台風25号、24時間以内に発生へ 気象庁、アジア名はドゥージェンで強い勢力の見込み

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日本のはるか南、トラック諸島近海にある熱帯低気圧が、24時間以内に台風へ発達する見込みだ。気象庁が9月15日10時20分に発表した情報では、15日9時の時点で中心気圧は1002ヘクトパスカル、最大瞬間風速は23メートル。台風になれば今年25番目で、アジア名は「ドゥージェン」となる。18日9時には「強い」勢力となって予報円の中心が小笠原近海に達し、シルバーウィークの5連休の初日にあたる19日9時と翌20日9時には、予報円の中心が日本の南にある予想になっている。
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9月15日9時現在の位置と台風発生の見込み
気象庁によると、熱帯低気圧は15日9時の時点で北緯13度40分、東経150度30分のトラック諸島近海にあった。西北西へ時速20キロで進み、中心付近の最大風速は15メートル、最大瞬間風速は23メートル。中心の位置は「不確実」とされている。
台風と呼ぶ基準は、北西太平洋または南シナ海にある熱帯低気圧のうち、最大風速(10分間平均)がおよそ17メートル(34ノット)以上に達したもの。現在の15メートルは、その一歩手前にあたる。
気象庁の予報では、15日21時には南鳥島近海で最大風速18メートルとなり、台風に発達している予想だ。発表は「台風発生予想」の段階で、まだ台風の番号も名前も付いていない。台風になった時点で「台風第25号」と呼ばれる。
少しずつ発達も始まっている。気象庁の15日0時の実況では中心気圧が1004ヘクトパスカルで、その後の9時間で2ヘクトパスカル下がった。
18日9時に「強い」勢力の予想、予報円の中心は小笠原近海から日本の南へ
気象庁が15日10時20分に発表した5日先までの予報を、時刻ごとに並べると次のようになる。
| 日時 | 階級 | 中心位置(予報は予報円の中心) | 中心気圧 | 最大風速 | 最大瞬間風速 |
|---|---|---|---|---|---|
| 15日9時(実況) | 熱帯低気圧 | トラック諸島近海 | 1002hPa | 15m/s | 23m/s |
| 15日21時 | 台風 | 南鳥島近海 | 1000hPa | 18m/s | 25m/s |
| 16日9時 | 台風 | 南鳥島近海 | 996hPa | 20m/s | 30m/s |
| 17日9時 | 台風 | 南鳥島近海 | 985hPa | 25m/s | 35m/s |
| 18日9時 | 強い台風 | 小笠原近海 | 965hPa | 35m/s | 50m/s |
| 19日9時 | 強い台風 | 日本の南 | 960hPa | 40m/s | 55m/s |
| 20日9時 | 強い台風 | 日本の南 | 960hPa | 40m/s | 55m/s |
進路はまず北へ向かう。16日にかけて時速15〜20キロで北上し、17日には北北西へ向きを変える。18日以降は西北西へ進み、予報円の中心は小笠原近海から日本の南へ移っていく。
勢力は日を追うごとに強まる見通しだ。気象庁は台風の強さを最大風速で区分していて、33メートル以上44メートル未満を「強い」、44メートル以上54メートル未満を「非常に強い」、54メートル以上を「猛烈な」と呼ぶ。18日9時の予想最大風速は35メートルで、ここで「強い」の階級に入る見込みだ。19日9時には最大風速40メートル、最大瞬間風速55メートルまで強まる予想だ。
一方で、先の予報ほど幅は広がる。予報円は台風の中心がその時刻に入る確率がおよそ70%の範囲を示すもので、半径は18日9時で310キロ、20日9時には520キロに達する。暴風域に入るおそれのある暴風警戒域も、18日9時の半径450キロから20日9時の700キロへ広がる。表の地域名は予報円の中心がある海域で、進路や強さは今後の発表で変わる可能性がある。
アジア名「ドゥージェン」は中国が提案した「つつじ」
台風には発生順の番号とは別に、アジア名が付く。北西太平洋の周辺の国や地域でつくる台風委員会が140個の名前をあらかじめ用意し、発生順に使っていく仕組みだ。2000年の台風第1号に付いたカンボジア提案の「ダムレイ」(象)から始まり、140個を使い切ると再びダムレイに戻る。
台風25号に付く予定のドゥージェン(Dujuan)は、リストの86番目。中国が提案した名前で、意味は「つつじ」だ。1つ前の85番目は、カンボジアが提案した木の名前「クロヴァン」。今月1日に発生した台風24号に、この名前が付いた。
台風の年間発生数の平年値は25.1個。そのため、アジア名はおおむね5〜6年で一巡すると気象庁は説明する。日本もリストに10個の名前を出していて、いずれも「コグマ」(こぐま座)のような星座に由来する。ドゥージェンの次の87番目は北朝鮮が提案した「スリゲ」(鷲の名前)になる。
8月は10個発生、今年の台風はすでに24個
2026年は台風の発生が早いペースで続く。気象庁の速報値(9月9日現在)では、1月から9月9日までに24個が発生した。月別では7月が5個、8月が10個と、夏場に集中していた。
8月の10個は、1951年の統計開始以降でも珍しい数だ。気象庁の月別統計で1か月に10個発生したのは、これまで1960年8月と1966年8月の2回だけで、今年8月は60年ぶり3回目になった。8月だけで平年値の5.7個を大きく上回った。
平年値と比べると、ペースの速さがわかる。1月から8月までの平年値を足すと13.6個だが、実際は23個で、9個あまり多い。年間の平年値は25.1個なので、台風25号が発生すれば、9月半ばの時点で1年分の平年値にほぼ並ぶ。9月だけでも平年値は5.0個あり、発生しやすい時期はまだ続く。
台風24号は9月1日に日本の南で発生した。その後、沖縄方面へ近づき、7日9時に南大東島近海で熱帯低気圧に変わっている。この間、台風周辺の暖かく湿った空気が秋雨前線に流れ込み、鹿児島県の屋久島で記録的な大雨になったほか、東京23区でも線状降水帯の予測を受けて臨時休校が相次いだ。
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シルバーウィーク5連休と重なる時期、秋雨前線の雨にも注意
気になるのは、連休の予定への影響だろう。2026年のシルバーウィークは、19日(土)から敬老の日の21日(月)、国民の休日の22日(火)、秋分の日の23日(水)まで5連休になる。気象庁の15日10時20分の予報では、この連休初日の19日9時と20日9時に、予報円の中心が日本の南にある。
ただし、気象庁の台風予報は5日先までだ。21日以降にどこへ進むかは、まだ発表されていない。20日9時の予報円は半径520キロと広く、その先の進路は太平洋高気圧の張り出しや上空の気圧の谷の動きで大きく変わる可能性があると、民間気象会社も解説している。
気象庁の予報では、18日9時に「強い」勢力の台風の予報円の中心が小笠原近海に入り、この時点の暴風警戒域の範囲に小笠原諸島が入る予想だ。20日9時の暴風警戒域の範囲には、沖縄県の大東島地方も入る予想になっている。小笠原諸島や大東島地方では、この前後の気象情報に特に気を配る必要がある。
離れた場所での雨にも目を向けたい。日本付近には秋雨前線が停滞している。気象庁は、秋の台風が日本付近の秋雨前線の活動を強め、大雨を降らせることがあると説明する。台風がまだ遠くにある段階でも、台風周辺の湿った空気が前線に流れ込み、西日本や東日本で雨が強まるおそれがあると民間気象会社は伝える。
連休中に旅行や帰省を予定している人は、出発前に最新の台風情報を確かめておきたい。気象庁は台風の実況を3時間ごと、5日先までの予報を6時間ごとに発表している。15日10時20分の発表では、本州や四国、九州、沖縄本島に近づくかどうかは、5日先までの予報ではまだ示されていない。進路の変化は、発表のたびに少しずつ見えてくる。
[文/構成 by MEDIA DOGS編集部]





































































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