ビアードパパ、桔梗信玄餅シューを11月限定発売 桔梗屋と初コラボで税込390円

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シュークリーム専門店のビアードパパが、山梨県の銘菓「桔梗信玄餅」を再現した「桔梗信玄餅シュー」を11月1日から30日まで販売する。運営する株式会社DAY TO LIFEが10月23日に発表した。笛吹市に本社を置く桔梗屋との初のコラボ商品で、価格は税込390円だ。
11月1日から1か月限定、全国のビアードパパで税込390円
DAY TO LIFEは10月23日午前11時、ビアードパパの新商品「桔梗信玄餅シュー」を発表した。販売期間は2026年11月1日(日)から11月30日(月)までの1か月間で、全国のビアードパパで扱う。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 商品名 | 桔梗信玄餅シュー |
| 価格 | 390円(税込・持ち帰り) |
| 販売期間 | 2026年11月1日(日)〜11月30日(月) |
| 販売店舗 | 全国のビアードパパ(取り扱いのない店舗あり) |
| 監修 | 株式会社桔梗屋 |
組んだ相手は、山梨県笛吹市に本社を置く株式会社桔梗屋だ。発表文はビアードパパと桔梗屋による初のコラボレーション商品と位置づけており、商品は桔梗屋の監修を受けて開発した。
390円は持ち帰りの価格で、一部店舗のイートインは税率10%が適用されて値段が変わる。一部の店舗やデリバリーも価格が異なる。店舗によっては販売期間や品目が変わったり、取り扱いそのものがなかったりする場合もあり、売り切れの可能性も示されている。
お餅をのせて焼いたパイシュー、中身は黒蜜きなこクリーム
見た目にも中身にも、桔梗信玄餅の要素が詰まっている。
土台はビアードパパの看板でもあるサクサク食感のパイシュー生地だ。その上にお餅をのせて焼き上げ、中には黒蜜ときな粉の甘みが広がるクリームを注入する。仕上げに香ばしいきな粉をまぶし、もちっとした食感とサクサク感を1つのシューにまとめた。DAY TO LIFEは商品を「おもちのせ黒蜜きなこシュー」とも呼ぶ。
包み紙にも工夫がある。専用の赤い包み紙に「桔梗の花」をあしらい、食べる前から桔梗信玄餅の雰囲気を楽しめるようにした。クリームの中の黒い粒はバニラビーンズだという。発表文には、あくまで桔梗信玄餅をイメージしたシュークリームである旨の注記も添えられた。
ビアードパパは季節の素材やほかの企業とのコラボで限定シューを出しており、10月はゴディバ ジャパンのエグゼクティブシェフ・ショコラティエ、ヤニック・シュヴォロー氏が監修した「ショコラ ラングドシャシュー」を税込520円で10月限定販売している。11月はベルギー産チョコレートから一転、きな粉と黒蜜という和の素材が主役になり、価格も390円に下がる。
1968年に生まれた山梨土産、ヒントはお盆の「安倍川餅」
桔梗信玄餅は、明治22年(1889年)創業の和菓子店・桔梗屋が昭和43年(1968年)に売り出した。名前の「信玄」は、山梨ゆかりの戦国武将・武田信玄に由来する。
生まれた背景には、1960年代の和菓子離れがあった。洋菓子店が次々と開くなか、当時の三代目社長・中丸幸三が、洋菓子に対抗するには郷土の土産だと考えた。山梨の土産といえば果物やそれを使った菓子が中心で、一年を通して売れる品がなかったという。
形のヒントになったのは、山梨でお盆に餅へきな粉と黒蜜をかけた「安倍川餅」を供えて食べる習わしだった。これを小さくまとめ、黒蜜を別添えにして一年中食べられる菓子に仕上げた。
素材にもこだわりがある。桔梗屋の説明では、国産の餅粉を蒸してからグラニュー糖と水あめを練り込み、1〜2日寝かせて弾力と甘みを整える。黒蜜はサトウキビを原料とする蜜をベースに精製糖と黒糖を加えて炊き上げる独自の製法で、黒糖の苦みや雑味を抑えている。ビアードパパの新作は、この黒蜜ときな粉の組み合わせをクリームで表現した。
食べ方も独特だ。小さな容器に入ったきな粉餅に、添えられた黒蜜をたっぷりかけて味わう。容器は“武田菱”の模様が入った風呂敷のような包みで結ばれ、この包装はいまも1つずつ手作業で包まれている。当初は高価な包装機械を買えず、仕方なく手で結んだのが始まりだった。発売当時は同業者から「売れるわけがない」と見られたが、甲府駅前の店で郷土土産として売り出すと、すぐに売れた。
その味と包みが、今度はシュークリームの形で全国の店頭に並ぶ。
カントリーマアムにマクドナルド、広がる“信玄餅味”
桔梗屋は自社の看板商品を、ほかの企業と組んで別の形にも変えてきた。
これまでに不二家の「カントリーマアム」やチロルチョコとのコラボ商品が出ており、2022年4月27日には日本マクドナルドが桔梗屋監修の「桔梗信玄餅パイ」を全国で発売した。パイ生地の中に黒蜜ときなこもちのフィリングを詰めた期間限定のスイーツで、当時は東京ばな奈や辻利の抹茶とのコラボ商品と並ぶ企画だった。
派生商品も多い。「桔梗信玄生プリン」「桔梗信玄餅アイス」「桔梗信玄餅クレープ」などを手がけ、容器ごと食べられる最中を使った「桔梗信玄餅 極」も出した。こうした広がりに、ビアードパパのシュークリームが加わる。
迎える側のビアードパパは、1999年に福岡県糟屋郡久山町の「トリアス久山店」から始まった。2001年に香港へ出て海外展開を始め、2024年には25周年を迎えている。シュー生地は毎日店で焼き、注文を受けてから1つずつクリームを詰める実演販売が特徴だ。看板の「パイシュークリーム」は2016年にモンドセレクションの最高金賞を受けた。運営会社は2023年9月に社名を株式会社麦の穂からDAY TO LIFEへ改めている。
山梨県内の店舗は笛吹市石和町に1店
山梨の人にとって気になるのは、地元で買えるかどうかだろう。
ビアードパパ公式サイトの店舗一覧によると、山梨県内の店舗は笛吹市石和町の「MEGAドン・キホーテUNY石和店」の1店だ。桔梗屋の本社がある笛吹市一宮町と同じ笛吹市にある。ただ、取り扱いは店舗ごとに異なるため、販売の有無は来店前に確かめておきたい。
桔梗屋の本社と工場は、笛吹市一宮町坪井にある。敷地内の「桔梗信玄餅工場テーマパーク」では、信玄餅や桔梗信玄生プリンの製造から箱詰めまでの工程を見学できる。スタッフが1個を5〜6秒で包む手さばきも見どころで、併設のアウトレットショップではお菓子の詰め放題が人気だ。最寄りの高速出口は中央自動車道の一宮御坂インターチェンジで、車で約5分の距離にある。地元の銘菓が全国チェーンの限定シューとして並ぶ11月は、山梨の味を県外の人が知るきっかけにもなりそうだ。
発売は11月1日。山梨の土産として半世紀以上親しまれてきた味が、1か月だけシュークリームに姿を変える。
[文/構成 by しおり]
















































































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