VITURE Pro 2 XRグラスが8月20日発売 63gで税込4万9880円、最大1600ニトの5周年記念モデル

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VITURE Inc.は2026年8月20日、ブランド創業5周年を記念するXRグラス新モデル「VITURE Pro 2」を日本国内で発売した。価格は税込49,880円、重量はシリーズ最軽量となる63gで、ディスプレイの最大輝度は歴代最高の1,600ニトを実現している。前モデル「VITURE Pro」(発売時価格74,880円・重量78g)と比べてフレームは16%薄型化、重量は約20%軽量化され、価格は2万5000円引き下げられた。左右独立の近視調整ダイヤルやソニー製マイクロOLEDディスプレイなど従来の強みを継承しつつ、5万円を切る価格帯でエントリー層の獲得を狙う。
63g・1,600ニト——VITURE Pro 2の主要スペック
「メガネ型の大画面ディスプレイ」として国内外で支持を集めてきたVITUREのXRグラスに、5周年の節目となる新モデルが登場した。8月20日午前10時から、VITURE公式サイトのほかAmazonや楽天市場、家電量販店など主要チャネルで一斉に発売された「VITURE Pro 2」は、スマートフォンやPC、Nintendo Switch 2などとUSB-Cケーブル1本で接続するだけで、目の前に最大146インチ相当の仮想スクリーンを投影できるXR(拡張現実)グラスだ。なお、グローバル市場ではひと足早い8月6日(現地時間)に299ドルで発売されており、日本発売は約2週間遅れでのスタートとなる。今回はその発表内容を、公式発表と複数の専門メディアの報道をもとに詳しく整理する。
VITURE Pro 2の基本スペックは次の通り。
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| 発売日 | 2026年8月20日(木)10:00 |
| 価格 | 49,880円(税込) |
| 本体重量 | 63g |
| ディスプレイ | ソニー製マイクロOLED(Birdbath光学方式) |
| 解像度 | 片目1,920×1,080(両目換算3,840×1,080) |
| リフレッシュレート | 最大120Hz |
| 最大輝度 | 1,600ニト |
| 視野角 | 50度 |
| 近視調整 | 左右独立ダイヤルで0~-5.00D |
| 接続方式 | USB-C(DP Alt Mode) |
| 対応機器 | iPhone 15以降(iPhone 16e・iPhone Airを除く)、Android、Windows PC、Mac、Steam Deck、ROG Ally、Nintendo Switch 2/Switch(別売モバイルドック使用時) |
最大の特徴は、新開発の光学設計「UltraClarity 3.0」だ。VITUREの公式発表によれば、画面全体の鮮明さに加えて像面湾曲(画面の端がゆがんで見える現象)や幾何学的な歪みを補正し、視線を動かした際の表示の安定性も高めたという。ディスプレイにはソニー製のマイクロOLEDパネルを採用し、片目あたり1,920×1,080ドット、最大120Hzのリフレッシュレートに対応。視野角は50度で、4m先に最大146インチ相当の仮想画面を投影できるとしている。
近視ユーザーへの配慮としては、レンズ部に左右独立の近視調整ダイヤルを搭載し、0~-5.00Dの範囲であれば度付きメガネやコンタクトレンズ、別売の度付きインサートレンズなしでもピントを合わせられる。低ブルーライト・フリッカーフリー・低視覚疲労に関するSGSのアイケア認証も取得しており、長時間の装着を意識した設計になっている。
グラス本体にバッテリーは内蔵されておらず、USB-Cケーブルで接続したスマートフォンやPC、ゲーム機側から給電・映像出力を受ける仕組みだ。対応機器はDP Alt Mode(映像出力)に対応したiPhone(USB-C端子を搭載するiPhone 15以降。ただしDP Alt Mode非対応のiPhone 16eとiPhone Airは除く)、Android端末、Windows PC、Mac、Steam Deck、ROG Allyなど幅広く、別売の「VITUREモバイルドック」を使えばNintendo Switch 2やNintendo Switchの映像も投影できる。なお、AV Watchのレビューによれば、上位モデルとは異なり空中に映像を固定する「3DoF/6DoF」機能は搭載しておらず、画面は常に視界の正面に表示され続ける仕様だという。
旧モデル「VITURE Pro」からの進化点
VITURE Pro 2は、前モデル「VITURE Pro」(発売時価格74,880円・重量78g)の正統進化版という位置づけだ。両者の主なスペックを比較すると、進化の幅の大きさがわかる。
| 項目 | VITURE Pro(旧モデル) | VITURE Pro 2(新モデル) |
|---|---|---|
| 発売時価格(税込) | 74,880円 | 49,880円 |
| 本体重量 | 78g | 63g |
| 最大輝度 | 公式パネル値4,000ニト | 1,600ニト |
| 視野角 | 46度 | 50度 |
| フレーム厚み | 基準 | 約16%薄型化 |
| テンプル調整 | 固定 | 3段階調整(Proシリーズ初) |
| ノーズパッド調整 | なし | 7通り(3種類のパーツを使い分け) |
重量は78gから63gへと約20%軽量化され、フレームも16%薄型化された。視野角も46度から50度に拡大している。輝度については、VITURE Pro 2は「1,600ニトでブランド史上最高輝度」と公式に位置付けられている。旧モデルの輝度はVITURE自身の発表時スペック表では「4,000ニト」(パネル値)とされる一方、海外メディアのレビューでは体感輝度として「約1,000ニト」と評されるなど、輝度の表記は評価方法によって幅がある。Pro 2の1,600ニトがどちらの基準に基づく数値かは公式発表に明記がないため、単純な倍率での比較は避けたい。装着感の面でも、Proシリーズとして初めてテンプル(つる)部分に3段階の調整機構を採用し、ノーズパッドも3種類のパーツを使い分けることで7通りの調整ができるようになるなど、長時間装着時のフィット感を細かく追い込めるようになった。何より、価格は74,880円から49,880円へと2万5000円引き下げられ、5万円を切る価格帯に踏み込んだことが、既存ユーザー・新規ユーザー双方にとって最大のインパクトと言えるだろう。
VITUREというブランドと日本市場での歩み
VITURE Inc.は2021年に米カリフォルニア州で創業されたXRグラスメーカーで、代表はDavid Jiang氏。同社の発表によれば、IDCの調査(2024年第4四半期)で米国のXRグラス出荷台数において50%超のシェアを持つとされ、業界内でも存在感のあるプレイヤーだ。
日本市場には、クラウドファンディングサービス「Makuake」を通じて初代モデル「VITURE One」がお目見えした。プライベートシアター感覚で楽しめるXRグラスとして支持を集め、VITURE Inc.自身の発表によればAR/VR/MRジャンルにおけるMakuake史上No.1となる約1億8,600万円の支援を集めたのち、公式サイトでの一般販売に移行した実績を持つ。その後、上位モデルの「VITURE Pro」、そして今回の「VITURE Pro 2」へとラインアップを拡充してきた。現行ラインアップには、より広い視野角や空間認識機能を備える上位機「VITURE Luma」「VITURE Luma Ultra」、大画面表示に特化した「VITURE Beast」なども存在し、Pro 2はその中でも軽さと価格の手頃さを武器にするエントリーモデルという位置づけになる。
購入方法と発売記念キャンペーン
VITURE Pro 2は、VITURE公式サイトのほか、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピング、SoftBank SELECTION、そしてヨドバシカメラ、ビックカメラ、ヤマダデンキ、ジョーシン、エディオンといった全国の家電量販店で購入できる。確認できた範囲でのカラーバリエーションはジェットブラックのみとなっている。
発売にあわせて、8月20日10:00から8月28日23:59まで、抽選で3名にVITURE Pro 2本体がプレゼントされるキャンペーンが実施されているほか、ヨドバシカメラでも同時期に別途1名が当選する企画が行われている。8月22日・23日には、東京・原宿の「LIFORK Harajuku」で体験イベント「One Day with VITURE」も開催される予定だ。
周辺機器としては、Nintendo Switch 2やNintendo Switch本体をVITURE Pro 2に接続するための「VITUREモバイルドック Mini」(16,800円)も同時発表された。10,000mAhのバッテリーを内蔵し、前モデル比で34%小型化・30%軽量化されているという。8月20日から予約を受け付け、発送は11月中旬以降を予定している。このほか、装着中でも給電できる「USB-C XR充電アダプター Ultra」(15,800円)、度付きインサートレンズ用の「VITURE Pro 2用レンズフレーム」(3,980円)も用意される。
| 商品 | 価格(税込) | 備考 |
|---|---|---|
| VITURE Pro 2 XRグラス | 49,880円 | 2026年8月20日発売 |
| VITUREモバイルドック Mini | 16,800円 | 予約受付中、11月中旬以降発送予定 |
| USB-C XR充電アダプター Ultra | 15,800円 | 装着中の給電に対応 |
| VITURE Pro 2用レンズフレーム | 3,980円 | 度付きインサートレンズ用 |
拡大するXR/ARグラス市場でのポジション
AR(拡張現実)スマートグラス市場は、2025年から2026年にかけて急速な拡大が続いている分野だ。XREAL、Rokid、RayNeoといった中国系メーカーが牽引役となり、音声のみのAIグラスなどを含む広義のスマートグラス市場は2025年上半期だけで世界出荷台数100万台を突破、中国国内市場は前年同期比で107%増と伝えられるなど、価格・機能の両面で競争が激化している。中でもXREALは2022年から2025年まで4年連続で世界のARグラス市場における販売収益トップを維持しており、2026年には香港証券取引所への上場も見込まれる業界最大手だ。
こうした状況下でVITURE Pro 2が仕掛けてきたのが、5万円を切る価格帯での軽量・高輝度モデルの投入だ。前述の通り、上位機種にある3DoF/6DoFの空間固定機能はあえて省き、軽さと価格を優先した「割り切り設計」になっている。競合のXREALも「XREAL One」シリーズや「XREAL 1S」など普及価格帯のモデルを相次いで投入しており、軽量・低価格帯のXRグラスを巡る競争は今後さらに激しくなりそうだ。メガネ型デバイスならではの装着感や近視対応の実装は各社で工夫が分かれるところであり、VITURE Pro 2が強みとする独立近視調整ダイヤルと5万円切りの価格設定は、初めてXRグラスを試す層にとって有力な選択肢の一つになりそうだ。
[文/構成 by MEDIA DOGS編集部]
































































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