ワークマン、9月8日に秋冬新製品発表会 リカバリーウェアの販売計画は3400万着で当初の約1.6倍に

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ワークマンは9月8日、東京国際フォーラムで2026年秋冬の新製品発表会を開いた。リカバリーウエア「メディヒール」の秋冬新作37アイテムを披露し、2026年の年間販売計画を当初の2100万着から3400万着へ引き上げた。上方修正の幅は約1.6倍で、金額換算では500億円規模になる。ブランドアンバサダーの武井壮、吉田沙保里に加え、宇宙飛行士の野口聡一も新たに登壇した。
業界初のビジネススーツも投入、新作37アイテムを披露
会場となったホールE1には約3000平方メートルの展示スペースを用意し、リカバリーウエア「メディヒール(MEDiHEAL)」の2026年秋冬新作37アイテムを並べた。正式名称は「Workman Colors『26年秋冬新製品&リカバリー新作』発表会」。
今季の目玉は、仕事着からルームウエアまで一日を通して使える着用シーンの拡大だ。従来の就寝時・リラックス時向けに加え、業界初となる「リカバリービジネススーツ」(ジャケット4990円、スラックス3990円)と「リカバリーワークウエア」(ジャケット4990円、カーゴパンツ3990円)を投入。新シーズン初登場のパジャマや、シアバターオイル配合素材を使った長袖Tシャツ、ロングパンツなどルームウエアも拡充した。ワークマンは睡眠・リラックス時だけでなく仕事中も着られる「24時間リカバリー」というコンセプトを打ち出しており、働く時間から眠る時間まで着続けられる商品としての性格を強調した。
そもそもリカバリーウエアとは、着るだけで血行促進や疲労回復が期待できるとされる機能性衣料の総称だ。もとはスポーツ選手向けの高機能素材が使われ、価格も高めの商品が中心だった分野だが、ワークマンは低価格帯での量産に強みを持ち、メディヒールを主力ブランドへと育ててきた。就寝時中心だった従来の売り場を、通勤・仕事の場面にまで一気に広げる狙いがある。
当初計画から1.6倍に上方修正、背景に欠品対策
ワークマンは2026年通期のリカバリーウエア販売計画を、当初(2月時点)の2100万着・350億円から3400万着・500億円へ引き上げた。3400万着は2100万着の約1.62倍にあたり、「約1.6倍」という表現の根拠はこの上方修正にある。
内訳を見ると、1月から7月までの累計販売数はすでに1200万着を突破しており、8月から12月の秋冬商戦だけで2200万着を売る計画だ。1200万着と2200万着を足すと、通期計画の3400万着に一致する。上方修正の理由についてワークマン専務取締役の土屋哲雄氏は、店頭での欠品を防ぐための大増産と説明しており、計画が実現すれば売上高500億円はリカバリーウエアだけで全社売上高の2割相当を占める見通しだという。単純計算では、2000年にユニクロが大ヒットさせたフリース(当時の販売数は2600万着)を800万着上回る規模になる。
NASA向け技術のコスモス、314万着の販売計画
リカバリーウエアの最上位に位置づけているのが「メディヒール コスモス(COSMOS)」だ。2026年7月下旬に先行発売済みで、9月8日の発表会では新たにブランドアンバサダーに就任した野口聡一が登壇し、改めてその技術をアピールする形となった。NASA向けに開発された温度調節技術「アウトラスト(Outlast)」を採用し、暑いときは余分な熱を吸収、寒いときは蓄えた熱を放出して衣類内の温度を保つ。寒暖差の大きい季節でも、1日着続けやすい設計だという。クルーネックカットソーとロングパンツをそれぞれ2900円前後で用意し、上下セットでも6000円以内に収めた。コスモス単体でも初年度314万着・83億円の販売を計画しており、リカバリーウエア全体の中でも高い期待がかかる。
武井壮と野口聡一が手応え語る、吉田沙保里はタックルで参加
発表会にはブランドアンバサダーの武井壮、吉田沙保里に加え、宇宙飛行士の野口聡一が新たに登壇した。野口は国際宇宙ステーション(ISS)への搭乗経験を持ち、新たにメディヒールのブランドアンバサダーに就任している。新作コスモスとの関わりから招かれ、開発技術について「アウトラストを使った宇宙服を着て機能性の高さを知っていた。リカバリーウエアに応用する発想が素晴らしい」と語った。
ステージでは武井が新作のビジネススーツを試着し、「スーツを着ている感覚じゃない。まるでトレーニングウエアのような体の動かしやすさ」とコメント。続くパフォーマンスコーナーでは、吉田が本気モードでタックルを見せ、豪快に倒れ込んだ武井は「入られた瞬間、技術が完璧すぎてスムーズに倒れるので、一瞬無重力を感じました」と明かした。野口は「成層圏ギリギリまで飛んでいきましたね」とジャッジし、会場を沸かせた。武井は新作CMについても「全ての働く人たちの味方になってくれるウエアだと実感しました」と手応えを語っている。
新CMは9月10日から、次の秋冬商戦へ
野口・吉田・武井の3人が出演する新CMは9月10日から全国で放送を始める。ワークマンはこの発表会を機に秋冬商戦へ向けて店頭在庫を積み増す方針で、2200万着という秋冬期の販売目標をどこまで積み上げられるかが焦点になる。当初計画から1.6倍への上方修正は、リカバリーウエアという新しい市場をワークマン自身がどこまで大きく描いているかを示す数字でもある。
[文/構成 by MEDIA DOGS編集部]






























































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