大岩陵平、G1決勝の相手は上村優也に決定 勝てばデビューから史上最短5年でのG1制覇

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新日本プロレス「G1クライマックス36」は8月15日、両国国技館で準決勝2試合を行い、決勝進出者が大岩陵平と上村優也に決まった。G1クライマックスは、参加選手をA・Bの2ブロックに分けたリーグ戦で上位者を決め、両ブロック1位同士が決勝で優勝を争う新日本プロレス最大のシングルトーナメント。今回は両ブロックとも2位選手が勝ち上がる波乱の決勝カードとなった。決勝は8月16日、同じ両国国技館で行われる。大岩が優勝すれば、後藤洋央紀が持つ最短キャリア優勝記録「5年1カ月」を更新し、2021年8月のデビューから史上最短となる5年でのG1制覇となる。
IWGP王者・辻陽太を上村が撃破、大岩はニューマンにTHE GRIPで勝利
準決勝第1試合は、Bブロック2位の上村優也がAブロック1位でIWGPヘビー級王者の辻陽太と対戦し、カンヌキスープレックスホールドで撃破した。辻は今年1月4日のレッスルキングダム20でIWGP世界ヘビー級王座を戴冠した後、自らベルトを分解して伝統のIWGPヘビー級王座を復活させた立役者。その現役王者がG1優勝を逃し、大会史上、優勝を果たせなかった現役IWGP王者は1995年の武藤敬司、2000年の佐々木健介に続き3人目となった。第2試合は、Aブロック2位の大岩陵平がBブロック1位のカラム・ニューマンと対戦。18分44秒、自身の必殺技THE GRIPからの片エビ固めで勝利し、初の決勝進出を決めた。
恩師・天山広吉への敬意胸に、猛牛の角で入場
大岩は、この日メインイベントで引退試合を行った天山広吉のかつての付け人だった。準決勝には天山を想起させる猛牛の角を着用して入場し、天山スープレックスやアナコンダ式の変型ヘッドロックなど、随所に師匠へのリスペクトを込めた戦いぶりを見せた。恩師が現役最後の日に袖にした両国のリングで、教え子が決勝進出をつかんだ格好だ。
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出場者決定戦からの下剋上、後藤洋央紀の記録更新なるか
大岩は本戦出場をかけた出場者決定戦を勝ち上がったうえで、Aブロック公式戦では前年覇者のKONOSUKE TAKESHITAを執拗なヘッドロックで攻め続けた末にTHE GRIPで撃破するなど、下剋上での決勝進出となった。愛知県江南市出身、1998年11月7日生まれの27歳。中学3年からアマチュアレスリングを始め、2018年にはJOCジュニアオリンピックカップのフリースタイル86キロ級で3位に入賞した実績を持つ。法政大学法学部を卒業後、2020年12月の新弟子テストに合格し、2021年4月に道場入り。同年8月24日、後楽園ホールで同期の藤田晃生を相手にデビューして以来、5年に満たない期間でのG1頂点を狙う。現在の最短優勝記録保持者は後藤洋央紀の5年1カ月で、大岩が16日に勝利すればこの記録を更新することになる。準決勝勝利後には「あと1勝だ!今日の両国、すげえみんなの応援や期待が分かったよ」「明日、両国大会を締めるのはこの俺『THE GRIP』大岩陵平だ」と力強く語った。武器のTHE GRIPは、スタンディングのスリーパーホールドで相手を捕らえたのち、ホールドを解いて回転しながら放つラリアットで、2024年9月の凱旋帰国後に使い始めた新必殺技だ。基本技のヘッドロックを必殺技へ昇華させた形は、オカダ・カズチカ以来との評価も出ている。
レスラー8年目、初戴冠を狙う上村優也
上村優也は愛媛県今治市出身、1994年11月18日生まれの31歳。今治工業高校を経て福岡大学へ進み、2016年には西日本学生レスリング選手権グレコローマンスタイル71キロ級を制し最優秀選手賞にも輝いたアマレス実績を持つ。2017年4月に入門し、1年の練習生期間を経た2018年4月10日、新宿FACEで成田蓮を相手にデビュー。2021年に新日本LA道場への武者修行に出て、2023年にユニット「Just 5Guys」の一員として凱旋帰国、2024年に初のG1出場を果たし、2025年には本隊に加わった。プロレスラーになって8年、これまでシングルのタイトル戴冠経験がないままG1決勝の舞台に立つ。辻陽太戦の勝利後には「あの時、俺はG1を取ると決めた。レスラーになって8年、今まで何もタイトルを取ったことがない俺が明日G1チャンピオンになる。大岩、シチュエーションは最高だ。ニュースタンダード、見せつけてやろうぜ!」と大岩に呼びかけた。決勝を前にしては「G1クライマックス決勝戦、ここまで上がって来たのだから、絶対取って僕が新日本のど真ん中に立って、プロレスをもっともっとデカくしてやりたい」と初優勝への意欲を語っている。
両国2連戦、8月16日に「新世代」対決の決勝
天山広吉の引退という節目の一夜から一夜明け、両国国技館では新世代同士のG1決勝が組まれた。IWGP王者を破った上村と、前年覇者を破ってきた大岩。ともに大学時代からアマチュアレスリングで実績を積んだ点が共通し、上村は海外(新日本LA道場)、大岩はプロレスリング・ノアへの国内武者修行をそれぞれ経て頭角を現してきた。タイトル未経験のまま迎える大一番で、勝者は新日本プロレスの新たな顔として名乗りを上げることになる。決勝の行方は8月16日、両国国技館で決着する。
[文/構成 by スポーツライター 久遠(KUON)]







































































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