羽生結弦、株式会社高速の新企業CMに起用 9月18日から放送予定、創立60周年施策

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食品パッケージ商社の株式会社高速が、創立60周年を記念してプロフィギュアスケーター羽生結弦(31)を新企業CMに起用した。テレビ放送は9月18日から全国29都道府県で始まる。キャッチフレーズは「次の夢へ。」で、9月1日にはJR仙台駅構内に大型交通広告も掲出された。
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仙台生まれの商社が、仙台育ちのスケーターを選んだ理由
株式会社高速(東証プライム・7504)は9月1日、プロフィギュアスケーター羽生結弦を新企業CMに起用したと発表した。同社は宮城県仙台市に本社を置く食品軽包装資材の専門商社で、スーパーやコンビニに並ぶ食品トレーやフィルムなど14万点以上を扱う。連結売上高は約1,242億円(2026年3月期)、公式会社概要によると国内55店の営業拠点を構える業界大手だ。
CM放送は9月18日に始まる。対象エリアは北海道、東北6県、関東7都県、新潟、長野、石川、静岡、東海3県、関西6府県、広島、愛媛、福岡の計29都道府県に及ぶ。
羽生の起用理由について、同社はプレスリリースで「同じ宮城で育ち、世界の舞台で挑戦を続ける羽生結弦さんを起用した」と説明する。仙台を原点に五輪2連覇を成し遂げたスケーターと、仙台で創業し全国に事業を広げた商社。地元という共通項が起用の軸だった。
創立57年目で初のテレビCM、そして60周年へ
高速が初めてテレビCMを放送したのは2023年、創立57年目のことだ。声優の山寺宏一とピアニストのハラミちゃんを起用し、同社のマスコットキャラクター「おとどけチータくん」の着ぐるみ姿で食品包装の仕事を紹介する内容だった。山寺は宮城県出身で、「自分の出身地である宮城県の企業の初TVCMに携わることができ、これからも一緒に宮城県を盛り上げていきたい」と撮影後にコメントしている。
初CMから一貫して掲げてきたのが「地域とのつながり」だ。60周年の節目に選んだのが羽生だった。CMのコンセプトは「夢」。同社の経営理念にある「たえず夢とロマンをもち、その実現を求めて品格ある、誇り高い商いの王道を歩む」という一節と、夢に挑み続ける羽生の姿勢を重ねる構成になる。
社長・赫裕規が語った震災の記憶と「次の夢」
代表取締役社長執行役員の赫裕規(てらし・ゆうき)は、プレスリリースで次のようにコメントした。
「当社は、仙台で生まれ、お客様をはじめとした地域の皆さまの支えにより成長した会社です。東日本大震災の際には、食品包装資材を供給し続けることで食のインフラを支える責任を感じました」
2011年の震災時、食品を届ける包装資材はまさに「食のインフラ」だった。あの経験が「社会にとって有用な企業であり続ける」という理念を鍛え直し、地域に根差す姿勢を強めている。
赫は続けてこう述べた。「創立60周年は、私たちにとってのゴールではなく、次の夢へのスタートです。このCMを通じて、地域に暮らす子どもたちが『自分も次の夢へ挑戦したい』と感じてくれれば幸いです」
仙台駅には大型広告、Xでは「カッコいい」の反応
CM放送に先立ち、9月1日からJR仙台駅構内で羽生を起用した交通広告「スーパーワイドフラッグ」が掲出されている。羽生が歩く連続写真に「次の夢へ。」のメッセージを添えたデザインだ。
発表直後からXには好意的な投稿が相次いだ。高速の公式Xアカウント「おとどけチータくん」の告知投稿には、「新CM、とても楽しみにしております」「素敵な仙台駅の巨大広告もありがとうございます」といった返信が寄せられている。Yahoo!リアルタイム検索のまとめでも「カッコいい」「めっちゃくっちゃカッケー」といった反応が確認でき、好意的な受け止めが広がる。
羽生結弦と高速、それぞれの”次”
羽生は1994年仙台市生まれ。2014年ソチ五輪、2018年平昌五輪でフィギュアスケート男子シングルを連覇し、男子66年ぶりの五輪2連覇を果たした。2022年にプロへ転向後もアイスショー「notte stellata」の座長を務め、今年7月にはプロ4周年を迎えている。
一方の高速は1966年2月の創立。食品パッケージ商社として成長を続け、最近ではケミカルリサイクルなど環境分野にも踏み出す。仕入先は1,600社以上、取扱品目は14万点を超える。
「地方からでも、次の夢へ挑戦できる」。プレスリリースに記されたメッセージが、CM全体を貫くテーマだ。仙台発の企業と仙台育ちのスケーターが、9月18日から全国のテレビ画面に映る。
[文/構成 by たかなし もか]


























































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