紺綬褒章、TOBEが能登の被災地支援で受章 滝沢秀明が社長を務める会社、条件と読み方も整理

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TOBEが紺綬褒章を受章したと9月10日に発表した。令和6年能登半島地震と奥能登豪雨の被災地支援で石川県へ寄付した実績が認められた。代表取締役の滝沢秀明(44)は発生直後から現地入りし、チャリティー活動を重ねている。紺綬褒章の読み方は「こんじゅほうしょう」で、公益への私財寄付に贈られる褒章制度だ。
紺綬褒章受章の発表、何が認められたか
TOBE(代表取締役・滝沢秀明)は9月10日、紺綬褒章を受章したと公式サイトで明らかにした。対象は令和6年能登半島地震、および同年9月の奥能登豪雨による被災地支援として石川県に行った寄付だ。両災害への継続した支援活動が、公益のための私財寄付という受章基準に合致したと判断された。
TOBEは同日のコメントで「被災された皆さまに少しでも力を届けたいという想いから、TOBEアーティストとともにさまざまな支援活動に取り組んでまいりました」と経緯を説明した。滝沢は2022年10月31日付でジャニーズ事務所を退所し、2023年3月21日に新会社TOBEの設立を発表。代表取締役を務めている。所属アーティストは三宅健や北山宏光のほか、Number_i、IMP.、トレーニー生のwink firstやDeePalsなどだ。
「こんじゅほうしょう」の読み方と授与条件
紺綬褒章は「こんじゅほうしょう」と読む。内閣府が所管する褒章制度の一つで、公益のために私財を寄付した個人・団体に贈られる。
授与基準は明確だ。個人は500万円以上、団体・企業は1000万円以上の寄付が対象となる。分納による寄付も認められており、分納期間に特別な制限はない。寄付先は国、地方公共団体、または内閣府が公益団体として認定した団体(日本ユニセフ協会や公益社団法人Chance for Childrenなど)に限られる。金額基準を満たすことは必要条件であり、最終的な授与の可否は内閣府の審査による。
個人の場合は寄付額500万円以上で紺綬褒章(メダル)と章記が贈られ、1500万円以上になると寄付額に応じて木杯(第五号〜第七号)が段階的に加わる。団体・企業はメダルを着用できないため、1000万円以上の寄付に対して褒状のみが授与される。TOBEが今回寄付した総額はのちに触れる通り1000万円の基準を大きく上回る規模で、団体としての受章に至った。
発生4日後の「お忍び」支援から始まった軌跡
TOBEの能登支援は、地震発生からわずか4日後に始まった。滝沢と三宅健、Number_iの神宮寺勇太らが、避難所となっていた石川県輪島市立輪島中学校を訪問。ふるまわれたのは、ハンバーグやカレーなど計1000食分の炊き出しだった。事前の告知はなく、撮影も入れない訪問だった。
避難所にいた70代女性はNEWSポストセブンの取材に「最初の3日は温かい食べ物が恋しくて。冷たい食べ物ばかりで体が冷えていた」と振り返り、炊き出しの車が到着した瞬間を明かした。神宮寺は「辛いものが苦手な人はハンバーグだけでも召し上がってください」と気を配りながら配膳したという。SNSでは告知なしの訪問に「被災地に混乱を招く」との懸念と、「頭が下がります」との称賛が同時に広がり、賛否両論を呼んだ。それでもTOBEは活動を止めなかった。
その後、TOBEは「to HEROes Project -Act for HOPE-」を始動させ、2024年3月18日からアーティスト13人が参加したテーマソング「Be on Your side」の配信を開始した。同年5月1日にはCDシングルも発売し、チャリティー期間は2025年3月31日まで続いた。
TOBEは受章にあたり、次のようにコメントした。
こうした活動を続けることができたのは、私たちの想いに賛同し、チャリティー活動などを通じて支援の輪に加わってくださったファンの皆さまのお力があってこそです
ファンの後押しが、息の長い支援活動を支えた。
東京ドームイベントと1億4730万円の寄付内訳
支援活動の集大成となったのが、2024年8月11日に東京ドームで開催されたチャリティーイベント「Act for HOPE to HEROes PROJECT in TOKYO DOME」だ。三宅健、北山宏光、Number_i、IMP.、wink first(TRAINEE)、DeePals(TRAINEE)ら所属アーティストが総出演し、石川県輪島市立輪島中学校の生徒を招待した。野球やリレーで生徒とアーティストが混成チームを組み、対決するプログラムも用意された。
チャリティー活動全体の総額は1億4730万6798円に上る。内訳は楽曲配信・CD販売による収益が9730万6798円(配信収益6469万5059円、東京ドームイベント収益3261万1739円)、TOBEからの寄付金が5000万円だ。2025年5月14日には三宅、北山、神宮寺の3人が石川県庁を訪れ、馳浩知事に寄付金目録を手渡した。
次なる支援先は令和8年熊本地震
TOBEの支援は能登だけにとどまらない。令和8年熊本地震は2026年7月28日午後4時27分ごろに発生し、気象庁マグニチュード7.1、熊本県宇城市と八代郡氷川町で最大震度7を観測した。国内で震度7が観測されたのは令和6年能登半島地震以来2年6カ月ぶり、熊本県内では平成28年の熊本地震以来10年3カ月ぶりだった。
TOBEはこの熊本地震についても、「Act for HOPE PROJECT」の名でエンターテインメントを通じた支援の輪を広げる活動に取り組む。wink first(TRAINEE)によるチャリティーCD「Be on Your side」を10月26日に発売する予定で、所属アーティストが出演するコンサート会場では募金活動も行う。
滝沢は「一人ひとりができることは小さいかもしれません。それでも、皆さまの想いが重なり支援の輪が広がることで被災地の未来につながる力になると信じています」と、支援を続ける思いを語った。TOBEは今後もアーティストとファンを巻き込んだ支援を続ける方針だ。
[文/構成 by MEDIA DOGS編集部]






























































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