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海野裕二、古巣ジェラードンのKOC優勝を祝福 かみちぃは生放送で「別にお前がいても優勝できたけどな」

海野裕二、古巣ジェラードンのKOC優勝を祝福 かみちぃは生放送で「別にお前がいても優勝できたけどな」

時間がない人向けの30秒で理解ゾーン

10月17日の「キングオブコント2026」で優勝したジェラードンを、2025年2月にグループを離れた元メンバーの海野裕二(38)が自身のインスタグラムで祝福した。「2本とも知らねぇネタじゃねーか!」と驚きながら、最後は「おめでとう!」。かみちぃ(39)も優勝直後の生放送で、海野に向けて「別にお前がいても優勝できたけどな」と呼びかけていた。

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「混ぜてくれよ!」元メンバーがインスタで送った言葉

決勝はTBS系「お笑いの日2026」の中で、10月17日の午後6時から9時56分まで生放送された。ジェラードンは1stステージ、ファイナルともに671点を出し、合計1342点。2位の蛙亭に33点差をつけて、エントリー3445組の頂点に立った。

その優勝から間もなく、海野がインスタグラムを更新する。添えたのは、アタック西本(39)が涙を流す場面を映したテレビ画面の写真だった。

投稿の文面は次のとおり。「何だよこの2人!すごすぎるだろ!おもろすぎるだろ!2本とも知らねぇネタじゃねーか!教えてくれよ!混ぜてくれよ!かみちぃツッコミ上手いな!にしもとの髪型どうなってんだよ!バンダナいらないだろ!本当すごいわ!おめでとう!」

2本のネタを見たことがなかったと明かしたうえで、かつての相方2人をいじりながら喜ぶ内容になっている。トリオ時代はツッコミを担っていた海野が、かみちぃのツッコミをほめた点も目を引く。

かみちぃは生放送で、西本は会見で海野へ

タイトルにあるかみちぃの言葉は、海野の投稿への返事ではない。優勝を決めた直後の生放送で、テレビの向こうの元メンバーへ向けたものだった。

優勝が決まったあと、CM明けの生放送で優勝トロフィーを手にしたかみちぃは「やりましたね」と切り出す。続けて、元相方の海野もこの放送を見ているのではないかと呼びかけ、「別にお前がいても優勝できたけどな」と語りかけた。放送の終わり近く、西本と喜びをかみしめた直後の一言だった。

さかのぼると、優勝が決まった瞬間、2人の目には涙が浮かんでいた。かみちぃはその場で、トリオでもコンビでも面白いところを見せられたと喜びを口にしている。

放送後、東京・赤坂のTBSで開かれた記者取材会でも、海野の名前が何度も出た。メッセージを求められた西本は「海野、頑張れよ」とエールを送った。2人は高校の同級生で、そろって吉本興業の養成所NSCに入った間柄だ。いまも地元の名古屋に帰ったときは同級生に戻って食事に行くという。自分は普通の会話をしたいのに、海野はずっとツッコミを入れてくると明かし、たぶん戻ろうとしているのだと笑わせた。

では、3人に戻る可能性はあるのか。報道陣の問いに、西本は2人でどれだけ頑張ってきたかを挙げ、そんなに簡単な話ではないと即座に否定した。

かみちぃの答えは少し違う角度からだった。優勝という結果はトリオ時代を上回ったとしたうえで、トリオのほうが自分たちのよさは出ていたと思っていると明かし、海野が抜けたおかげで優勝できたとは思わないでほしいと、本人へ向けて伝えた。生放送での「お前がいても優勝できた」と同じ思いを、会見では言葉を足して説明した。

休養と復帰を繰り返し、2025年2月に契約終了

ジェラードンは、NSC東京校12期生の西本、かみちぃ、海野が2008年10月に結成したトリオだった。2018年7月には大宮ラクーンよしもと劇場を拠点とするユニット「大宮セブン」に加わる。2021年にはトリオでキングオブコントの決勝に進み、5位に入った。

状況が変わったのは、その年の12月だった。海野が体調不良で休養に入る。2022年7月に一度は復帰したものの、再び休養が続いた。

2025年1月6日、海野は大宮ラクーンよしもと劇場のライブで約3年ぶりに舞台へ戻った。しかし、そのおよそ1か月後の2月7日、吉本興業は海野とのマネジメント契約を2月9日付で終えると発表した。本人からの申し出で、発表では「体調の改善を最優先にしたい」との意向が説明された。ジェラードンは西本とかみちぃの2人で活動を続けることになった。

コンビになってからの道のりも平坦ではなかった。2025年のキングオブコントは、西本の肉離れで準決勝を欠場している。会見でかみちぃは、2人になってからの5年は芸歴よりも長く感じたと語った。2021年12月に海野が休養に入ってから数えて、5年近い歳月になる。

関連記事:ジェラードン、キングオブコント2026優勝 コンビで初の決勝、1342点で19代目王者

2本とも首位、2人の形で手にした1000万円

ジェラードンにとって決勝は5年ぶり2度目で、2人体制では初めてだった。1本目は「酔っ払い」、2本目は「マジックバー」。どちらのステージでもトップの点を出し、賞金1000万円を手にした。

1本目は、居酒屋で飲み続ける取引相手のサラリーマン2人の話。実は2人とも相手に合わせて飲んでいるふりをしているだけで、上機嫌で宴会芸を披露する姿が笑いを呼んだ。7人の審査員は94〜98点を付け、かまいたちの山内健司が付けた98点はこの日の最高点となる。2本目はマジックバーが舞台で、客のかみちぃが、マジシャンの西本の変幻自在なマジックに振り回された。

審査の結果は、2人にとって特別な意味を持った。かみちぃは会見で、前回の決勝では山内の点がいちばん低かったが、今回はいちばん高かったのがうれしかったと明かす。西本は、東京03の飯塚悟志が最後に好みではないと言いながら94点を付けてくれたことを喜んだ。

会見でかみちぃが明かしたところでは、1本目の「酔っ払い」は、もとは3人の時代にYouTubeで出したコントだという。西本が「2人でもできるんじゃないか」と持ちかけ、台本なしで試したところ手応えがあった。トリオ時代に作ったものが、形を変えて王者のネタになる。

決勝の前日には、六本木の劇場で先輩の5GAPから「バカコントで優勝してくれ」と声をかけられていた。西本が「俺らのコーチ」と呼ぶ先輩に、いい報告ができるとかみちぃは喜んだ。

結成当時の自分にかける言葉を聞かれたかみちぃは「優勝するよ、2人で」と答え、「どの2人!?」と自分で付け足して会場を笑わせた。西本によると、決勝のオープニング映像にも海野が一瞬映っていたという。かみちぃの返しは「ずりーな、あいつ!」。

3人で始まり、2人で頂点に立ったジェラードン。テレビの前で見届けた元メンバーは「教えてくれよ!混ぜてくれよ!」と書き込み、最後に「おめでとう!」と2人を祝った。

[文/構成 by エンタメライター 和泉ユウスケ]

寄稿者

和泉ユウスケ
映画とアニメのことばかり書いているライターの和泉です。Webメディアで映画レビューを書き始めて9年になりました。深夜アニメは毎クール20本前後を追いかけ、映画館には月に数回、公開初日にもよく出没します。公開日・配信日・キャスト情報は正確に、ネタバレには慎重にお届けします。

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