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Adoが8月30日のNHKラジオ特番で半生を語る 初音ミクのナレーションと聴き逃し配信

Adoが8月30日のNHKラジオ特番で半生を語る 初音ミクのナレーションと聴き逃し配信

時間がない人向けの30秒で理解ゾーン

歌手のAdo(23)が半生を語る特別番組「Ado〜23歳の私から伝えたいこと〜」が、8月30日午後8時5分からNHK AMで放送される。自己否定や劣等感を抱えた過去、歌い手として過ごした日々を50分間で振り返る内容だ。番組の”天の声”としてナレーションを務めるのは、バーチャルシンガーの初音ミク。放送後は「らじる★らじる」で1週間、聴き逃し配信される。

8月30日放送、天の声は初音ミクが担当

NHKは8月30日午後8時5分から午後8時55分まで、特別番組「Ado〜23歳の私から伝えたいこと〜」を放送する。放送局の「NHK AM」は、今年3月30日にラジオ第1放送を改称した名称で、周波数や送信設備、コールサインはラジオ第1のものがそのまま引き継がれている。同時にラジオ第2放送は廃止され、番組の多くはNHK FMに移行した。出演はAdoと片山千恵子アナウンサー(NHK)の2人だ。ここに初音ミクが”天の声”として加わり、番組全体のナレーションを担当する。

番組では、Adoが幼少期から現在までの歩みを語る。自己否定や劣等感を抱えた時期、ボーカロイドや歌い手文化に夢中になり、自室のクローゼットで過ごした時間など、複数のエピソードを取り上げる内容だ。夏休みが明ける時期に合わせ、子どもたちへ”等身大のエール”を届ける。

Adoは番組の発表にあわせ、「ラジオの中で、私の半生、私がなぜ歌い手を名乗っているのかなど、私の人生の色んなエピソードをお話しさせていただきました」とコメント。続けて「私のお話が誰かの心に寄り添うものになれていたら嬉しいです」と語った。

クローゼットで過ごした歌い手時代

Adoは2002年10月24日生まれ、東京都出身。2017年1月、ニコニコ動画にボーカロイド曲「君の体温」の”歌ってみた”動画を投稿し、歌い手としての活動を始めた。以降、ボーカロイド曲のカバー動画を重ね、歌唱力を磨いていく。

転機は2020年10月に訪れる。メジャーデビュー曲「うっせぇわ」が社会現象と呼べるほどの反響を呼び、YouTubeの再生回数は配信開始から148日(5カ月足らず)で1億回を超えた。顔を明かさないスタイルを貫きながら活動の幅を広げていく。2022年公開の映画「ONE PIECE FILM RED」では、シャンクスの娘・ウタの歌唱パートを担当した。ウタの声を演じたのは声優の名塚佳織。2人が一つの役を分担する珍しい起用だった。

初音ミクとの共演、国立競技場で実現済み

初音ミクとAdoの接点は、今回が初めてではない。2024年4月27日と28日、Adoは東京・国立競技場でソロライブ”心臓”を開催し、女性ソロアーティストとして同会場で初のワンマンライブを実現した。披露されたのが、初音ミクとのコラボ曲「桜日和とタイムマシン with 初音ミク」。楽曲はボカロP・歌い手のまふまふが手がけ、Adoが歌い手時代から慣れ親しんだボーカロイド文化への思いを実演で示す一夜となった。

歌い手として育った原点にボーカロイド文化があり、その代表格である初音ミクが、今度は”語り手”としてAdoを支える。今回の特別番組は、2024年の共演から一歩踏み込んだ組み合わせだ。

自伝的小説とも重なるこれまでの半生

Adoは2026年2月26日、自伝的小説「ビバリウム Adoと私」(税込1870円)を発売した。小説家の小松成美が3年にわたる取材をもとに執筆し、不登校だった学生時代や歌い手を志した経緯、所属事務所クラウドナインの千木良卓也代表との出会いなど、これまで公にしてこなかった内容を収めた一冊だ。Adoは2月18日、自身の作詞作曲による関連曲「ビバリウム」を発表し、2月28日には自身初となる実写ミュージックビデオを公開した。2020年のデビュー以来、素顔を明かさないスタイルを貫いてきたAdoが、映像で横顔や瞳を見せた初めての機会として大きな反響を呼んだ。

今回のラジオ特番は、この小説と重なるテーマを扱う。活字で綴った半生を、今度は自らの声で語り直す機会だ。

夏休み明けへ、聴き逃し配信は1週間

NHKがAdoを単独で特集するのは、今回が初めてではない。2025年4月には総合テレビ「NHK MUSIC SPECIAL」でデビュー5周年の特集を放送し、NHKのスタジオで初めて生歌唱を披露したほか、女優の浜辺美波との対談も実現した。当時はテレビでの歌とトークが軸だったのに対し、今回はラジオという音声だけの媒体で、初音ミクの声を介して半生を語る新しい試みだ。

放送は8月30日午後8時5分から午後8時55分までの50分間。番組終了後は、聴取アプリ「らじる★らじる」で1週間、聴き逃し配信される。リアルタイムでの視聴が難しくても、後日の聴き直しが可能だ。

Adoは2025年4月から世界33都市を巡る2度目のワールドツアー”Hibana”を行い、11月には自身初のドームツアー”よだか”を東京ドームと京セラドーム大阪で完遂。2026年7月には日産スタジアムでも2日間のライブを開いた。活動の規模が広がり続けるなか、初音ミクの声に導かれ、23歳の今だからこそ語れる半生に耳を傾ける50分間となる。

[文/構成 by MEDIA DOGS編集部]

寄稿者

MEDIA DOGS 編集部
メディアドッグス株式会社のMEDIA DOGS 編集部チーム。インターネットマーケティングに約10年携わるメンバーで編成し、企画・取材・執筆から公開後の改善まで一貫して担当。「出会いを、設計する。」のもと、人と企業が正しく出会える場をつくるために、一次情報の確認とファクトチェックを徹底。情報をわかりやすく誠実に届け、読者の疑問を解決します。

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