村松開人、初回の死球で右肩甲骨を骨折し負傷交代 巨人・竹丸の150キロ直球が背中を直撃、復帰まで最低2週間

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中日の遊撃手・村松開人が8月15日の巨人戦(バンテリンドーム)初回、巨人先発・竹丸和幸の150キロ直球を右肩甲骨付近に受けて途中交代した。1死から2番の村松への5球目、内角高めに抜けた直球が右肩を直撃。竹丸はすぐさま帽子を取って謝罪した。村松はベンチで治療を受けたが、そのままプレーを続けられず、代走の土田龍空と交代。診断の結果は右肩甲骨骨折で、井上一樹監督は「最低2週間は」と復帰までの見通しを語った。
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「陥没しているような形」、井上監督が明かした骨折の状態
井上一樹監督は村松の負傷について「(損傷としては)ボキッと折れたわけではなく、陥没しているような形。本人もショックだと思う」と説明した。そのうえで「『9月頭には1軍で勝負しよう』と声を掛けました」と、前向きな言葉を村松にかけたことを明かしている。村松本人も「骨折でした。(出場選手登録は)抹消になるかなと思います。骨がくっつかなくても、痛みがなければやれるので。やれることをやって最短で戻れるように、頑張ります」と、早期復帰への意欲を語った。落胆をにじませつつも、前を向く姿勢を崩さなかった。
7月17日にも同じ部位付近で死球、今回で2度目
村松が右肩甲骨付近に死球を受けるのは、今回が初めてではない。7月17日の巨人戦(東京ドーム)でも、6回に先発・ウィットリーの156キロ直球を右肩甲骨付近に受けていた。このときは苦悶の表情を浮かべながらもプレーを続けたが、スローイングに支障を感じ、7回の守備からは土田に交代して退いた。約1カ月の間に、同じ巨人投手陣の剛速球を同じ部位に2度受けたことになり、今回は初回から即座にベンチへ下がる判断となった。
「村松どうか無事でいて」、ファンからは心配の声
途中交代の一報を受け、SNS上ではファンから「村松どうか無事でいて」「どうしてくれるんや」「離脱は勘弁よ」といった心配や不安の声が相次いだ。遊撃のレギュラーとして今季序盤戦MVPにも選ばれた村松だけに、戦線離脱の影響を懸念する反応が広がった。約1カ月の間に似た部位への死球が重なったことも、ファンの不安を後押しした一因とみられる。
本職は二塁手、遊撃で開花した25歳の復調シーズン
村松は静岡県牧之原市出身の25歳。2022年ドラフト2位で中日に入団し、本職は二塁手ながら今季は遊撃のレギュラーとして定着していた。プロ1年目の2023年には5月14日に球団64年ぶりとなる新人の満塁本塁打を放つなど鮮烈な足跡を残し、98試合に出場してサヨナラ打も2度記録した。2年目の2024年には5月に8打席連続安打で球団タイ記録をマークして109試合に出場し打率.275と結果を残す一方、6月には左肩の負傷で途中交代した経験もある。ところが3年目の2025年は右脇腹痛による離脱が響き、出場は54試合にとどまって打率1割台まで落ち込んだ。今季は開幕から遊撃のレギュラーに定着し、序盤戦MVPに選ばれるほどの復調を見せ、負傷直前の8月14日時点で104試合に出場して打率.254、5本塁打38打点という数字を残していた。2025年の打率.177から大きく上向いていただけに、今回の骨折は本人にとって痛手となる。
村松なきベンチから中日は今季最多タイの11得点で大勝
村松が退いた後の試合そのものは、中日にとって明るい結果となった。サノーが1回に先制の14号2ラン、3回にも15号3ランを放つ2打席連続弾で5打点をマークし、先発マラーが7回無失点と好投。中日は11-2で今季最多タイの得点を挙げて連敗を止めた。一方の竹丸は3回8失点で自己ワーストタイの降板となり、24歳の左腕は「ダメだったなって」と力なく振り返った。橋上秀樹監督代行は「球質や球威がだいぶ崩れている」と指摘したうえで「批判は全て甘んじて受けます」と謝罪。巨人にとっては今季5度目となる2桁失点での大敗となった。竹丸は試合前時点で対左打者の被打率.208に対し対右打者は.277と苦手傾向があり、この日もサノーの2本塁打を含めて右打者に打ち込まれていた。村松への死球は、そのサノーの先制2ランと同じ初回の出来事だった。主力を欠く痛手と、チームとしての大勝が同じ夜に重なる、複雑な一戦となった。
5位に沈む中日、CS進出は厳しい状況も前を向く
中日は8月中旬時点でリーグ5位に沈んでおり、クライマックスシリーズ進出は決して容易ではない状況にある。それでも井上監督の「9月頭には1軍で勝負しよう」という声かけには、シーズン終盤に向けてチームの再浮上を期す思いがにじむ。遊撃のレギュラーを長期間空けるわけにはいかない事情もあり、村松の一日も早い戦列復帰に、チームとファン双方の期待がかかっている。負傷離脱を乗り越え、再びレギュラーの座に戻ってこられるかどうかが、今後の中日の浮沈にも影響しそうだ。骨の癒合を待たずとも痛みが引けば実戦復帰を目指せるとの見立てもあり、最短2週間での戦列復帰が焦点となる。奇しくも同じ右肩甲骨骨折では、阪神の前川右京が7月17日の死球からわずか16日で1軍復帰した例もある。前川はファームでの実戦復帰後わずか2試合で5打数3安打1本塁打と結果を残しており、順調に回復が進めば村松にも同様のスピード復帰が見込める。
[文/構成 by スポーツライター 高瀬翔吾]









































































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