テレ朝社長、玉川徹氏のホームレス発言を定例会見で謝罪 対応は厳重注意、謹慎処分を受けた2022年との違いと26日からの欠席理由

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テレビ朝日の西新社長が10月27日の定例会見で、玉川徹氏のホームレスを巡る発言を改めて謝罪した。局の対応は、放送当日に番組責任者を含めて厳重注意したというもの。2022年のような懲戒処分(謹慎)は発表されておらず、26日からの欠席は「夏休み」と番組で説明された。
処分は何だったのか 社長が会見で語った局の対応
テレビ朝日は10月27日、東京・六本木の本社で定例会見を開いた。西新社長は、22日放送の「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日系、月〜金曜午前8時)での玉川氏の発言を取り上げ、謝罪の言葉を口にした。
「発言につきましては本人が既にお詫びを申し上げている通りですけど、改めてお詫び申し上げます」
西社長は続けて、発言を「差別や偏見を助長しかねない不適切なもの」と位置づけた。本人が深く反省しているのは当然とした上で、局としても重く受け止め、今後の適切な放送に努める考えを示している。
焦点の”処分”について、社長の説明は短かった。放送当日に、番組責任者を含めて厳重に注意したという。報道によると、再発防止策も適切な放送に努めるという趣旨の説明にとどまった。10月28日時点で、局から懲戒処分や出演停止、降板の発表はない。
玉川徹氏は何を言ったのか 22日の発言と23日の出演
問題の発言は、22日の番組で薄毛や抜け毛を扱ったパネルコーナーの中で出た。薄毛に悩む男性はワカメを食べたりシャンプーを繰り返したりするより病院へ行くべきだと話す流れで、玉川氏は「生活習慣とかで変わるのなら、ホームレスはみんなハゲだっていうの。あんだけ汚い生活をしていて、フサフサな人がいる。海外でもどこでも」と発言したと報じられた。
約30分後の番組終盤、玉川氏は「先ほど私の発言で、ホームレスの方々に対して大変不適切な表現がありました。反省しております。深くおわび申し上げます」と頭を下げた。翌23日の金曜日も、通常どおり生出演している。
関連記事:玉川徹氏、ホームレス巡る発言を生放送で謝罪 電通・ユダヤ人発言に続く失言、局関係者が語る起用継続の理由
謹慎処分の2022年と何が違うのか
玉川氏の処分と聞いて、多くの人が思い出すのは2022年の一件だろう。
同年9月28日の番組で、安倍晋三元首相の国葬での菅義偉前首相の弔辞について「電通が入ってます」と発言し、翌日に事実ではなかったとして謝罪した。テレビ朝日は10月4日、当時社員だった玉川氏を出勤停止10日間の懲戒処分とし、番組担当の幹部2人もけん責とした。いわゆる謹慎処分で、当時の篠塚浩社長は定例会見で「番組および会社の信用を傷付け、損害を与えたことによる処分」と説明している。玉川氏は10月19日、取材報告の形で番組に戻った。
| 時期 | 発言 | 局の対応 |
|---|---|---|
| 2022年9〜10月 | 国葬弔辞の「電通」発言 | 出勤停止10日間の懲戒処分、 |
| 2026年4月 | 「ユダヤ人」を巡る発言 | 番組公式サイトに謝罪文、 |
| 2026年10月 | ホームレスを巡る発言 | 番組責任者を含めて厳重注意、 |
大きな違いは、玉川氏の立場にある。2022年は局の社員として懲戒処分を受けた。その後2023年に定年退職し、いまは元テレビ朝日社員のコメンテーターとして番組に出演する。社員向けの出勤停止とは、前提が変わった。
ただ、社員ではない出演者への対応としてどのような選択肢を検討したのか、局は明らかにしていない。「厳重注意」を選んだ理由についても、会見で示されたのは社長の謝罪と、適切な放送に努めるという方針までだった。
26日からの欠席は謹慎ではなく「夏休み」
会見の前日、26日の月曜日の番組に玉川氏の姿はなかった。
羽鳥慎一アナウンサーは冒頭、アシスタントの松岡朱里アナウンサーが体調不良で休むと伝えた後、玉川氏の欠席について「玉川さんが、ですね。今年ちょっと面倒くさい2回に”夏休み”をわけた、パート2が今日」と説明した。石原良純が苦笑しながら「パート2? 1週間休むわけじゃない?」と尋ねると、羽鳥アナは「1週間だとおもいます」と答え、スタジオに笑いが起きている。
番組の説明では、欠席は今年2回に分けて取る夏休みの2回目にあたる。発言を受けた謹慎や出演停止として休んでいるとの発表はない。
この夏休みの2回目は、発言より前の19日の放送で、羽鳥アナが翌週から玉川氏が夏休みの「シーズン2」に入ると予告していた。発言から4日後に休みが重なったが、局が発表した対応は厳重注意で、休みの理由として示されているのは夏休みだけだ。番組に戻る日は、10月28日時点で公式に発表されていない。
本人の謝罪から社長の謝罪へ 残る課題
22日の本人の謝罪から5日後、局のトップが改めて頭を下げた。生放送の情報番組では、コメンテーターの発言を事前に止めるのは難しい。それだけに、発言が出た後の対応に目が向く。
テレビ朝日は今回、本人の謝罪、番組責任者を含めた厳重注意、社長の会見での謝罪と対応を重ねた。玉川氏の発言を巡って局が謝罪したのは、2026年4月の「ユダヤ人」発言に続いて今年2件目となる。会見で具体的な再発防止策は示されず、局が掲げた「適切な放送」をどう形にするのかは、番組のこれからの放送に委ねられた。
[文/構成 by ライター 飯田タツヤ]












































































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