ドラフト会議、6巡目でヤクルトの指名が数分止まる NPBスタッフが駆けつけ、石澤大和を6位指名

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時間がない人向けの30秒で理解ゾーン
10月22日のプロ野球ドラフト会議で、6巡目のヤクルトの番で指名が出ないまま数分間、進行が止まった。NPBのスタッフがヤクルトのテーブルへ駆けつけ、その後ヤクルトは日本製鉄室蘭シャークスの石澤大和投手を6位で指名した。止まった理由は明らかにされていない。
ロッテの6位指名の後、ヤクルトの番で進行がストップ
ドラフト会議は10月22日、東京都港区のグランドプリンスホテル新高輪 国際館パミールで開かれた。1巡目から指名が進み、6巡目に入ったところで流れが止まる。
6巡目は楽天、中日、ロッテの順に指名が続いた。ところが、ロッテが日南学園高の田中皐晴を指名した後、4番目のヤクルトの指名がなかなか出なかった。報道によると、NPBのスタッフが池山隆寛監督らの座るヤクルトのテーブルへ急いで向かい、数分たってから指名が再開した。運営スタッフがヤクルトのテーブルへ駆けつけて助言を送る場面があったとも伝えられている。
再開後、ヤクルトが読み上げたのは日本製鉄室蘭シャークスの石澤大和投手。テーブルで何があったのか、確認できる範囲では、ヤクルト・NPBとも詳しい説明を出していない。機器の不具合の可能性を指摘する報道もあったが、見立てにとどまり、原因は確定していない。
一部報道では、6巡目の最後に指名する阪神の番の前にも、スタッフがテーブルへ向かう場面があったと伝えられた。ただ、止まった時間や理由はどの報道でも明らかになっていない。阪神はこの巡で東京ガスの越川海翔捕手を指名し、6巡目を終えた。
会場の様子として分かっているのは、大勢の観客で客席が埋まっていたことと、ヤクルト陣営の周りに運営関係者が集まっていたことだ。
北海道の社会人から12年ぶりの支配下指名 ヤクルト6位・石澤大和
止まった時間の先で名前を呼ばれた石澤は、北海道網走市出身の25歳。東京農業大学北海道オホーツクを経て日本製鉄室蘭シャークスに入り、今季が3年目の左腕だ。
最速は148キロと伝えられている。直球を軸に6種類の変化球を投げ分け、8月の日本ハム二軍とのプロアマ交流戦などで好投していた。北海道の社会人チームから支配下で指名されるのは、2014年に瀬川隼郎投手が日本ハムから5位指名されて以来、12年ぶりと報じられた。
ヤクルトはこの日、支配下で7人、育成で3人の計10人を指名した。1位は東京ガスの藤澤涼介外野手。支配下で指名した投手は5位の川平真也(茨城アストロプラネッツ)と石澤の2人で、支配下で社会人チームから指名した投手は石澤だけとなる。
阪神6位の越川海翔は関大で金丸夢斗とバッテリー
阪神が6位で指名した越川海翔は、大阪府堺市出身の24歳の捕手だ。174センチ、82キロの右投げ左打ちで、串本古座高では4番・捕手を務め、関西大学では明治神宮大会ベスト8入りに貢献した。
関大時代には、現在中日でプレーする金丸夢斗投手とバッテリーを組んだ。東京ガスでは入社2年目の今季に正捕手の座をつかみ、二塁への送球タイムは1.8秒台。この強肩が最大の武器だ。
所属先の東京ガスでは、同僚の藤澤がヤクルトに1位で指名された。一方の越川は控え室でモニターを見つめながら、名前が呼ばれるのを待っていた。取材に「自分は下位だとは思っていたんですけど、本当に不安で……。モニターをずっと見ていました」と明かし、指名を受けた瞬間を「飛び上がるくらいうれしい気持ちでしたね」と表現した。
ヤクルトの1位と阪神の6位。同じ会社の2人が、同じ日に別々のセ・リーグ球団へ進む道が決まった。
2巡目からは折り返しで指名、6巡目は楽天から
ドラフトで指名が止まると、なぜ目立つのか。
答えは指名の順番にある。NPBが公表した選択手順では、1巡目だけは12球団が同時に希望選手を出す入札方式で、重なれば抽選で決める。2巡目以降は1球団ずつ順番に指名していく。
順番の決め方は、偶数の巡は球団順位の逆順、奇数の巡は球団順位の順で、巡ごとに折り返す。逆順の起点になるのは、優先権を持つリーグの最下位球団。2026年はパ・リーグが優先権を持ち、以下セ・パの球団が交互に並ぶ。6巡目は偶数の巡なので逆順となり、楽天から始まって阪神で終わった。
1球団ずつ順に回るため、1つのテーブルで指名が出ないと、後ろに続く球団はその間待つことになる。各球団の指名は原則10人まで。全球団が選択を終えるか、選ばれた選手が全体で120人に達した時点で会議は終わる。NPBの選択手順には、1回の指名にかけられる制限時間の記載はない。
6巡目の中断は2年前にも
ドラフト会議で進行が止まった例は、過去にもあった。
2024年10月24日の会議では、6巡目でオリックスの番になったところで進行が止まった。当時の報道によると、NPBは会議後、事前にプロ志望届の提出者などをまとめた指名対象選手のリストを用意しており、オリックスがこのリストに載っていない選手を指名しようとしたと説明した。オリックスは指名を取り下げ、球団内で協議し直したうえで、NTT東日本の片山楽生投手を6位で指名している。この時の中断は約20分に及んだとされる。
2年前は原因がNPBから説明されたが、2026年のヤクルトの停止は、報道ベースで数分という長さ以外、理由がまだ分かっていない。
指名を受けた石澤と越川は、今後それぞれの球団との入団交渉に臨む。
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[文/構成 by スポーツライター TAKU]
















































































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