38歳メッシ、本大会初ハットトリック!クローゼ記録に並ぶ3得点でアルゼンチン勝利

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2026年6月16日、カンザスシティーで行われたW杯北中米大会J組第1戦で、アルゼンチンはアルジェリアに3-0で快勝した。FWリオネル・メッシ(38)=アルゼンチン代表=が3得点を挙げ、本大会で自身初のハットトリックを達成。W杯通算16得点で、元ドイツ代表FWミロスラフ・クローゼ氏の持つ最多得点記録に1位タイで並んだ。
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前半17分の先制弾から3発——アルジェリアを3-0で退ける
0-0の前半17分、MFデパウルの縦パスを中央で受けたメッシが、エリア外から左足を振り抜いた。強烈なミドルシュートが相手GKの手を弾いてゴールに突き刺さる。先制だ。
前半6分に一度ゴールネットを揺らしながらも、オフサイドの判定で取り消された。それでも次のチャンスを逃さない。後半15分、MFマカリテルのミドルシュートのこぼれ球に真っ先に反応し、飛び込んできたGKの逆をついて右足でゴール右へ流し込んだ。クローゼ氏の16得点まで、あと「1」。
後半31分、ペナルティアーク付近でボールを受けると、左足でゴール左すみへ蹴り込む。W杯本大会での自身初のハットトリック。会場が総立ちとなり、騒然とした。後半35分に交代を告げられたメッシに、スタンド全体からスタンディングオベーションが降り注ぎ、ピッチを後にする。
6大会20年——クローゼ記録への長い助走
メッシにとって今大会は、史上初となる6大会連続W杯出場の舞台。アルゼンチン代表でのこの試合は通算200試合目にあたり、代表通算ゴールも120に到達した。
W杯のピッチに初めて立ったのは2006年6月16日、ドイツ大会のセルビア・モンテネグロ戦だった。ちょうど20年後の同じ日付に、最多得点記録に並ぶ。大会別の得点はドイツ大会1点、南アフリカ大会0点、ブラジル大会4点、ロシア大会1点、カタール大会7点。合計13得点を今大会に持ち込む。
クローゼ氏に並ぶには、あと3点が必要だった。今大会初戦のこの90分で、その3点をまとめてたたき込む。
同日の別カードではフランスのエムバペが2得点してW杯通算14得点に伸ばし、一時メッシを上回った。その約6時間後、38歳が3得点で一気に追い抜く。20代の若手が2得点ずつ積み重ねるなか、38歳は1試合で3点を奪ってみせた。
ハットトリックの年齢記録も塗り替え——従来比で約5歳分の更新
最多得点記録への到達に加え、W杯でのハットトリック最年長記録も書き換えた。
従来の記録はC・ロナウド(ポルトガル)が2018年ロシア大会のスペイン戦でマークした33歳130日。今回のメッシは38歳での達成で、この記録を大幅に上回る。W杯でのハットトリックはこれで通算55回目で、2022年カタール大会決勝のエムバペ以来の記録だ。メッシにとっては本大会初。
今大会開幕前、クローゼ氏は南ドイツ新聞の取材に「記録はこのW杯で破られると思っている」と明言した。「もし破られるなら、メッシに達成してほしい。私はずっと彼の大ファンだ。彼は天才だ」とも語り、記録保持者として長年のライバルへの敬意を示していた。その予想通り、初戦で早くも記録に並ぶ。
W杯歴代通算得点では、クローゼ氏とメッシが16点で首位に並び、2位にロナウド(ブラジル)の15点が続く。3位にはミュラー(西ドイツ)とエムバペが14点で並んだ。
総立ちのカンザスシティー——スタンドが沸いた38歳の瞬間
3点目が決まった後半31分、カンザスシティー競技場のスタンドは総立ちになり、会場が騒然となった。W杯史上初の6大会連続出場を果たした38歳が、初戦でハットトリックを達成する。後半35分に交代を告げられると、全スタンドからスタンディングオベーションが降り注ぎ、ピッチを後にした。
なぜ”神の子”と呼ばれ続けるのか。
この試合ひとつで、その答えが示された。ちょうどW杯デビューから20年となる6月16日に、アルゼンチン代表通算200試合目を最高の形で飾った。
次は単独トップへ——連覇へ向けた圧倒的な出発
クローゼ氏の16得点に並んだメッシの次の目標は、単独での最多得点記録だ。今大会のグループステージにはJ組の第2戦・第3戦が残り、トーナメントへと進めば出場試合数はさらに増える。記録更新の機会は十分にある。
大会期間中の6月24日には39歳の誕生日を迎える。それ以前に記録の塗り替えを果たすかどうかが注目される。
2022年カタール大会では7得点を挙げて初優勝に導いた”神の子”が、再び頂点へ向かう。前回大会以来となる連覇を目指すアルゼンチンにとって、エースの今大会初戦でのハットトリックは、以降の戦いに向けた力強い弾みとなった。
[文/構成 by たかなし もか]































































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