RayNeo iO Smart Glasses、9/4予約販売開始 重さ約33gで2色展開

時間がない人向けの30秒で理解ゾーン
RayNeo(レイネオ)は2026年9月4日16時、AIスマートグラス「RayNeo iO Smart Glasses」の予約販売を日本で始めた。重さは約33g、カラーはデューンとポーラーナイトの2色。価格は通常8万9000円、発売記念価格は8万円で、RayNeo公式サイトとAmazon.co.jp内の公式ストアから購入できる。
予約は9月4日16時、価格は8万円から
RayNeoは2026年9月4日16時、AIスマートグラス「RayNeo iO Smart Glasses」の予約販売を日本で開始した。購入できるのはRayNeo公式サイトと、Amazon.co.jp内のRayNeo公式ストアの2カ所になる。
価格は通常8万9000円だが、発売を記念した特別価格として8万円が設定された。9000円の差額は、発売直後に手に取りたい人への後押しとなる。
対応OSはiOSとAndroidの両方に対応する。スマートフォンとBluetoothでつなぎ、専用アプリを介して使う仕組みになっている。度付きレンズにも対応しており、ふだん眼鏡をかけている人でも導入しやすい。
33gの軽さを支える航空宇宙グレードの素材
RayNeo iOの特徴は、重さ約33gという軽さにある。一般的な眼鏡フレームとほぼ変わらない重量の中に、ディスプレイやセンサー、通信機能を詰め込んだ。実機に触れたメディアの記事によれば、フロント部分だけの重さは17gだといい、外観は普通の眼鏡とほとんど変わらないと伝えられている。
軽さを支えているのは素材の選び方だ。フロントフレームにはマグネシウムとアルミニウムの合金、テンプル(つる)には航空宇宙グレードのチタン合金を採用した。強度を保ちながら軽くするための組み合わせになる。
カラーはデューン(ゴールド)とポーラーナイト(ダークグレー)の2色。デューンは砂丘を思わせる淡いゴールド、ポーラーナイトは深みのあるダークグレーで、どちらも派手さを抑えたトーンにまとめている。防塵防滴性能はIP54に対応し、日常使いでの水濡れやほこりにも一定の耐性を持たせた。
会話をその場で翻訳し、字幕は視界の中に浮かぶ
RayNeo iOはカメラを搭載しない設計だ。スマートグラスというと録画や撮影を連想しがちだが、iOが力を入れているのは「見る」ではなく「聞いて理解する」機能になる。4つのマイクと骨伝導センサーを組み合わせ、周囲に雑音がある環境でも発言者の声を拾いやすくした。
代表的な機能はリアルタイム翻訳だ。対応言語は55言語、認識できるアクセントは109種類に及ぶ。話しかけられた内容がレンズ越しの表示に翻訳字幕として浮かび、双方向の会話でも使える。文字起こしはさらに広く112言語に対応し、録音・要約とセットで扱える。
会議や商談の場面では、会話を自動でテキスト化したうえで、AIが要点と次にやるべきことを整理してくれる。頭を縦に振ればカレンダーへの追加を承認でき、横に振れば却下する。手を使わずに済む操作方法だ。視線を軽く上げるだけで、時刻や天気、予定、株価などをまとめたダッシュボードも視界の隅に表示される。
話す内容を事前にテキストで用意しておけば、レンズ越しにカンペとして映すテレプロンプター機能も備える。プレゼンや動画の収録で、原稿を目で追う動きに使える機能だ。
対応するAIモデルは、RayNeo独自のアシスタントに加えてGemini、ChatGPT、Claude、DeepSeekなど複数のLLMから選べる。専用アプリでどのAIを使うか切り替えられ、議事録の整理が得意なモデル、雑談向きのモデルといった具合に使い分けられる。
ディスプレイは両眼のMicroLEDに回折光導波路を組み合わせた方式で、色はモノクログリーンの単色表示。視野角は23.5度で、光の透過率はおよそ97%に達する。レンズをのぞき込んでも表示内容はほとんど見えず、外から見れば普通の眼鏡と変わらない。
TCL傘下のARグラス専業ブランド、IFA2026にも出展
RayNeoは2021年、中国・深センで設立されたAR・AIスマートグラス専業のブランドだ。中国の大手家電メーカー、TCLエレクトロニクスの傘下にあり、光学設計からAIアルゴリズム、量産までを自社で手がける体制を築いてきた。公式サイトでは「4四半期連続で世界出荷台数首位」と掲げ、オリンピックやNFLとの提携実績もアピールしている。
RayNeoはiOと同時に、「RayNeo GT」「RayNeo GT Max」という上位モデルも発表した。GTシリーズは映像視聴やゲームなど娯楽用途を主眼に置いた高輝度ディスプレイのモデルで、AIアシスタントと軽さを追求したiOとは役割がはっきり分かれている。1台で全部をこなすのではなく、用途別に選べるラインアップにした。両シリーズは9月4日から8日まで、ドイツ・ベルリンで開かれるIFA2026の会場でも披露される。
スマートグラス市場で先行して知られるのが、カメラと表示機能を備えたMeta「Ray-Ban Display」だ。これに対しRayNeo iOはカメラを持たない代わり、複数のAIモデルを選べる自由度と、見た目の自然さで差をつけようとしている。写真や動画を撮る用途を求めるならMetaの製品が向くが、通訳や議事録作成のような「聞く・伝える」用途に絞るなら、iOの割り切り方に分がある。
出張や商談、通訳代わりにも 購入は公式サイトとAmazonから
想定される使い方は幅広い。海外出張や商談で言葉の壁を減らしたいビジネスパーソン、旅行先で現地の会話をリアルタイムに理解したい人、会議の議事録作成を手間なく済ませたいチームなど、「聞く」場面が多い人ほど恩恵は大きい。
翻訳字幕を視界に表示できる仕組みは、聴覚に困難を抱える人が会話の内容を文字で追う助けにもなる。スマートフォンの画面を見続けなくても、話しかけられた言葉をその場で追えるためだ。RayNeoはこの用途を前面に打ち出してはいないが、海外メディアでは補聴・コミュニケーション支援の観点からも取り上げられている。
バッテリー容量は240mAh。通常の使い方なら約48時間は充電なしで使えるという。文字起こしを続けた場合は最大18時間、翻訳をフル活用した場合でも6.2時間は持続する計算だ。1日の終わりに充電すれば、翌日にも持ち越せる。
購入方法は、RayNeo公式サイト(jp.rayneo.com)か、Amazon.co.jp内のRayNeo公式ストアの2つ。予約受付は9月4日16時に始まった。
関連記事:VITURE Pro 2 XRグラスが8月20日発売 63gで税込4万9880円、最大1600ニトの5周年記念モデル
軽さと価格を競っていたスマートグラス市場に、AIをどう使い分けるかという新しい判断材料が加わりつつある。RayNeo iOは、その流れの先頭を行く1台だ。
[文/構成 by MEDIA DOGS編集部]






























































コメントはこちら