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ポケミク新曲「LEGENDS」公開 ryo (supercell)が手がけ、23日18時39分に「1996」公開

ポケミク新曲「LEGENDS」公開 ryo (supercell)が手がけ、23日18時39分に「1996」公開

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ポケモンと初音ミクのコラボ企画「ポケミク」で、ryo (supercell)が手がけた新曲「LEGENDS」が10月22日に公開された。『Pokémon LEGENDS Z-A』に着想を得た曲で、MVでは初音ミクがポケモンたちとバンドを組む。もう1曲の「1996」は、23日18時39分からYouTubeでプレミア公開される。

22日に「LEGENDS」、23日に「1996」の2日連続公開

ポケモンとクリプトン・フューチャー・メディアによるコラボプロジェクト「ポケモン feat. 初音ミク Project VOLTAGE High↑」(通称ポケミク)は10月22日、ryo (supercell)の新曲「LEGENDS」の楽曲とミュージックビデオを公開した。作詞・作曲はryo本人が手がけた。ryoは作詞・作曲に加えて、録音やミックス、マスタリングまで音楽制作の全工程をこなす作り手としても知られる。

ポケモン公式Xは公開にあわせて投稿し、「初音ミクとポケモンたちによるバンドライブ!」と紹介した。MVには初音ミクとともに、ストリンダーとゴリランダーが登場する。ギターのような姿のストリンダーと、切り株のドラムを叩くゴリランダー。音楽に縁のある2匹が、ミクと並んで演奏を繰り広げる。

新曲はこれだけで終わらない。もう1曲の「1996」が、10月23日(金)18時39分からYouTubeでプレミア公開される。プレミア公開は、決められた時刻になると視聴者がそろって動画を見始められるYouTubeの公開方法を指す。ポケミクの公式サイトのお知らせ欄には、22日付で「LEGENDS」、23日付で「1996」の告知が並ぶ。

ポケミクの公式Xではryoのコメントも紹介され、「LEGENDS」は「さっき公開!」、「1996」は「あす公開!」と2曲の予定を伝えた。同じ作り手の新曲が、2日続けて届く。

『Pokémon LEGENDS Z-A』の追加コンテンツから生まれた「LEGENDS」

「LEGENDS」の出発点は、ゲームのプレイ体験だった。ryoは、『Pokémon LEGENDS Z-A』を追加コンテンツ「M次元ラッシュ」まで遊んだときの感動と興奮をそのまま曲にしたと明かしている。

『Pokémon LEGENDS Z-A』は、2025年10月16日にNintendo SwitchとNintendo Switch 2向けに発売されたシリーズ作品だ。舞台はカロス地方のミアレシティ。追加コンテンツの「M次元ラッシュ」は2025年12月10日に配信され、ミアレシティに突然現れた不思議な空間と、その先にある「異次元ミアレ」が物語の中心になる。幻のポケモンのフーパが鍵を握り、ゼラオラが新たにメガシンカした「メガゼラオラ」も登場した。

曲に込めた願いについても、ryoは言葉を残している。子どもたちにはいま楽しんで聴いてもらい、大人になったとき歌詞から何かを感じ取ってほしい、という思いだ。タイトルにゲームの名前を冠した曲だが、ryoが聴き手として思い描くのは、いまポケモンで遊んでいる子どもたちになる。

「1996」は大人に向けた1曲、ポケモン30周年の年に届く

対になる「1996」は、まったく性格の違う曲として用意された。ryoは2曲について「子供たちに聴いてほしい曲と、大人に聴いてほしい曲。その2曲になりました。」とコメントしている。「1996」は「大人になった僕たちの話」だという。

じつは「1996」のほうが先にできあがっていた。以前に作ったまま寝かせていた曲で、「LEGENDS」を作ったことで、あらためて届けたいと思うようになったと、ryoは経緯を明かした。『Pokémon LEGENDS Z-A』から生まれた曲が、眠っていた曲を世に出すきっかけになったのだ。

タイトルの1996は、シリーズの原点である『ポケットモンスター 赤・緑』が発売された年にあたる。1996年2月27日のゲームボーイ版発売から数えて、2026年はポケモン30周年の節目だ。当時、通信ケーブルでポケモンを交換していた子どもたちも、すでに大人になっている。

プレミア公開を待つ動画の説明欄には、「1996年に忘れ物をしたので、取りにきました。」という一文が添えられている。30年前に置いてきたものを取りに戻る、という言い回し。2026年に届いた「LEGENDS」と、原点の年を名に持つ「1996」は、ちょうど30年の時間をはさんで向き合う。

「メルト」から19年、ryoと初音ミクのつながり

ryoはクリエイター集団supercellの中心人物で、作詞・作曲家、プロデューサーとして活動する。初音ミクとの縁は深い。2007年、初音ミクに歌わせた「メルト」を動画サイトに投稿して注目を集め、その後も「ワールドイズマイン」「ブラック★ロックシューター」などのミク楽曲を送り出した。

アニメの主題歌でも知られる。『化物語』の「君の知らない物語」、『ギルティクラウン』の「My Dearest」などを手がけ、EGOISTのプロデュースも担当してきた。2026年公開の『超かぐや姫!』では、メインテーマ「Ex-Otogibanashi」を書き下ろしている。ミクの初期の名曲を生んだ作り手が、ポケミクに加わった。

ポケミクは2023年8月31日に始動したプロジェクトで、ポケモンの18のタイプごとに、初音ミクと相棒ポケモンのイラストや楽曲、映像を用意する企画として始まった。ゲームのサウンドをサンプリングした楽曲づくりも特徴で、DECO*27の「ボルテッカー」やピノキオピーの「ポケットのモンスター」などが公開されてきた。

2024年8月31日には「Project VOLTAGE High↑」へ名前を改め、それまで参加していなかったボカロPを新たに迎えて、楽曲の公開を続けている。公式サイトの楽曲一覧には、リミックスを含めて30を超える曲が並ぶ。Eveの「Glorious Day」、kz × TAKU INOUEの「クロスロード」など、顔ぶれは幅広い。

「1996」は23日18時39分から、2曲で描く子どもと大人

「LEGENDS」はすでにYouTubeで視聴できる。一方の「1996」は、23日18時39分のプレミア公開で初めて聴けるようになる。

『Pokémon LEGENDS Z-A』を遊び込んだ興奮から生まれた子ども向けの1曲と、シリーズの始まりの年を名に持つ大人向けの1曲。ryoが「大人に聴いてほしい」と位置づけたもう1曲が、30周年の秋に届く。赤・緑で遊んだ世代が大人になったいま、その世代に向けて書かれた曲でもある。

プロジェクト初期の18タイプの楽曲などは、2024年11月13日発売のCD『ポケモン feat. 初音ミク Project VOLTAGE 18 Types/Songs Collection』にもまとめられている。

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[文/構成 by エンタメライター 真柴 ことね]

寄稿者

真柴 ことね
芸能ニュースや音楽、テレビ番組の話題を中心に書いているWebライター。ライター歴は11年。朝は情報番組をはしごするのが日課で、気になった話題はその日のうちに調べ始める。心がけているのは「公式発表を最初に読む」こと。所属事務所やレーベルの発表、番組の公式サイトまで確かめてから書く。ドラマは録画して週末にまとめて観る派。

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