スパイシーガーリック、キングオブコント初の敗者復活戦を突破 芸人審査と国民投票の両方でトップ

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お笑いコンビのスパイシーガーリックが10月17日、TBS系「お笑いの日2026」の第1部で生放送された「キングオブコント2026」の敗者復活戦を勝ち抜き、11組目のファイナリストになった。2008年に始まった大会で敗者復活戦が行われたのは初めて。芸人審査員60人の採点で300点満点中279点の1位、続く国民投票でも1万2721票の1位と、2つの関門をいずれもトップで通過した。決勝では636点で5位だった。
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芸人審査279点、国民投票1万2721票でいずれも1位
敗者復活戦は10月17日14時から16時30分まで、TBS系で生放送された。出場したのは準決勝で敗れた江戸川ジャンクジャンク、オフローズ、cacao、喫茶ムーン、しずる、生姜猫、スパイシーガーリック、そいつどいつ、ネルソンズ、破壊ありがとうの10組。各組が1本ずつネタを披露し、スタジオの芸人審査員60人が1人5点満点で採点した。
スパイシーガーリックの得点は279点。60人のうち42人が5点、15人が4点、3人が3点を付け、2点以下は1人もいなかった。2位のそいつどいつは275点、3位の喫茶ムーンは264点で、ここまでの3組が国民投票に進んだ。4位のcacaoは260点で、3位とは4点差だった。以下は江戸川ジャンクジャンク256点、ネルソンズ251点、生姜猫250点、破壊ありがとう242点、しずる232点、オフローズ204点の順で、1位と10位の間には75点の開きがあった。
国民投票の結果も、順位は芸人審査と同じになった。スパイシーガーリックが1万2721票、そいつどいつが1万783票、喫茶ムーンが9478票。3組の合計3万2982票のうち約4割をスパイシーガーリックが集め、2位とは1938票差だった。
芸人審査で4点、国民投票で約2000票。どちらの差も大きくはないが、2つの関門で一度も首位を譲らなかった。
初めての敗者復活戦の仕組み、芸人審査は12年ぶり
キングオブコントは2008年に始まり、2026年で19回目を迎えた。プロ・アマや芸歴を問わず出場でき、今大会のエントリーは3445組。準決勝に進んだ35組のうち、決勝に直行した10組を除く25組から、上位10組が敗者復活戦に回った。
敗者復活戦の審査は2段階で行われた。1段階目は芸人による審査。審査員を務めたのは準決勝・準々決勝に進んだ芸人60人で、かが屋、3時のヒロイン、うるとらブギーズ、ザ・ギース、ママタルトなど27組が顔をそろえた。芸人審査は第1回の2008年大会から2014年大会まで決勝で採用されていた方式で、当時はファイナリストと同じ舞台で戦った準決勝進出者が採点したり、どちらのネタが面白かったかを判定したりしていた。大会で芸人審査が採り入れられるのは、2014年大会以来12年ぶりになる。
2段階目は視聴者による国民投票だ。芸人審査の上位3組を対象にインターネットで投票を受け付け、参加にはTBSのTBS IDへの登録が必要だった。番組のMCはかまいたちの濱家隆一とチョコレートプラネットが務めた。
芸人審査では、厳しい点数も出た。ネルソンズは251点の6位で、1人が最低の1点を付けた。3人そろって「誰だ!」と呼びかけ、スタジオの笑いを誘った。
決勝そのものの仕組みも変わった。審査員は前年までの5人から7人に増え、東京03の飯塚悟志、バイきんぐの小峠英二、ロバートの秋山竜次、かまいたちの山内健司、シソンヌのじろうに、前回王者のロングコートダディ・堂前透と、2018年王者のハナコ・秋山寛貴が加わった。
決勝は3番手で636点、エスカレーターのマイムで5位
18時からの決勝で、スパイシーガーリックは11組中3番手に登場した。ゾンビになった男と、襲われる男の攻防を描くコント。舞台にはないエスカレーターを、あるように見せるマイムを繰り返して笑いを取った。
MCの浜田雅功は「エスカレーターをバンバン使って」と評価し、敗者復活からの勝ち上がりについて手応えを尋ねた。2人の答えは「手応えありました」。審査員の飯塚は、緊張と緩和の流れでエスカレーターを使って緩和させる笑いの取り方を「見たことのない」ものだとし、同じ人力舎の所属として、養成所でエスカレーターのマイムを習ったのかと問いかけた。
得点は636点。審査員別では飯塚の93点が最も高く、小峠、じろう、秋山寛貴が92点、秋山竜次が91点、山内が90点、堂前が86点と続いた。1stステージ3位のヤッホイ(653点)とは17点差で、ファイナルステージには届かなかった。最終順位は5位だった。
優勝は1stステージ671点、ファイナルステージ671点の合計1342点を挙げたジェラードン。2位は蛙亭の1309点、3位はヤッホイの1282点となった。
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結成7年目の人力舎コンビ、2月にはビートたけし杯で優勝
スパイシーガーリックは、プロダクション人力舎に所属する片山智勝(35)とジョン(30)のコンビ。2020年10月に結成し、2026年で7年目に入った。キングオブコントでの最高成績はこれまで準決勝で、決勝の舞台は初めてだった。
2026年2月12日には、東京・浅草の浅草東洋館で開かれた第8回たけしが認めた若手芸人 ビートたけし杯「お笑い日本一」で優勝した。審査したビートたけしは、ベタなオチが来ると思わせて少しずらす作りを面白さに挙げ、「いいリズムでできている」と評価した。片山は大会後の取材に、同杯で人力舎からまだ優勝者が出ていなかったことに触れ、トロフィーを事務所に持ち帰れる喜びを語っている。ジョンは、相方がいいネタを作ってくれたことへの感謝を笑顔で口にした。
同じ人力舎からは、ザ・マミィも5年ぶり2度目の決勝に進んでいた。決勝の舞台には、同じ事務所から2組が立った。
初の敗者復活組として残した数字
決勝に直行した10組のうち、スパイシーガーリックの636点を上回ったのはジェラードン、蛙亭、ヤッホイ、相性はいいよね(643点)の4組だけだった。ダウ90000(635点)、や団(632点)、元祖いちごちゃんとザ・マミィ(ともに629点)、ニッポンの社長(627点)、ななまがり(625点)は、いずれもスパイシーガーリックを下回った。
準決勝で一度は決勝を逃したコンビが、芸人と視聴者の両方から1位に選ばれ、決勝でも11組中5位に入った。敗者復活戦は2026年大会で初めて設けられた枠で、最初の勝ち上がり組がこの結果を残した。
[文/構成 by エンタメライター 真柴 ことね]








































































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