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ぼけ日和が映画化、大竹しのぶと三浦友和がW主演 櫻井翔は認知症専門医役

ぼけ日和が映画化、大竹しのぶと三浦友和がW主演 櫻井翔は認知症専門医役

時間がない人向けの30秒で理解ゾーン

矢部太郎のコミックエッセイ『マンガ ぼけ日和』の実写映画化(7月17日に発表済み)で、大竹しのぶと三浦友和がW主演を務めることが7月28日、新たに分かった。大竹しのぶと三浦友和が、認知症の妻とそれを支える夫をW主演で演じる。夫婦を見守る医師役には嵐の櫻井翔が入り、活動終了後初の映画出演となった。監督は内田英治、配給は東映。2027年に全国公開される。

大竹しのぶ×三浦友和、深い共演は今回が初

東映は7月17日に映画『ぼけ日和』の製作を発表しており、7月28日には大竹しのぶ・三浦友和・櫻井翔の出演と実写のファーストビジュアルを新たに解禁した。縁側に腰掛ける夫婦と、静かに寄り添う医師の姿が描かれ、穏やかな時間の積み重ねを感じさせる一枚に仕上がっている。

大竹しのぶ(69)が演じるのは、絵を描くことを趣味にしながら認知症と向き合う妻・鳥飼千晴。三浦友和(74)は、カメラを片手に変わらぬ優しさで妻を支え続ける夫・道夫を演じる。大竹と三浦にはこれまでも共演作があったが、三浦は「大竹しのぶさんと、がっぷり四つの共演は初めてです」と振り返った。

夫婦を温かく見守る認知症専門医・阿久津孝介役には、嵐の櫻井翔(44)が入った。嵐は2026年5月31日の東京ドーム公演を最後に、26年半の活動を終えている。本作が、活動終了後初めての映画出演になる。

医師の随筆がきっかけで生まれた原作

原作は、お笑いコンビ・カラテカの矢部太郎による2023年2月発表のコミックエッセイ『マンガ ぼけ日和』。認知症専門医・長谷川嘉哉が2021年に出した随筆『ボケ日和 わが家に認知症がやって来た!どうする?どうなる?』(かんき出版)の装画を矢部が手がけた縁から、漫画化が実現した。

認知症の進行を四季になぞらえ、春夏秋冬それぞれの時期に患者本人にどんな変化が起こり、介護する家族はどう向き合えばよいのかを、体験に基づいて丁寧に描く構成だ。深刻になりすぎず、日々のユーモアも交えて綴られている点が支持を集め、累計15.5万部を突破した。専門医の臨床知見と矢部の柔らかい筆致が組み合わさった一冊は、幅広い世代に読み継がれている。

三浦が出演を決めた理由には、自身の父親と友人の認知症経験があった。原作のほのぼのとした雰囲気と、脚本が辛さだけでなく夫婦や親子の愛情に重きを置いている点を評価し、出演を決めたという。悲しみに寄りかからない姿勢が、決め手になった。

メガホンを取った内田は、「これは、薄れゆく記憶のなかで寄り添う男女。昭和というひとつの時代を生きた夫婦の愛の物語です」と語った。

「どこまでも愛の視点で」大竹が込めた思い

大竹は今作について、「哀しく、辛い方向からではなく、どこまでも愛の視点から描いているところを観ていただければ嬉しいです」と話した。内田組への参加は今回が初めてだといい、「監督を中心に丁寧に絵作りをする素晴らしいスタッフの皆さんに囲まれて、本当に幸せな時間でした」と明かした。

三浦は共演者の多さにも触れ、「魅力的な俳優が大勢共演しています。やりがいのある仕事は楽しいです」と声を弾ませる。

阿久津医師を演じる櫻井のコメントには、役を通して見た夫婦への眼差しがにじむ。

阿久津医師という役柄を通して見る、大竹さん、三浦さん演じるご夫妻は、柔らかく、優しく…でも、徐々に記憶が薄れていく喪失感、いつか来てしまう別れを感じさせ、胸がキューっと締め付けられます。微笑みながら、涙が頬を伝う。そんな温かな人生の話です。

忘れても、愛は続く。3人のコメントに共通するのは、悲しみではなく愛情を軸に据えた作品への手応えだった。

大竹、三浦、櫻井それぞれの近況

大竹は主演舞台『ローズ』の全国公演(6月23日に大阪で千秋楽)を終えたばかりで、山田洋次監督の最新作『TOKYOタクシー』にも声で参加するなど、活動の幅は年々広がっている。長年の芝居の蓄積が、鳥飼千晴という役にも重なる。

三浦は『遠い山なみの光』で緒方役を務めた。9月公開の『白鳥とコウモリ』への出演も控えており、実写映画のオファーが続く充実期。高校の同級生だった忌野清志郎を追悼するドキュメンタリー『愛し合ってるかい?忌野清志郎が教えてくれた』(10月公開)にも、友人として思い出を語る立場で参加している。

一方の櫻井は、嵐のラストツアーを終えた2026年、報道番組『zero選挙2026』のメインキャスターや、フジテレビ系新バラエティ『真剣遊戯! THEバトルSHOW』のMCを務めてきた。5月には堤真一主演の日曜劇場『GIFT』の最終章にも出演し、日本車いすラグビー協会理事長役で堤と初共演。7月には日本テレビ「アメリカ横断ウルトラクイズ」の3代目総合司会への起用も発表され、キャスター・司会・俳優と幅広く存在感を発揮している最中だ。

2027年、全国のスクリーンへ

映画『ぼけ日和』は2027年の全国公開を予定している。認知症患者を抱える家族の日々を、絶望ではなくユーモアを交えて描いてきた原作の空気を、実写でどう再現するのかが焦点になる。

大竹と三浦が紡ぐ夫婦の情景、そして俳優として新境地に挑む嵐の櫻井。三者三様の視点が交わる先に、どんな一本が仕上がるのか。ファーストビジュアルで見せた縁側の穏やかな表情の続きを、劇場で確かめられる日はそう遠くない。

[文/構成 by MEDIA DOGS編集部]

寄稿者

MEDIA DOGS 編集部
メディアドッグス株式会社のMEDIA DOGS 編集部チーム。インターネットマーケティングに約10年携わるメンバーで編成し、企画・取材・執筆から公開後の改善まで一貫して担当。「出会いを、設計する。」のもと、人と企業が正しく出会える場をつくるために、一次情報の確認とファクトチェックを徹底。情報をわかりやすく誠実に届け、読者の疑問を解決します。

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