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藤浪晋太郎、7月22日に古巣・阪神と初対決 DeNA移籍後初、4年ぶり甲子園マウンドの成績と制球課題

藤浪晋太郎、7月22日に古巣・阪神と初対決 DeNA移籍後初、4年ぶり甲子園マウンドの成績と制球課題

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DeNAの藤浪晋太郎(32)が、7月22日の阪神戦(甲子園)で先発する見通しとなった。2022年限りで古巣を離れて以来、阪神との対戦はDeNA移籍後初めてとなり、甲子園のマウンドも4年ぶりだ。今季は制球難に苦しみ、直近の登板は3回3失点6四球に終わった。

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石田裕太郎の離脱で浮上、阪神3連戦は平良・篠木・藤浪の順

DeNAは、20日から甲子園で始まる阪神との3連戦の先発を、平良拳太郎(31)、篠木健太郎(24)、藤浪の順で組む見通しだ。14日の広島戦に先発した石田裕太郎(24)が下半身のコンディション不良で出場選手登録を抹消され、先発ローテーションに1枠空きが生まれたことが背景にある。

実現すれば、藤浪にとって移籍後初めて古巣・阪神と対戦する一戦になる。甲子園のマウンドに立つのも、阪神在籍最終年だった2022年以来、4年ぶりだ。

前回登板の修正点について、藤浪は「感覚的なところですかね。今までやってきたことをゲームで出せるように」と話した。

大阪桐蔭でドラフト4球団競合、阪神10年で通算58勝

197センチの長身から投げ下ろす速球派として鳴らした右腕だ。大阪桐蔭高時代の2012年に春夏連覇を成し遂げている。選抜(春)では史上初となる全5試合で150キロ超を計測し、選手権(夏)では準決勝を9回2安打無失点8奪三振、決勝も9回2安打無失点で当時の決勝史上最多タイとなる14奪三振に抑え、春夏連覇と国体優勝を合わせた高校三冠を達成した。

同年秋のドラフト会議は阪神、オリックス、ヤクルト、ロッテの4球団が1位指名で競合し、抽選の結果、阪神が交渉権を獲得した。契約金1億円、出来高5000万円という好待遇での入団だった。

阪神では2013年から10年にわたり投げ、通算58勝54敗、防御率3.43を記録している。最高成績は2015年の14勝7敗、防御率2.40で、この年は最多奪三振のタイトルも獲得した。

転機は2022年オフだ。10月17日にポスティングシステムを利用したメジャー挑戦を球団が発表し、12月1日に申請が受理されると、オークランド・アスレチックスと契約した。その後はオリオールズへ移籍(2023年7月)、メッツ入り(2024年、メジャー登板はなし)、マリナーズ傘下(2025年)と渡り歩き、2025年7月16日にDeNAと契約してNPB復帰を果たしている。

DeNA入団会見では、甲子園での投球について「甲子園で投げられるのは楽しみ」とした上で、「ブーイングだけされなければ」と冗談交じりに語っていた。阪神時代は四球や死球を与えるたびファンのため息に包まれた経験があり、古巣のマウンドには複雑な思いも抱えている。

初回3者連続四球、相川監督「ピッチング以前の問題」

今季の1軍登板は、ここまで1試合にとどまる。7月9日に1軍合流し、11日の巨人戦で今季初先発を任されたが、3回94球、3安打6四球3失点で降板し、防御率9.00に終わった。

立ち上がりから制球が定まらなかった。先頭の浦田に3ボール1ストライクから四球を与えて出塁を許すと、続く松本、キャベッジにもフルカウントまで持ち込みながらストライクが決まらず、3者連続四球で無死満塁を招いた。相川亮二監督が初回から異例のタイミングでマウンドに向かう場面もあったが、ダルベックの犠飛と大城の適時二塁打で2点を失い、その後1軍登録を抹消されている。

相川監督は試合後、「ストライクを取るということに苦労していた。ピッチングの前の問題かなとは思います」と評した。

対照的に、ファームでは今季10試合(うち8試合先発)に登板し、40回を投げて3勝2敗、39奪三振、四死球15、防御率2.25という内容を残していた。1軍合流時には「頑張りたいと思います」と意気込みを語った。

制球難は今に始まった話ではない。メジャー時代はアスレチックス、オリオールズ、メッツ、マリナーズ傘下を渡り歩き、通算7勝8敗2セーブ、防御率7.18に終わった。2023年の与四球率は12.61%で、メジャー基準でも「極めて悪い」水準とされる。奪三振率は23.25%と高い能力を持ちながら、その制球難が持ち味を相殺し続けてきた。

一方で剛速球は健在だ。2023年8月6日のメッツ戦で記録した自己最速165.1キロは、当時大谷翔平が持っていたメジャー投手の最速記録163キロを上回る数字だった。速さは衰えていないだけに、ストライクゾーンへどれだけ集められるかが復活の分かれ目になる。

古巣に見せる雪辱、3連戦の行方を占う一戦に

阪神3連戦は、20日に平良、21日に篠木、22日に藤浪という先発リレーが見込まれる。石田がいつ登録に復帰するかで、以降のローテーションは流動的になる可能性がある。

藤浪にとって22日は、直近の乱調を払拭する意味でも重要な一戦だ。古巣のファンを前に、165キロ超の直球を武器にストライクを積み重ねられるかが焦点になる。

DeNAが再び先発の座を託した以上、結果次第で以降のローテーション定着にもつながる。今季から指揮を執る相川監督の下、28年ぶりのリーグ優勝を目指すチームにとっても、先発陣の底上げは欠かせないテーマだ。古巣の地で何を投げ込むか、答えは22日に出る。

[文/構成 by スポーツライター 久遠(KUON)]

寄稿者

久遠(KUON)
WEBライター(主にスポーツ記事)経験7年。スポーツ、格闘技が好きで、ボクシング世界チャンピオンが主宰するジムに4年間在籍。自分でも練習を重ね、”3分”の過酷さと濃さを体で知る。観戦もライフワークで、会場には年4回ほど足を運ぶ。選手目線の実感とファン目線の熱量、その両方を武器に、試合の見どころやリングのリアルをライター経験を活かしてわかりやすく伝えます。

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