細川バレンタイン、YouTubeメインチャンネルが著作権警告で投稿停止 溝口勇児・堀江貴文ら4人の申し立てと主張し、弁護士と連名で異議へ

時間がない人向けの30秒で理解ゾーン
元プロボクサーでYouTuberの細川バレンタインが10月23日、メインチャンネルの更新が止まっている理由を説明した。本人によると、著作権侵害の申し立てでYouTubeの警告が3回に達し、新規投稿ができない状態だという。細川は著作権法上の引用に当たるとして異議を申し立てる構えで、申し立て側の大郷大介は「引用の要件を満たさない」と反論した。侵害に当たるかどうかについて、YouTubeや司法の判断はまだ出ていない。
メインチャンネルが投稿できない状態に、細川が経緯を説明
細川は10月23日、サブチャンネル「細川バレンタイン 【公式】切り抜き」で動画を公開し、登録者約35万人のメインチャンネル「細川バレンタイン / 前向き教室」が止まっている事情を語った。メインチャンネルは10月18日の投稿を最後に更新がなく、公開中の動画も100本以上減ったと報じられている。
元日本スーパーライト級王者の細川は、ボクシングから時事問題まで持論を語るスタイルで支持を集めてきた。動画の冒頭では「私に、溝口界隈から、今攻撃が来てるわけですよ」と切り出している。本人の説明では、著作権侵害を申し立てたのは文具メーカー「ニューマン」社長の大郷大介、実業家の溝口勇児、堀江貴文、格闘家の久保優太の4人。対象になったのは、動画内に映したX投稿やプロフィール画面、サムネイルに使った画像などだった。
同じ23日の夕方には、自身のXにもこう書き込んでいる。
ここ数日間メインチャンネルで動画をアップしていなかったので、いろんな憶測が飛んでるよね😁
— 細川バレンタイン (@valentine_hoso) October 23, 2026
溝口
ニューマン(大郷大介)
ホリエモン
久保優太
徒党を組んで嫌がらせしても無駄だぞ😜
まぁ、超姑息なやり方なのは、溝口界隈らしくて褒めてあげたいと思ってるけどね https://t.co/cq4fBymvIl
投稿では4人の名前を挙げ、「徒党を組んで嫌がらせしても無駄だぞ」とつづった。
削除された動画のページには、申し立てた人物の名前とともに「著作権侵害による削除通知を受けて、この動画は削除されました」と表示される。報道では、溝口、大郷、久保の名前がこの表示で確認されたとしている。一方、堀江の申し立ては細川の説明によるもので、表示での裏付けは報じられていない。
2件目までは争わず、3件目で「本腰入れて」
細川によると、申し立ては大郷から始まり、翌日に溝口が続いた。この2件は争わない方針で、「じゃあ今後はもう利用しねえよって。そっちの方がスムーズに進むかなと」と、当初は受け入れるつもりだったと明かしている。
流れが変わったのは3件目だった。細川の説明では堀江からの申し立てで、「ニューマンと溝口まではまだ良かった」「経営者としての経歴にリスペクトは持ってたんだよ」と複雑な胸の内を口にした。この3回目の警告で新規投稿ができなくなり、「ちょっとこっちも本腰入れて戦おうと思ってるんですよ」と方針を切り替える。そのあと久保からも2件の申し立てがあり、うち1件は、久保が2025年の参院選への出馬を表明した当時の画像をサムネイルに使った動画だったという。
削除対象には、2026年3月に公開した「サナエトークン」をめぐる溝口関連の動画2本や、6月29日公開の「溝口くん、息してる?」、7月15日公開の「溝口くんを擁護します」などが含まれていると報じられた。細川は溝口らに関係する動画を一時的に非公開にし、2000本を超える過去動画を順に確認していたと説明している。
関連記事:サナエトークンは誰が作ったのか 溝口勇児氏のNoBorderから高市首相の否定声明までの経緯
YouTubeの警告と異議申し立ての仕組み
YouTubeの公式ヘルプによると、著作権侵害の警告は、権利者からの法的な削除通知で動画が削除されたときに付く。通知はYouTubeが審査し、妥当と判断した場合に動画を削除する。90日以内に3回受けるとチャンネルは停止され、アップロード済みの動画にもアクセスできなくなる。細川のメインチャンネルは10月23日の時点で公開が続いているが、細川本人は警告が停止の対象となる3回に達したと説明している。
一方、警告には撤回を求める方法と、異議申し立て通知を出す方法がある。異議が有効と判断されれば申立人に転送され、申立人は米国の暦で10営業日以内に、動画を復元させないための法的措置を取った証拠を出す必要がある。期限内に対応がなければ、動画は復元される仕組みだ。
細川は「YouTubeはまだ何も確認してないわけよ」と強調する。削除通知を受けた段階では、引用として許されるかどうかの中身までYouTubeが判断したわけではない、という主張だ。
細川「主従関係もはっきり」、大郷「引用に全く必要がない」
細川は著作権法の引用の要件を挙げ、自身の動画は満たしていると訴えた。30分から1時間の動画のうち、相手の投稿が映るのは6秒から30秒ほどで、「俺の意見がベース」「主従関係もはっきりしている」と説明。「こんなこと言い出したら、世の中のものに対するフェアな批評や研究やそういうもの一切できなくなる」とも述べた。
弁護士3人に相談したところ、いずれも違法な侵害には当たらないとの見解だったという。弁護士と連名でYouTubeに異議を申し立てる準備を進めており、「YouTubeの形式的警告を利用した、これは嫌がらせだね」「絶対引いてやんねえから」と語気を強めた。
これに対し、大郷は23日夜、自身のXで反論した。
細川の主張を鵜呑みにしすぎだ。
— 大郷大介【ニューマン社長】 (@NEWMAN_DAI) October 23, 2026
細川は私の商標や、私がSNSにあげていた写真を無断で転載していた。
これは、引用に全く必要がないから引用の要件を満たさない。
数秒だけなら、なんの脈略もなく漫画を無断転載していいなら、漫画村だって合法になるだろう。
大郷は、細川のチャンネルの件を取り上げた別のアカウントの投稿を引用し、「細川の主張を鵜呑みにしすぎだ」としたうえで、自身の商標やSNSに上げていた写真を無断で転載されたと主張。「引用に全く必要がないから引用の要件を満たさない」と書き、数秒だけなら脈絡なく漫画を無断転載してよいとなれば海賊版サイトも合法になってしまう、とたとえた。
細川は「引用しなかったら、お前が誰か?誰も解らんわ」と応じており、主張は平行線のままだ。
溝口・堀江・久保の反応は確認できず
溝口と堀江、久保の3人については、10月24日朝の時点で本件に触れた発信は確認できていない。申し立ての理由も、大郷以外は本人の言葉としては確認できていない。
細川はこれまで、溝口を批判する動画をたびたび公開してきた。報じられた削除対象の動画にも、溝口に関する動画が含まれている。
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異議申し立ての行方が焦点に
今後の焦点は、細川側が出す異議申し立てへの対応になる。仕組みのうえでは、申立人が期限内に法的措置を取らなければ動画は戻り、措置を取れば争いは裁判の場へ移る。
引用か無断転載か。細川は批評の自由を、大郷は商標や写真の扱いを、それぞれ根拠に挙げる。侵害に当たるかどうかは、現時点でYouTubeも司法も判断を示していない。メインチャンネルが再び動き出すかどうかは、その結論しだいだ。
[文/構成 by ミヅキ]
















































































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