夢月ロアへの誹謗中傷めぐり裁判上の和解が成立 『いじめや不当な嫌がらせ行為を行った事実』は存在しないと確認、相手方が謝罪

時間がない人向けの30秒で理解ゾーン
にじさんじ所属VTuber・夢月ロアと外部配信者の損害賠償請求訴訟で、裁判上の和解が成立した。「元所属ライバーをいじめて引退に追い込んだ」とする配信は事実に反すると確認され、相手方が謝罪。ANYCOLORが8月13日に公表した。
「いじめや不当な嫌がらせ行為を行った事実は存在しない」
ANYCOLORは、和解で確認された内容を次のように示している。
「夢月ロア」が特定のライバーに対していじめや不当な嫌がらせ行為を行った事実、およびこれらを他のライバーや当社と共同して行った事実は存在しないことを確認
相手方は、動画配信の内容が「事実に反するものであった」と認め、根拠にした情報も「第三者から提供された虚偽の情報等に基づくもの」だったとして謝罪。相手方はVTuberの鳴神裁で、謝罪コメントでは「結果として、皆様に虚偽の情報を伝えてしまった」と述べている。夢月の代理人を務めたのは小沢一仁弁護士だ。
発端は2020年7月、方言をめぐるやり取りから
一連の発端は2020年7月。夢月は、自身の話し方の「訛り」と似た口調を、当時同じにじさんじに所属していた金魚坂めいろが使っていると運営会社へ伝えた。金魚坂側の説明では、本来の方言によるもので意図的ではないとのこと。金魚坂は同年10月、秘密保持義務違反を理由に契約を解除されている。
契約解除後の2020年10月以降、鳴神裁はYouTubeチャンネルなどで、夢月が金魚坂をいじめ、引退に追い込んだとする内容を複数回配信。これに対し、夢月は名誉毀損を理由に提訴している。
5年半、活動を止めたままの時間
夢月の実質的な活動休止は2020年10月から。誹謗中傷の広がりと時期を同じくして配信を止め、公の場に姿を見せない日々は今日まで続いてきた。
和解の成立後、夢月本人もコメントを公表。
「やっていない事をやっていないという証拠は出せないのでこれだけたくさんの時間を失ってしまいました」
「今は自分がどうしてこんな目に合ったのか裏で何が行われてたのか全部知って説明ができるようになりました。少しでも自分に起きたことを知ってもらうために和解を選びました」
「やっていないこと」を証明する難しさと、5年半もの時間を費やした重さが伝わる言葉だ。
和解は2026年5月18日、発表は8月13日
裁判上の和解が成立したのは2026年5月18日。ANYCOLORが公表したのは、その約3か月後にあたる8月13日だった。夢月の代理人を務めた小沢一仁弁護士は、和解を選んだ理由を次のように説明している。
「単に金銭請求に関する判断を判決で得るよりも、どのような経緯で相手方VTuberの配信がされることになったのかを和解手続において確認することの方が、夢月ロアさんの名誉回復という観点からは適切」
ANYCOLORがあわせて公表したのは、ファンや関係者へのメッセージ。
「ファンの皆様および関係者の皆様には多大なるご心配とご迷惑をおかけいたしましたことを、深くお詫び申し上げます」
また、誹謗中傷や荒らし行為、悪質な情報漏洩などに対し、民事・刑事の両面から厳正な法的措置を講じる体制を強化する方針を示している。
活動再開の時期は示されず
今回の発表には、夢月の配信再開時期についての記載はない。休止中も、ボイス作品や誕生日グッズなどを通じた発信は継続。
事実関係の確認と謝罪により、裁判上の決着はついた。しかし、5年半という時間そのものが戻るわけではない。配信の場へ戻る時期は、本人の意思次第。
[文/構成 by MEDIA DOGS編集部]































































コメントはこちら