佐藤友花、AS日本代表の最終選考合宿を辞退 辞退理由は故障ではなく本人の意志 アジア大会で主将、弟・佐藤陽太郎との混合デュエットで世界水泳金の経歴

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アーティスティックスイミング(AS)の佐藤友花(25)=ジョイフルアスレティッククラブ=が、2027年度の日本代表を決める最終選考合宿を本人の意志で辞退した。日本水泳連盟は11月4日に新しい日本代表候補を発表したが、そこに佐藤の名前はなかった。
2027年度AS日本代表候補の発表、主将の佐藤友花は選考合宿を辞退 辞退理由は「本人の意志」
佐藤は2026年9月の愛知・名古屋アジア大会で日本チームの主将を務め、比嘉もえとのデュエットで銀メダルを手にしたばかり。2023年の世界水泳福岡大会では、弟の佐藤陽太郎と組んだ混合デュエットで日本勢初の金メダルに輝いている。
日本水泳連盟が4日に発表したのは、2027年度のAS日本代表候補だ。日刊スポーツとデイリースポーツは「代表候補」と報じ、スポーツニッポンは来年夏にハンガリーのブダペストで開かれる世界選手権の日本代表と伝えている。16歳の田所新菜や三木心愛らが新たに加わった。
一方、2024年パリ五輪代表の佐藤は、最終選考の合宿を辞退したため選ばれなかった。報道によると辞退は故障などによるものではなく「本人の意志」によるもので、主将が自ら選考を退くのは近年なかった例だという。
佐藤は名古屋アジア大会でチームをまとめる立場にあり、デュエットでは比嘉もえとペアを組んでいた。「本人の意志」という以上の説明は、4日時点で本人や日本水泳連盟から出ていない。
2歳で水泳、6歳でAS 茨城県つくば市で育った経歴
佐藤は2001年8月22日生まれで、茨城県つくば市の出身だ。2歳で水泳を始め、6歳で当時シンクロナイズドスイミングと呼ばれていたASの世界に入った。所属は地元茨城のジョイフルアスレティッククラブで、JOCのプロフィールでは筑波大学大学院に在籍している。
競技と勉強を両立してきた選手でもある。勉強で得た知識が競技にも役立つと、佐藤は10月の講演でも語っていた。目標から逆算して必要な技術や知識を考え、一つずつ身につける。そうした考え方を、佐藤は講演で生徒たちに伝えている。
弟・佐藤陽太郎と組んだ混合デュエットで世界一
佐藤の名前が広く知られるきっかけは、弟の佐藤陽太郎との混合デュエットだった。男女1人ずつが組んで演技する種目で、ASに男子選手が加わるようになってから世界選手権に採り入れられた。
2022年のブダペスト世界水泳で、姉弟ペアは混合デュエットのテクニカルルーティンとフリールーティンに出場し、テクニカルは86.5939点、フリーは89.7333点で、2種目とも銀メダルに輝いた。翌2023年7月16日、地元開催の世界水泳福岡大会では混合デュエットのテクニカルルーティン決勝で255.5066点をマークし、この種目で日本勢として初めての金メダルを手に入れる。
前回大会の2位から、1年で頂点へ。
混合デュエットと並行して、チーム種目でも2022年のブダペスト大会からメダル獲得に加わってきた。2024年のパリ五輪ではチーム5位、比嘉と組んだデュエットで8位に入った。主な成績は次のとおりだ。
| 年 | 大会 | 成績 |
|---|---|---|
| 2022年 | 世界水泳ブダペスト | 混合デュエット銀 |
| 2022年 | 世界水泳ブダペスト | チームテクニカル銀、 |
| 2023年 | 世界水泳福岡 | 混合デュエット金 |
| 2023年 | 世界水泳福岡 | チームアクロバティック銅 |
| 2023年 | 杭州アジア大会 | デュエット銀 |
| 2023年 | 杭州アジア大会 | ミックスチーム銀 |
| 2024年 | 世界水泳ドーハ | チームテクニカル銅、 |
| 2024年 | パリ五輪 | チーム5位 |
| 2024年 | パリ五輪 | デュエット8位 |
| 2025年 | 世界水泳シンガポール | チームフリー銀 |
| 2026年 | 名古屋アジア大会 | デュエット銀 |
| 2026年 | 名古屋アジア大会 | チーム銀 |
アジア大会では2大会続けてデュエットで銀メダルを手にした。名古屋大会のチーム種目は中国に次ぐ2位で、佐藤が主将として臨んだ大会だった。
10月には茨城県立牛久栄進高等学校で講演「常に探究心を」
代表発表の少し前、佐藤は地元茨城で高校生に語りかけていた。10月23日、茨城県立牛久栄進高等学校(牛久市)の創立40周年記念企画に招かれ、全校生徒の前で講演している。
テーマは「知ることが、強さになる」。文武両道で過ごしてきた経験を紹介し、目標を達成するために大切なこととして次のように話した。
「常に探究心を忘れないことが大事」
夢をかなえるには、目標から逆算して必要な知識や技術と、それを身につける方法を考えることが欠かせない。佐藤は生徒たちにそう伝えた。創立40周年の節目に、日本代表の主将を招いた記念企画となった。
ブダペスト世界選手権のASは2027年7月10日から
日本代表が次に目指す2027年の世界選手権は、ハンガリーのブダペストで6月26日から7月18日まで開かれる。ASは7月10日から17日まで、Duna Arena(ドゥナ・アリーナ)で行われる予定だ。
新しい代表候補は、比嘉もえらパリ五輪を経験したメンバーに若手が加わる顔ぶれになる。デュエットやチームの組み合わせは、これからの合宿や大会を通して固まっていく。
佐藤自身の今後について、本人や日本水泳連盟から説明は出ていない(4日時点)。弟と世界の頂点に立ち、主将として日本チームを引っ張ってきた25歳。6歳から積み上げてきたキャリアは、日本のASが男女混合の時代へ進んだ歩みとも重なる。
[文/構成 by ライター 凪]








































































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