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Tesla、1000万台目のEVを生産 EV生産台数の推移から見る到達点

Tesla、1000万台目のEVを生産 EV生産台数の推移から見る到達点

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Teslaが7月30日の週、フリーモント工場(米カリフォルニア州)で累計1000万台目となるEVを生産したと発表した。車両はダイヤモンドブラックのモデルYで、電気自動車専業メーカーとして初めて1000万台生産に到達した。1台目納車から18年、100万台到達からは6年での到達となる。

フリーモント工場で1000万台目、電気自動車専業では世界初

Teslaは公式に「今週、フリーモント工場でグローバル累計1000万台目のTeslaを生産した。わずか6年前、同じフリーモント工場で100万台目の車両を作ったばかりだった」と発表した。1000万台目の車両はダイヤモンドブラックのモデルYで、100万台目と同じフリーモント工場から送り出されている。

Teslaが2008年にロードスターの納車を始めてから、およそ18年での到達となった。電気自動車を専業とするメーカーが1000万台の生産に達したのは、Teslaが世界で初めてだ。中国のBYDも2024年に新エネルギー車の累計生産1000万台に到達しているが、BYDの集計にはプラグインハイブリッド車も含まれており、電気自動車のみでの1000万台とは性質が異なる。

100万台から1000万台へ、6〜8カ月ペースに落ち着いた生産推移

Teslaの生産台数の推移を振り返ると、直近ほどペースが安定してきたことが分かる。

到達台数時期主な生産拠点
100万台2020年3月フリーモント工場
200万台2021年9月
300万台2022年8月
400万台2023年3月ギガファクトリー・テキサス
500万台2023年9月ギガファクトリー上海
600万台2024年3月フリーモント工場
700万台2024年10月フリーモント工場
800万台2025年6月ギガファクトリー・ベルリン
900万台2025年12月ギガファクトリー上海
1000万台2026年7月フリーモント工場

100万台から200万台までは1年6カ月を要したが、400万台以降は6〜8カ月おきに100万台を積み増すペースが続いている。工場を米国・中国・ドイツの3極に広げてきたことが、このペース維持を支えている格好だ。

上海工場は上半期だけで46万8000台、世界生産の5割超を担う

2026年上半期のTesla世界販売台数は83万台を超え、うち4〜6月期の納車は48万台超と四半期として過去最多を記録した。なかでも上海のギガファクトリーは上半期だけで46万8000台を納車し、前年同期比28.4%増、Teslaの世界生産の5割を超える規模となっている。上海工場の累計生産台数も450万台を突破しており、1000万台という節目のなかでも中心的な役割を担ってきたことがうかがえる。

次の目標は2000万台、マスク氏報酬案の12条件の一つに

Teslaは今後、2000万台への到達を目指すことになる。これは、株主が承認したイーロン・マスクCEOの新たな報酬案に盛り込まれた12の運用目標のうちの一つで、2035年までにクリアすることを条件としている。マスク氏の報酬案は、Tesla株の時価総額が2兆ドルに達した後、5000億ドル増えるごとに段階的に権利が発生する仕組みで、車両2000万台の生産・納車のほか、FSD(完全自動運転)サブスクリプション1000万件、ロボット100万台生産といった目標のいずれか一つに届けば各段階の条件を満たす設計になっている。

1000万台から2000万台に到達するには、これまでの生産量とほぼ同じ規模を積み増す必要がある。直近数年は世界的なEV需要の伸びが鈍化する場面もあり、この先も同じペースを保てるかどうかが、2000万台という次の到達点の行方を左右しそうだ。

[文/構成 by MEDIA DOGS編集部]

寄稿者

MEDIA DOGS 編集部
メディアドッグス株式会社のMEDIA DOGS 編集部チーム。インターネットマーケティングに約10年携わるメンバーで編成し、企画・取材・執筆から公開後の改善まで一貫して担当。「出会いを、設計する。」のもと、人と企業が正しく出会える場をつくるために、一次情報の確認とファクトチェックを徹底。情報をわかりやすく誠実に届け、読者の疑問を解決します。

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