる。
格闘技専門メディア・イーファイトの報道によると、天心は「なめんじゃねえ」、拓真は「返り討ちに」という言葉で、それぞれの闘志をにじませたという。
前回は拓真が判定勝ち、天心はプロ初黒星
前回対戦は昨年11月24日、同じTOYOTA ARENA TOKYOで行われたWBC世界バンタム級王座決定戦で、当時は王座が空位、勝者が新王者となる一戦だった。
天心は序盤の1、2回に左オーバーハンドで優位に立った。だが3回以降、拓真がボディーショットや右ストレート、アッパーで距離を詰め、主導権を握る展開に変わる。
そこから、流れは一変した。以降は天心にほとんど反撃を許さず、12回終了まで支配を続ける。採点は3-0の判定となり、拓真が空位のWBC世界バンタム級王座を手にした。
天心にとってはボクシング8戦目、キックボクシング時代を含めたプロ格闘技通算55戦目での初黒星だった。
天心はキック無敗、拓真は父子二人三脚
天心は小学5年でキックボクシングを始め、2014年にRISEでプロデビュー。翌2015年には16歳でRISEバンタム級王者となった。2019年にはRISE WORLD SERIES 58kg世界トーナメントを制するなど無敗を貫き、2022年6月には武尊とのTHE MATCH 2022を判定で制してキックボクシングを引退した。そのままボクシングへ転向し、1946年創設の名門・帝拳ジムに加入している。帝拳ジムは大場政夫や村田諒太をはじめ、数多くの日本人世界王者を輩出してきた。
拓真は神奈川県座間市出身で、父の真吾氏がトレーナーを務める。高校3年在学中の2013年にプロ転向し、日本スーパーバンタム級、OPBF東洋太平洋バンタム級、WBA世界バンタム級など複数のタイトルを渡り歩いてきた。2024年10月には有明アリーナでのWBA世界バンタム級防衛戦で堤聖也に判定で敗れ、3度目の防衛に失敗して王座から陥落した経験もある。
戦績は拓真が22勝(5KO)2敗、天心が8勝(3KO)1敗。同級1位の座から指名挑戦権を得た天心に対し、拓真はWBA王座を失った経験を糧に、昨年の対戦でWBCの新王座を勝ち取っている。
その後の歩みも対照的だった。天心は今年4月11日、元2階級制覇王者のフアン・フランシスコ・エストラーダを9回TKOで下し、指名挑戦権を獲得した。拓真は5月2日、東京ドームで元4階級制覇王者の井岡一翔の挑戦を12回判定で退け、2度のダウンを奪って初防衛に成功している。両者とも直近の一戦を白星で終え、再戦へとつながった。
兄・尚弥もXで反応「変態で恐ろしい」
発表を受け、拓真の兄で4階級制覇王者の尚弥も反応を見せている。THE ANSWERによると、尚弥は自身のX(旧Twitter)に「拓真の成長は物凄い 自信を持つと人間これだけ変われるのかってことを証明してくれてる」と投稿した。
続けて「と言うか今までは練習段階から限界突破する気がなかったような…」と振り返り、「この2つを身につけた拓真のボクシングは変態で恐ろしい」と弟の進化を評している。最後は「井上拓真vs那須川天心2 9月27日が楽しみ」の一言で締めくくり、再戦への期待をにじませた。
世界の頂点に立つ兄からの評価は、拓真の充実ぶりを裏付ける言葉となった。井上兄弟がそろって世界王座を保持する状況は、日本ボクシング界でも珍しい光景だ。
今後の展開
再戦は9月27日、TOYOTA ARENA TOKYOで行われ、Amazon Prime Videoが「Prime Video Boxing 16」として独占ライブ配信する。天心にとってはプロ入り後初めての黒星を返上する機会となり、拓真にとっては王座2度目の防衛と、格上げされた挑戦者を退ける一戦になる。
両者がこの10カ月でそれぞれ格上の相手を退けてきた事実は、再戦の見どころを増している。井岡、エストラーダという元世界王者を破った実績を引っさげての激突は、前回同様、大きな注目を集める一戦になる。
試合まで2カ月余り。両者がどのような調整を経てリングに上がるかが焦点となる。キックボクシングのスターがボクシングで世界王座に挑んできた異色の対戦だけに、格闘技ファン以外からの関心も高い一戦だ。
[文/構成 by スポーツライター 久遠(KUON)]




































































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