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庄子雄大、日本シリーズ第1戦の延長11回に決勝打 横浜市出身、横浜高校・神奈川大学の歩み

庄子雄大、日本シリーズ第1戦の延長11回に決勝打 横浜市出身、横浜高校・神奈川大学の歩み

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ソフトバンクの庄子雄大(24)が10月24日、横浜スタジアムで行われたSMBC日本シリーズ2026第1戦のDeNA戦に「8番・遊撃」で先発した。1-1で迎えた延長11回1死一、二塁で、レフトの頭上を越える勝ち越しの適時二塁打を放ち、チームの3-1の先勝を呼び込んでいる。7回にも先制の打点を挙げ、5打数2安打2打点1盗塁の活躍だった。横浜市で生まれ育ち、横浜高等学校から神奈川大学へ進んだ地元出身の選手が、子どものころにプロ野球を見に行っていた球場で日本シリーズ初先発の大舞台に立った。

延長11回、1死一、二塁でレフトの頭上を越えた

試合は1-1のまま延長戦に入った。10回裏にはDeNAが2死二、三塁と攻め立てたが、4番手のオスナが佐野恵太を空振り三振に仕留めてしのいでいる。

迎えた11回表、ソフトバンクは先頭の柳田悠岐がライト線への二塁打で出塁する。牧原大成が三振に倒れたところで、DeNAは岩田将貴から馬場皐輔へ継投した。

続く山本祐大は馬場の初球が体に当たり、1死一、二塁。ここで打席に入ったのが庄子だった。カウント0-1からの2球目をとらえた打球は、レフトを守る度会隆輝の頭上を越えていく。二塁走者の代走・川村友斗が生還し、ソフトバンクが2-1と勝ち越した。

なおも1死二、三塁から、代打の柳町達がレフトへ犠牲フライを打ち上げ、三塁走者の代走・緒方理貢がかえって3-1。その裏はクローザーの杉山一樹が締め、ソフトバンクが4時間12分の熱戦を制した。勝利投手はオスナ、敗戦投手は岩田だった。

横浜スタジアムには3万3388人が詰めかけた。試合開始の18時36分から終了の22時48分まで、延長11回の攻防が続いている。両チームとも失策はなく、安打はソフトバンクが11本、DeNAが9本だった。

決勝打の場面について、庄子は試合後に「気付いたら打っていて、気付いたら二塁にいた感じだった」と振り返っている。

初回の併殺、5回の初安打、7回の先制打点

庄子にとっては、これが日本シリーズ初先発の試合だった。決勝打の前から、この日は守備とバット、足で存在感を見せていた。

まず見せたのは守備だった。1回裏、DeNAは1死満塁と先発の上沢直之を攻め立てる。ここで梶原昂希の打球はショートへ。遊撃の庄子がさばいて併殺を完成させ、いきなりのピンチを無失点で切り抜けた。

打撃では、2回の第1打席はセカンドゴロに倒れた。迎えた5回1死の第2打席で、センター前へ日本シリーズ初安打を放つ。すぐに二塁への盗塁も決め、チャンスを広げた。

7回は無死二、三塁の好機で打席が回ってくる。DeNAの先発・石田裕太郎の初球を打ってセカンドゴロとし、その間に三塁走者の牧原大成がかえった。0-0の均衡を破る先制の打点だ。

上沢はその後も立ち直り、7回を投げて6安打無失点に抑えた。ただ、8回に2番手の松本裕樹がDeNAの牧秀悟にセンターへのソロ本塁打を浴び、試合は1-1の同点に戻る。9回2死二塁の第4打席で庄子は空振り三振に倒れ、決着は延長へ持ち越された。

この試合の庄子の成績は5打数2安打2打点1盗塁。チームの3得点のうち2点に絡んだ。

守っていたのは横浜高校の同級生・度会

11回の打球が越えていったレフトの度会は、横浜高等学校の同級生だ。高校時代に同じグラウンドで汗を流した2人が、プロの日本シリーズで、地元の横浜スタジアムで向き合った。

庄子は横浜市旭区の出身で、2002年10月2日生まれ。中学時代は中本牧リトルシニアでプレーし、神奈川の名門・横浜高等学校へ進んだ。同じ学校の先輩には、ソフトバンクでチームメートになった近藤健介もいる。

庄子は、プロ野球を見に行くといえば横浜スタジアムだったとも明かしている。観客として足を運んだ球場で、今度はその試合を決める一打を放ったことになる。

神奈川大学からドラフト2位でソフトバンクへ

高校卒業後は、地元の神奈川大学人間科学部へ進んだ。神奈川大学野球リーグでベストナインに何度も選ばれ、通算100安打にも到達している。最終学年の秋にはリーグ優勝を経験した。

2024年10月24日のドラフト会議で、ソフトバンクから2位指名を受けてプロ入り。ドラフトからちょうど2年後の同じ日に、日本シリーズの決勝打を放ったことになる。

プロ2年目の今季は108試合に出場し、打率.244、1本塁打、26打点、22盗塁を記録した。日本ハムとのクライマックスシリーズのファイナルステージでは「9番・遊撃」で11打数5安打、打率.455と打ちまくり、シリーズのMVPに選ばれている。その勢いを、日本シリーズの初戦にそのまま持ち込んだ。

第2戦は10月25日18時から横浜スタジアムで

日本シリーズ第2戦は、10月25日の18時から同じ横浜スタジアムで行われる。予告先発はソフトバンクがモイネロ、DeNAが尾形崇斗だ。

第2戦と第3戦、さらに試合が行われる場合の第6戦・第7戦は、U-NEXTで見放題のライブ配信が予定されている(10月25日時点、U-NEXT公式発表。月額会員は追加料金なし)。

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地元の横浜で生まれ育ち、横浜高校、神奈川大学と地元で力をつけてきた24歳の遊撃手。初戦の主役になった庄子が、2戦目以降も同じ球場でどんな打撃を見せるのか注目が集まる。

関連記事:庄子雄大、地元・横浜で日本シリーズ第1・2戦へ「やりやすい球場」 横浜高→神奈川大

関連記事:日本シリーズ2026、NPBが全7戦の中継・配信を発表 各戦の放送局と配信サービスを整理

[文/構成 by スポーツライター 高瀬翔吾]

寄稿者

高瀬翔吾
Webメディアでスポーツ、エンタメ、時事ニュースなど、累計数千本の記事制作に携わってきたスポーツ系ライター。野球分野では、プロ野球の試合結果や選手の記録をはじめ、MLB、高校野球、ドラフト、移籍、契約更改などの記事を継続的に担当。数字や公式記録を基に情報を整理する記事を得意としており、結果を伝えるだけでなく、その記録が持つ意味や、選手・球団を取り巻く背景までわかりやすく解説することを心がけている。主な執筆分野は、プロ野球、MLB、高校野球、侍ジャパン、ドラフト、移籍情報。

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