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OM SYSTEM PEN、「シリーズ初の防塵・防滴」で本日発表 新型の価格と発売日を整理

OM SYSTEM PEN、「シリーズ初の防塵・防滴」で本日発表 新型の価格と発売日を整理

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OMデジタルソリューションズは9月9日、ミラーレスカメラ「OM SYSTEM PEN」を発表した。PENシリーズで初めて防塵・防滴設計を採用した。EVFの搭載は2016年の「OLYMPUS PEN-F」以来、約10年ぶりの復活となる。発売は10月下旬で、価格はボディー単体148,500円前後、キットは165,000円台から176,000円前後になる見通しだ。

ボディー148,500円、発売は10月下旬に決定

「OM SYSTEM PEN」は、OMデジタルソリューションズが9月9日に披露したマイクロフォーサーズ規格のミラーレスカメラだ。OM SYSTEMブランドとしては初となるPENシリーズの新製品で、発売は10月下旬を予定する。

価格はオープン価格だが、店頭想定は税込でボディー単体が148,500円前後だ。標準ズームレンズ「M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 III」のレンズキットは165,000円前後、ダブルズームキットは176,000円前後になる見通しだ。カラーバリエーションはシルバーとブラックの2色を用意した。

OM SYSTEMというブランド名は、オリンパスの映像事業がOMデジタルソリューションズとして分社化した際に生まれた。カメラ本体にはOLYMPUSの名を刻まず、OM SYSTEMのロゴを付ける。今回の「PEN」は、このOM SYSTEMブランドとして初めて手掛けるPENシリーズという意味でも節目の一台になる。

最大の特徴は、PENシリーズで初めて防塵・防滴設計を取り入れた点にある。対応レンズを装着した状態でIPX1相当の保護等級を確保し、小雨や水しぶきのかかる屋外でも構えやすくなった。センサーは有効画素数約2037万画素の4/3型Live MOSセンサーで、画像処理エンジンにはTruePic IXを採用する。ボディー内5軸手ぶれ補正機構も搭載し、中央で最大5.5段、周辺でも最大4.5段の補正効果を実現した。

防塵防滴とAFの中身を見る

AF(オートフォーカス)は121点オールクロス像面位相差方式で、人物と犬・猫を対象にしたAI被写体認識AFに対応する。夜空の星にピントを合わせる星空AFも備えた。サイズは125.8×74.5×43.3mm、重さはバッテリーとメモリーカードを含めて約393g。手のひらに収まるコンパクトさは保ったまま、天候を気にせず持ち出せる一台に仕上がった。

バッテリーは「BLS-7」で、1回の充電で約410枚の撮影に対応する。記録メディアはSD/SDHC/SDXC(UHS-I対応)のシングルスロットだ。数字だけを見ればエントリー機の水準だが、防塵・防滴とEVFという上位機の装備をあわせ持つ点に、新型の立ち位置がよく表れている。

なぜ今、防塵防滴を加えたのか。背景には、スナップ用途で気軽に使うカメラでも旅行や登山、雨天のイベントなど屋外での撮影機会が多いという実情がある。従来のPENシリーズは軽快さを優先する設計のため防滴性能を備えておらず、雨天時の携行には注意が必要だった。これにより弱点を解消し、日常使いの幅は着実に広がる。

PEN-F以来10年ぶりのEVF復活

PENシリーズは1959年に登場したフィルムカメラの初代「PEN」に源流を持つ。小型軽量とスナップ撮影のしやすさを軸に打ち出してきたシリーズだが、直近のデジタル機「E-P7」は2021年発売で、新型は約5年ぶりの復活となった。

電子ビューファインダー(EVF)を搭載したのも大きな変化だ。PENシリーズでEVFを備えたのは2016年の「OLYMPUS PEN-F」以来で、約10年ぶりとなる。新型のEVFは約236万ドットのOLEDパネルを採用し、倍率は約1.10〜1.23倍。デザインは往年のレンジファインダーカメラを思わせる意匠を継承しつつ、直線を基調としながら手になじむ曲面も取り入れた。

コンピュテーショナル機能と動画の新機能

撮影機能では、三脚を使わずに高精細な画像を生成する手持ちハイレゾショットと、従来からの三脚ハイレゾショットの両方に対応する。NDフィルターを使わずに減光効果を再現するライブND(ND2〜16相当)、複数枚を合成して被写界深度を広げる深度合成撮影も備え、コンピュテーショナルフォトグラフィと呼ぶ機能群を一通りそろえた。

動画はC4K(24p)、4K(30p/25p/24p)に対応し、最大120fpsのスロー&クイックモーションも撮影できる。色調整を前提にした「OM-Log400」、映画のような雰囲気に仕上げる「OM-Cinema1」「OM-Cinema2」の動画専用ピクチャーモードも用意した。静止画中心だったスナップカメラの枠を広げ、動画表現にも力を入れた格好だ。

発売記念キャンペーンと今後

発売にあわせ、9月9日から11月5日までの購入者を対象にしたキャンペーンも始まった。応募すればARTISAN&ARTIST製の限定本革ストラップか、最大1万円相当のe-GIFTのいずれかを選べる。応募締め切りは11月19日15時までとしている。

上位機「OM-1 II」「OM-3」は被写体認識やプロキャプチャー機能で野鳥撮影などに強みを持つ。新型PENはそれとは役割が異なり、写真を趣味として始めたい人から愛好家まで幅広い層を対象にし、価格と携帯のしやすさとのバランスを重視した一台だ。防塵防滴とEVFという、長年PENシリーズになかった要素をそろえたことで、屋外での使用機会は確実に広がる。

[文/構成 by MediaDogs編集部]

寄稿者

MediaDogs編集部
メディアドッグス株式会社のMediaDogs編集部チーム。インターネットマーケティングに約10年携わるメンバーで編成し、企画・取材・執筆から公開後の改善まで一貫して担当。「出会いを、設計する。」のもと、人と企業が正しく出会える場をつくるために、一次情報の確認とファクトチェックを徹底。情報をわかりやすく誠実に届け、読者の疑問を解決します。

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