マーベル『ヴィジョンクエスト』10月14日配信決定、初予告編でウルトロン再登場 『ワンダヴィジョン』三部作の完結編に

時間がない人向けの30秒で理解ゾーン
2年に一度開催されるディズニーのファンイベント「D23:アルティメット・ディズニー・ファン・イベント2026」が8月14日(現地時間、日本時間15日)にカリフォルニア州アナハイムで開催され、マーベル・テレビジョンの新作ドラマ『ヴィジョンクエスト』の初予告編とキービジュアルが世界初公開された。全8話で、配信開始は10月14日。日本でも米国と同時にディズニープラスで配信される。同イベントでは『アナと雪の女王3』の初映像、『ズートピア3』の制作決定、MCU版『X-Men』のキャスト発表、『アソーカ』シーズン2の配信日決定なども続々と発表されており、『ヴィジョンクエスト』はマーベル関連の目玉発表のひとつとなった。
記憶はあるが感情が伴わないビジョン、賞金首として逃避行へ
物語の主人公は、トニー・スターク開発のAIをもとに誕生した人造人間ビジョン。『ワンダヴィジョン』最終話の時点で、感情を持たない「ホワイト・ビジョン」としてウェストビューを去ったビジョンは、本物のビジョンの記憶をすでに取り戻してはいるものの、その記憶に伴う感情や実感を欠いたまま息をひそめて暮らしている。物語は、そんなビジョンに賞金が懸けられたことをきっかけに動き出す。ビジョンは、亡きワンダの息子トミー・マキシモフの生まれ変わりである可能性を持つ謎の少年トーマス・シェパードとともに追っ手から逃れる旅に出ることになり、ワンダが不在の中、F.R.I.D.A.Y.やE.D.I.T.H.といった人間の姿を借りたAIたちとも遭遇しながら、自らの記憶が持つ意味と向き合っていく。
ベタニー「自分は何なのか、誰なのか」
主演のポール・ベタニーは、今作でのビジョンについて「自分は何なのか、誰なのか? 何が私たちを真に人間にしているのか?」という複雑な問いを抱える存在だとコメントしている。舞台にはベタニーのほか、ウルトロン役で再登板するジェームズ・スペイダー、マーベル・スタジオ社長のケビン・ファイジも登壇した。
ウルトロンは「かなり強固なファイアウォール」の奥に
ベタニーは取材に対し、ビジョンが自身の内側に複数のAI人格を宿していることを明かし、その一人であるウルトロンについて「かなり強固なファイアウォールの向こうに封じ込めている、なぜなら彼はサイコパスだから」と説明している。父と息子の間の世代を超えた葛藤や、痛みの否認、アイデンティティの再構築といったテーマが物語の軸になるという。
ビジョンは映画「エイジ・オブ・ウルトロン」で初登場したキャラクター
ビジョンは2015年公開の映画『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』でMCUに初登場したキャラクターだ。トニー・スタークとブルース・バナーが開発したAI「ジャービス」を土台に、当初はヴィラン、ウルトロンの野望のために造られた肉体へインフィニティ・ストーンの一つ「マインド・ストーン」が組み込まれたことで、独自の人格を持つヒーローとして誕生した経緯がある。今作のタイトルにもなっているウルトロンは、まさにビジョンの生みの親であり宿敵でもある存在で、両者の因縁が改めて焦点となる。
トーマス・シェパードやジョカスタも登場、キャストは多彩
キャストには、劇中でトーマス・シェパードと名乗る謎の少年(正体はワンダ・マキシモフの息子トミー・マキシモフ、コミックでの通り名は「スピード」)役でルアリッドゥ・モリカ、ビジョン自身を追う一筋縄ではいかない賞金稼ぎ、ペイラディン役でトッド・スタシウィック、AIキャラクターのジョカスタ役でT’ニア・ミラーが名を連ねる。トミー・マキシモフは前作『アガサ・オールアロング』(2024年)ですでに存在が示唆されていたキャラクターで、今作でその存在感を増すことになりそうだ。ワンダ・マキシモフ自身がこの三部作にどう関わってくるのかも、ファンの間で注目されているポイントの一つとなっている。
ショーランナー交代、シェイファーからマタラスへ
『ワンダヴィジョン』『アガサ・オールアロング』を手がけてきたジャック・シェイファーは、本作の企画段階では開発に携わっていたものの、製作スケジュールが『アガサ・オールアロング』と重なり続けたことなどを理由に降板。後任として、「スタートレック:ピカード」を手がけたテリー・マタラスがショーランナーに起用された。ケビン・ファイジは、マタラスによる「スタートレック:ピカード」シーズン3での仕事ぶりに感銘を受けて起用を決めたとされている。マタラスはこのほか、SFドラマ「12モンキーズ」の製作でも知られるショーランナーだ。
『ワンダヴィジョン』から始まった三部作、5年越しの完結へ
『ヴィジョンクエスト』は、2021年配信の『ワンダヴィジョン』、2024年配信の『アガサ・オールアロング』に続く三部作の最終章として位置づけられている。『ワンダヴィジョン』はマーベル・スタジオ初のディズニープラス向け実写ドラマとして配信され、2021年のエミー賞では作品として23部門にノミネートされる快挙を達成、衣装・美術・音楽の3部門で受賞した実績を持つ。劇中歌「アガサ・オールアロング」は同賞を受賞した楽曲で、後にスピンオフ作品のタイトルにもなっている。そこから5年越しの完結編となる今作に、ファンからの期待も高まっている。
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[文/構成 by MEDIA DOGS編集部]










































































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