キングダム 魂の決戦、あす7月17日公開 原作の合従軍編をどこまで描くか、山﨑賢人主演

時間がない人向けの30秒で理解ゾーン
映画「キングダム」シリーズ第5弾「魂の決戦」が、7月17日に全国公開される。原作屈指の人気エピソード「合従軍編」を描き、秦20万に対し六国50万の合従軍が攻め込むシリーズ最大規模の激戦が展開する。主演は信役の山﨑賢人(31)。原作の大型エピソードをこの1作でどこまで描き切るのかも注目点だ。
山﨑賢人主演、あす全国公開 合従軍50万が秦に侵攻
映画「キングダム 魂の決戦」が、7月17日(金)に全国公開される。実写シリーズの第5弾で、東宝とソニー・ピクチャーズ エンタテインメントが配給する。上映時間は134分。監督は第1作から続投する佐藤信介、脚本は黒岩勉と原作者・原泰久の共作だ。
公開初日には、IMAXとMX4D、4DXでの上映も同時に始まる。Dolby CinemaとSCREENX、ULTRA4DXは1週間遅れて7月24日から順次追加される予定だ。
原作は、原泰久による漫画「キングダム」(集英社「週刊ヤングジャンプ」連載)。今作が映像化するのは、秦以外の楚・趙・魏・韓・燕・斉の六国が結んだ同盟軍”合従軍”、総勢50万が、兵力20万の秦に攻め込む「合従軍編」だ。原作でも屈指の人気を誇る大型エピソードで、シリーズ最大規模の攻防戦となる。
前作「大将軍の帰還」から3年後の物語
前作「キングダム 大将軍の帰還」(2024年)では、秦と趙が激突した「馬陽の戦い」の結末が描かれた。信(山﨑賢人)は、天下の大将軍だった王騎からその矛を託され、以来3年の月日が流れたという設定だ。
物語の時点で、信は千人将に昇格している。大将軍を志す道のりを着実に歩んでいた矢先、趙の宰相・李牧(小栗旬・43)の策略により秦以外の全ての国が結束し、合従軍が秦への侵攻を開始する。
秦国王・嬴政(吉沢亮・32)ら首都・咸陽の王宮は事態対応に追われ、国家存亡の危機に立たされた。信は、同じく大将軍を志す蒙恬(志尊淳・31)、王賁(神尾楓珠・27)とともに最前線の函谷関へ向かう。函谷関には麃公(豊川悦司)や王翦(谷田歩)、蒙驁(坂東彌十郎)ら秦の将軍たちが集結する。野盗の頭領だったという異色の経歴を持つ桓騎(坂口憲二)も、名を連ねている。
対する合従軍を率いるのは、総大将の春申君(斎藤工)。信と一騎打ちを演じる趙の猛将・万極(山田裕貴・35)ら各国の猛者が、秦に牙をむく。
原作20周年に再始動、シリーズ実績は245億円
原作漫画「キングダム」は2006年1月の連載開始から、2026年で20周年を迎えた。今年1月には、コミックスの累計発行部数(電子版含む)が1億2000万部を突破している。
今作について原作者・原泰久は「描かれるのは、原作でも特に人気の高い合従軍編です。前作からさらにスケールが拡大し、これまで以上に熱い戦い、人間ドラマが繰り広げられます」とコメント。長年の支持については「これまで本当に多くの方に応援して頂いた結果です。心から感謝申し上げます」と謝意を伝えている。
実写映画版は2019年の第1作以来、これまで4作品を公開し、累計動員1734万人、興行収入245億円を突破した。邦画実写作品として、年間興行収入トップを複数回記録したシリーズでもある。
映画の主題歌には、米津玄師が書き下ろした新曲”夜鷹”が起用された。米津はコメントで「不器用なりにもまっすぐ邁進していく信に幸あれ」と、信を演じる山﨑にエールを送っている。
公開前夜、ワールドプレミアの熱気そのままに
6月2日には、都内でワールドプレミアが開かれた。約3万6000件の応募から選ばれた4200人が来場する中、山﨑賢人や吉沢亮、橋本環奈、小栗旬、坂口憲二ら16人のキャストと佐藤信介監督が登壇している。
山﨑は「最高に興奮しています」と声を弾ませ、王騎の思いを受け継いだ信について「いろんな人たちの思いを背負って成長している」と語った。吉沢も「シリーズを重ねるごとに進化していて、これまでにない、とんでもないスケールの映画になっている」と手応えを口にしている。
新キャスト発表時から、X(旧Twitter)では桓騎役の坂口憲二への反響が特に大きく、原作ファンから配役への納得の声が相次いだ。坂口にとって、長期間一つの役に向き合うのは今回が初めてだ。2018年に特発性大腿骨頭壊死症の治療のため芸能活動を休止した経験を持ち、公式サイトでは「良い意味での緊張感が自分の生活をも変えてくれた」と振り返っている。乗馬や殺陣の稽古を重ね、大役に備えたという。
公開を翌日に控え、期待の声はさらに高まる。7月17日にはTOHOシネマズ六本木ヒルズで初日舞台挨拶が開かれる予定で、16時の回の上映終了後に山﨑賢人や吉沢亮、小栗旬ら主要キャストが登壇する。
合従軍編は1作で完結するのか、公開後に注目
「合従軍編」は、原作コミックスで数十話にわたって展開する大型エピソードだ。秦20万と合従軍50万がぶつかる大規模な戦の全貌を、映画1作で描き切るのか、それとも続きが次回作に持ち越されるのかは、公式サイトや制作陣から明言されていない。
原作ファンの間では、物語の中心となる函谷関での攻防がどこまで映像化されるかが最大の関心事となっている。原作20周年という節目も重なり、シリーズがどこへ向かうのかにも注目が集まる。
上映形式は、公開初日のIMAXとMX4D、4DXに続き、7月24日からDolby CinemaやSCREENX、ULTRA4DXが順次追加される。劇場での鑑賞体験が広がるにつれ、原作ファンだけでなく初めて触れる観客にも間口が広がりそうだ。
夏休み映画の目玉として、シリーズ最大規模の決戦がどのような評価を得るのか。7月17日の公開が、その最初の答え合わせとなる。
[文/構成 by MEDIA DOGS編集部]
































































コメントはこちら