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バレー男子がカナダに逆転勝ち!高橋藍『リズムも勢いも変えてくれた』、全員バレーの完成形がここに

バレー男子がカナダに逆転勝ち!高橋藍『リズムも勢いも変えてくれた』、全員バレーの完成形がここに

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男子日本代表は7月16日、大阪でカナダに3―2の逆転勝ちを収めた。0―2から大塚達宣、宮浦健人、富田将馬らが流れを変え、開幕10連勝。髙橋藍は途中出場組を「リズムも勢いも、雰囲気も変えてくれた」とたたえた。日本は決勝ラウンド進出を決めている。

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0―2から3セット連取、開幕10連勝

バレーボール男子日本代表は7月16日、Asueアリーナ大阪でネーションズリーグ2026男子予選ラウンド第10戦に臨み、カナダに3―2で逆転勝ちした。各セットは18―25、24―26、29―27、25―19、15―11。先に2セットを奪われながら残る3セットを取り返し、開幕からの連勝を10に伸ばした。

日本は西田有志、石川祐希、髙橋藍、小野寺太志、エバデダン・ラリー、深津英臣を先発に起用し、リベロは小川智大だった。ところが、カナダの高い位置からの攻撃とブロックに苦しみ、第1セットは一度もリードを奪えず。第2セットは20―24から追いついたが、最後は連続でブロックされて24―26となり後がなくなった。

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第3セットは宮浦、富田、大塚ら途中出場の選手が軸となり、小野寺のブロックでこの試合初のリードを奪う。終盤に19―22と先行されても、大塚の強打や宮浦の攻撃で追いつき、ジュースに持ち込んだ。27―27から富田が決め、最後は小野寺のブロック。29―27で1セットを返した。

大塚、宮浦、富田が攻撃を立て直す

流れは第4セットで大きく変わる。大塚が苦しい体勢から打ち切り、ラリーはサービスエース。富田と宮浦も得点を重ね、日本はこのセットで一度も先行を許さず、25―19で追いついた。

最終第5セットでも途中出場組の勢いが続いた。富田のストレート、大塚のスパイク、ラリーの速攻で先に10点へ到達し、15―11で決着。チーム最多は大塚の18得点で、宮浦が15得点、富田が14得点、ラリーが12得点と続く。石川は7得点、西田と髙橋は各6得点だった。

カナダはブロックで16―5と上回ったが、日本はアタックで74―66、相手ミスによる得点で28―24と先行した。ブロックで11点の差をつけられながら、別の得点項目で取り返した結果だ。

日本は今大会のフルセット戦で6戦6勝となった。競り合いをすべて勝ち切った数字であり、カナダ戦では途中出場の大塚、宮浦、富田がそろって二桁得点を記録した。

髙橋藍が途中出場組へ感謝

第3セット以降、ベンチから戦況を見守る時間が長かった髙橋。その言葉は、途中出場の選手への称賛だった。日刊スポーツの取材に「3セット目から入れ替わったメンバーが、エネルギーもリズムも勢いも、雰囲気も変えてくれた。非常に高いパフォーマンスを出してくれた」と感謝した。

一方で、髙橋はカナダのブロックに苦しんだ自らのプレーを厳しく受け止める。「疲れは言い訳にできない。もっといいパフォーマンスを出せたと思うし、反省するべき点は多い」と語り、「チームで勝つことが第1優先。自分がどうやって勝利に貢献するかが大事」と続けた。

勝利の中心にいた大塚も同じ方向を向く。試合後の取材では「コートに入ってるメンバーだけじゃなくて、ベンチにいるメンバーも含めて選手、スタッフ全員がまた1人も諦めることなく戦い続けたからこその結果だと思います」と説明した。

先発が苦しんだ時に、交代選手が試合を立て直す。ベンチへ下がった選手も必要な場面で再びコートに入り、サーブなどの役割を担った。髙橋の言葉と大塚の説明が重なるのは、勝敗を14人とスタッフ全体で引き受けたからだ。

5試合連続のフルセットを制す

日本は第2週のイラン戦から、米国、フランス、イタリア、カナダを相手に5試合連続でフルセットを戦い、すべて勝った。第1週のポーランド戦と合わせ、今大会のフルセットは6戦全勝。短期間に接戦が続く中、同じ顔ぶれへ負担を集中させずに白星を積み重ねている。

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前日の15日には前年の世界選手権王者イタリアを3―2で破り、予選ラウンド5位以内を確定させた。これにより、日本は7月29日から中国・寧波で開かれる決勝ラウンドへの進出を決めている。

だが、カナダ戦は消化試合ではなかった。第1、2セットを落とした後も選手を入れ替え、勝利までたどり着いた一戦は、決勝ラウンドで想定される連戦に向けて選択肢を増やす結果となった。

ベルギー戦で問われる回復と選手起用

日本は7月17日午後7時20分から、同じAsueアリーナ大阪でベルギーと対戦する。イタリア、カナダとのフルセットが2日続いた直後であり、選手の回復と起用法が重要になる。

予選ラウンドは各チーム12試合を戦い、開催国の中国と上位7チームが決勝ラウンドへ進む。日本は進出を確定させたが、大阪大会ではベルギー戦に続き、19日にアルゼンチン戦を残す。

髙橋は「今日勝ったように、誰が出ても強い日本代表。仲間を信じて戦い抜きたい」と語った。0―2からの逆転で示した選手層を、次の試合でも勝利へ結び付けられるか。連戦の中で全員の力が求められる。

[文/構成 by たかなし もか]

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