田所新菜、アーティスティックスイミング日本代表候補に初選出 ダイアモンド☆ユカイの16歳長女、中学入学を機に大阪へ移り井村雅代コーチのもとで練習

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日本水泳連盟は11月4日、2027年度のアーティスティックスイミング(AS)日本代表候補を発表し、16歳の田所新菜が初めて選ばれた。父は歌手のダイアモンド☆ユカイ(64)。身長172センチの新菜は中学入学を機に母と大阪へ移り、井村雅代コーチのもとで2028年ロサンゼルス五輪を目指している。
2027年度の日本代表候補に16歳で初選出
日本水泳連盟が4日に発表した2027年度のAS日本代表候補に、田所新菜(16)=井村アーティスティックスイミングクラブ=が初めて選ばれた。日刊スポーツとデイリースポーツは「代表候補入り」と報じ、スポーツニッポンは来年ブダペストで開かれる世界選手権の日本代表に選ばれたと伝えている。
ジュニア世代で結果を残してきた新菜が、シニアの日本代表候補に選ばれるのはこれが初めてだ。10月17日に父のユカイがブログで、長女が日本代表の選考会に臨むと明かしてから、18日後の発表となった。
同じ発表では、2024年パリ五輪代表の比嘉もえ(井村クラブ)も名を連ねた。デイリースポーツによると、2004年アテネ五輪の競泳男子代表・三木二郎さんの娘、三木心愛も新たに選ばれている。元広島の比嘉寿光さんを父に持つ比嘉と合わせ、有名な父を持つ選手が3人そろった。
どんな選手か 172センチの長身、7歳で競技を始めた
新菜は2010年2月生まれ。日刊スポーツによると、2月5日に埼玉県で生まれ、幼いころからバレエなどに親しんだ後、7歳でASを始めた。デイリースポーツも「小学2年」から競技を続けてきたと報じている。
172センチの長身は、代表候補入りを伝えた各紙がそろって紹介した特徴だ。ユカイはブログで長女を「ニーチェ」と呼ぶことが多いが、日刊スポーツによると、愛称は「ニーナ」だという。
ここまでの歩みを、報道とユカイのブログで確かめられる範囲で並べると次のようになる。
| 時期 | 出来事 |
|---|---|
| 2010年2月 | 誕生 |
| 7歳ごろ | ASを始める |
| 中学入学時 | 母と大阪へ移り井村クラブに入る |
| 2023年夏 | ジュニアオリンピックの13歳から15歳の部でソロとチームの両方で優勝 |
| 2025年8月 | ギリシャのアテネで開かれたユース世界選手権に日本代表として出場 |
| 2026年5月 | 日本選手権でソロFR4位とデュエットTR2位 |
| 2026年8月 | ジュニアオリンピックの15歳から18歳の部のソロで優勝 |
| 2026年9月30日 | ユカイがブログでジュニアオリンピックのソロ優勝を報告 |
| 2026年10月17日 | ユカイがブログで日本代表選考会への挑戦を報告 |
| 2026年11月4日 | 2027年度の日本代表候補に選ばれる |
今年はジュニア五輪のソロで優勝、日本選手権でも上位に
2026年の新菜は、シニアとジュニアの両方で結果を出した。5月の日本選手権ではソロ・フリールーティン(FR)で4位、額田紗子と組んだデュエット・テクニカルルーティン(TR)で2位に入った。日刊スポーツは、チームFRでも2位だったと伝えた。
会場で演技を見守ったユカイは、「根性は僕譲り」と笑顔を見せていたと日刊スポーツは報じている。
ジュニアの舞台では頂点に立った。8月のジュニアオリンピックでは、15〜18歳の部のソロで優勝。ユカイは9月30日のブログで「俺に今シーズンの結果報告をしてくれた。」とつづり、「ソロで優勝し最優秀賞とJOC杯を頂いた」と、金色のメダルの写真とともに報告している。指導者への感謝を忘れないよう娘に呼びかけ、自分も音楽活動を頑張ると書き添えた。
ジュニアオリンピックでの優勝は、これが初めてではない。デイリースポーツによると、2023年夏の大会でも13〜15歳の部でソロとチームの両方を制していた。
前年の2025年には、ユース世代の日本代表として世界の舞台も踏んでいる。8月26日から30日にギリシャ・アテネで開かれたWORLD AQUATICSユースアーティスティックスイミング選手権に出場し、出国する娘を見送ったユカイはブログに「頑張れユースジャパン!!」と書いた。
中学入学を機に母と大阪へ 井村雅代コーチのもとで練習
新菜が練習の拠点を大阪に置いたのは、中学に入るときだった。多くの五輪選手を育て、日本代表のヘッドコーチも務めた井村雅代氏の指導を受けるためで、母が付き添って大阪へ移った。
そのため一家は今、二つの土地に分かれて暮らす。母と新菜は大阪、ユカイと双子の息子たちは関東だ。ユカイは2023年8月、TBS系「ドーナツトーク」に出演した際、妻と長女が大阪にいるのは娘がオリンピックを目指して大阪のチームに入ったためだと説明し、息子たちとの男同士の暮らしを「毎日が運動会」と表現していた。母娘で大阪を拠点にした生活が今も続いている。
別々に暮らしていても、ユカイは娘の大会のたびにブログで思いを書いてきた。10月17日の投稿では、選考会に向かう長女へ「決して一人ではここまで来られなかった。支えてくださる先生方への感謝を胸にこれまで努力してきた自分を信じて。」とつづっている。
続けて、悔し涙を流した日や思うようにいかなかった日もすべてが今日につながっていると書き、「ニーチェらしく、思い切り挑んでこい!夢のその先へ。」と送り出した。その選考会を経て、代表候補の名簿に娘の名前が載った。
父ダイアモンド☆ユカイと双子の弟たち
ユカイは1962年生まれで、本名は田所豊。1986年にロックバンド「RED WARRIORS」のボーカルとしてメジャーデビューした。ソロ歌手としての活動のほか、俳優としても知られる。
2009年に一般女性と再婚し、2010年2月に長女の新菜、2011年11月に二卵性の双子の男の子が生まれた。長男は頼音(ライオン)さん、次男は匠音(ショーン)さん。今年9月には、ユカイが2人の中学校の修学旅行をブログで報告している。
目標は2028年ロサンゼルス五輪
新菜とユカイが見ている先は、2028年のロサンゼルス五輪だ。デイリースポーツによると、ユカイは2024年8月に大阪市内で行った書道のパフォーマンスの場で、集まったファンに「4年後は娘がオリンピックで、金メダルを目指します」と話していた。当時14歳だった娘は、それから約2年3か月で日本代表候補の一人になった。
来年はブダペストで世界選手権が開かれる。7歳で競技を始め、中学から母と大阪で練習を重ねてきた16歳は、シニアの日本代表候補として新しい一年を迎える。
[文/構成 by ライター 飯田タツヤ]








































































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