山本由伸、ブルワーズ戦で6回4安打1失点 渡米後最多に並ぶ12勝目の権利と今季成績を整理

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ドジャースの山本由伸投手が、日本時間8月15日に行われたブルワーズ戦に先発登板し、6回4安打1失点、9奪三振の内容で12勝目の権利を持って降板した。試合はドジャースが3-1で制し、山本のメジャー渡米後最多タイとなる12勝目が記録された。強打で知られるブルワーズ打線を相手に、力強い投球でチームを勝利に導いた一戦となった。
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初回・2回は四球先行も無失点、3回は気迫の連続三振でピンチ脱出
山本は初回と2回、四球を与える場面がありながらも無失点で切り抜けると、3回には走者を背負ったピンチの場面で声を張り上げながら気迫の投球を見せ、連続三振で強豪ブルワーズ打線を封じた。制球に苦しむ場面がありながらも要所を締める投球で試合をつくり、6回を投げて許した安打は4本、失点は1のみ。奪三振9個という内容は、リーグ屈指の得点力を誇るブルワーズ打線相手に力強さを示す結果となった。
アンディ・パヘスの20号勝ち越しソロが援護、地元メディアも称賛
打線は、アンディ・パヘスが2年連続となる20号の勝ち越しソロ本塁打を放ち、山本を援護した。ドジャースはこの1点を守り切る形で3-1の接戦を制し、山本は今季12勝目の権利を得て降板している。地元メディア「Dodgers Nation」は「山本は今夜のブルワーズ戦でも素晴らしい投球を見せた。6回で9奪三振。ドジャースがエースに求めている通りのパフォーマンスを披露した」と称賛。山本自身も、デーブ・ロバーツ監督から厚い信頼を寄せられていることについて「信頼してもらえたり、任せてもらえるのは選手としてうれしいし、ますます頑張りたいと思う」とコメントしている。
「渡米後最多タイ12勝目」の意味、2025年の12勝に並ぶ
見出しにある「渡米後最多に並ぶ12勝目」とは、山本のメジャー移籍後のキャリアの中で、1シーズンの勝利数として自己最多に並ぶという意味だ。山本は2024年のメジャー1年目、右肩の負傷によるおよそ3カ月の戦線離脱を経験しながらも18試合に先発し、7勝2敗、防御率3.00という成績を残した。続く2025年は30登板で12勝8敗、防御率2.49、201奪三振という圧巻の内容でメジャー2年目を終えている。今回の12勝目は、この2025年に記録した自己最多の12勝に並ぶものとなる。
今季は21試合登板で防御率2.65、2桁勝利は2年連続
今回の登板前時点で、山本は21試合に先発して139回1/3を投げ、防御率2.65、11勝7敗、127奪三振、WHIP0.89という好成績を残していた。K/9(9イニングあたりの奪三振数)は8.20と高い水準を維持しており、規定投球回に到達した投手の中でもトップクラスの安定感を誇っている。7月19日のヤンキース戦で10勝目を挙げ、メジャー移籍後2年連続となる2桁勝利をすでに達成しており、今回の登板でその成績にさらに白星を積み重ねる形となった。
2025年はワールドシリーズMVPに輝く歴史的活躍
山本の評価をさらに押し上げているのが、2025年のワールドシリーズでの歴史的な活躍だ。3試合に登板して3勝0敗、防御率1.02、15奪三振という圧巻の成績を残し、シリーズMVPを受賞している。第2戦では9回を投げ切る完投勝利、第6戦では96球で勝利投手となり、迎えた第7戦では中0日というタフな条件のなか救援登板し、9回から延長11回まで投げ抜いてチームの逆転勝利を呼び込んだ。この活躍により、ドジャースはトロント・ブルージェイズを4勝3敗で下し、球団史上初となるワールドシリーズ連覇を達成している。
日本人選手のワールドシリーズMVP受賞は、2009年の松井秀喜(ヤンキース)以来16年ぶり史上2人目。ワールドシリーズで3勝を挙げてMVPに輝いたのは、2001年のランディ・ジョンソン(ダイヤモンドバックス)以来24年ぶりの快挙となった。中0日での救援登板という異例の起用に応えた粘投は、現地メディアでも大きく取り上げられ、山本の評価をさらに押し上げる出来事となっている。
NPB時代は3年連続沢村賞、12年総額3億2500万ドルでドジャース入り
山本は日本のプロ野球・オリックス・バファローズ時代から圧倒的な実績を残してきた投手だ。2021年から3年連続で最多勝・最優秀防御率・最多奪三振・勝率第1位の投手4冠と沢村賞を獲得し、オリックスのパ・リーグ3連覇に大きく貢献。3年連続の沢村賞受賞は、1956〜58年の金田正一(国鉄)以来、史上2人目という快挙だった。2023年オフにポスティングシステムでメジャー移籍し、ドジャースと12年総額3億2500万ドル(日本円で約450億円規模)という日本人投手史上最高額の契約を結んでいる。移籍1年目から3年目にかけての成績の推移を見れば、故障からの復帰、自己最多勝利の達成、そしてワールドシリーズMVPと、着実にメジャーでの立場を固めてきたことがうかがえる。
メジャー3年目、エースとしての安定感を保ちながら自己最多更新へ
メジャー3年目となる2026年シーズンも、山本はドジャースのエースとしての役割を担い続けている。今回の12勝目は、故障で出遅れた2024年の7勝、ワールドシリーズ制覇に貢献した2025年の12勝に続く、キャリアを通じても最高水準の白星となる。シーズンはまだ終盤を残しており、このペースを維持できれば、渡米後初めて年間12勝を上回る成績でシーズンを終える可能性も見えてくる。今後の登板でこの数字をさらに更新できるか、シーズン終盤に向けて注目が集まる。
[文/構成 by スポーツライター 高瀬翔吾]



































































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