井上尚弥が99%”モンスター化”する」平岡アンディが語るTHE DAY全試合勝敗予想と、対戦希望はあの世界王者

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WBA世界スーパーライト級1位の平岡アンディ(29)が、5月2日に東京ドームで開かれる”THE DAY”の全試合勝敗予想を語った。メインの井上尚弥vs中谷潤人については井上の後半KO勝ちを予想。「99%、強い井上が出る」と断言した。
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東京ドームの全7試合、”唯一無二の立場”で読み解く
WBA世界スーパーライト級4位の平岡アンディ(29)が、ボクシング専門チャンネル”BOXING and BOXING”のインタビューで、5月2日に東京ドームで開かれる”NTTドコモ presents Lemino BOXING ダブル世界タイトルマッチ THE DAY”の各カードについて勝敗予想を明かした。
平岡は2026年3月末に大橋ボクシングジムからの離脱を自身のSNSで発表している。今回の興行は元所属ジムの主催。選手視点と内情を知る立場を併せ持つ語り手として、今大会のカード評としては異例の踏み込みとなった。
メインカードは4団体統一スーパーバンタム級王者・井上尚弥(33)と、3階級制覇の中谷潤人(28)による統一戦。32戦全勝同士の対決で、日本ボクシング史に残る一戦だ。
2月のラッセル戦初黒星、大橋ジム離脱からの発言
平岡は2026年2月21日、米ラスベガスで行われたWBA世界スーパーライト級タイトルマッチで王者ゲイリー・アントゥアン・ラッセル(米)に0-3の判定で敗れた。プロデビュー以来24戦無敗で迎えた初の黒星。採点は117-110、116-111、116-111で、日本勢による同級の戴冠は1992年の平仲明信以来という挑戦は、34年ぶりの快挙には届かなかった。
その約1カ月後の3月28日、平岡はインスタグラムで大橋ジム離脱を報告。大橋秀行会長もデイリースポーツの取材に「これからは自由に。実力的には世界王者になれる」とエールを送っている。移籍先は未定で、今後はアメリカを活動拠点に据える選択肢も視野に入れる。
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負けというメンタル状態について、平岡は動画内で「思っていた感覚と違って、意外とすんなり受け入れられた」と告白した。悔しさやリベンジしたい気持ちはあるとしつつ、「負けから学ぶことも多く、自分を成長させる燃料になる」と前を向く。
田中空vs佐々木尽、武居由樹の再起戦、井上拓真vs井岡一翔
セミ前に置かれたOPBF東洋太平洋ウェルター級タイトルマッチ、田中空vs佐々木尽。スポニチによれば、日本人同士のウェルター級東洋太平洋戦は38年ぶりで、”日本人初のウェルター級世界王者”を占う一戦とされる。田中は5勝5KO、佐々木は20勝18KO2敗1分け。
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平岡は佐々木尽とは試合経験があり、田中空とはアマチュア時代から何度もスパーリングを重ねてきた。動画では両者のパンチを比較し、「キレがあるのは佐々木尽」と述べた。一方、田中については「もらった瞬間に頭が真っ白になるパンチを持つ」と明かした。
予想は「2人とも仲が良いので選びにくい」と前置きしながらも、キャリアの差を理由に佐々木尽の僅差勝利。「一発当てた方が勝つような試合になる」と語った。
セミファイナルは前WBO世界バンタム級王者・武居由樹の再起戦だ。昨年9月に4回TKO負けで王座から陥落し、階級をスーパーバンタム級に上げての仕切り直し。相手はWBAアジア・スーパーバンタム級王者のワン・デカン(中国)。
平岡はワンを「決して侮れないいい選手」と評価した。接近戦が得意な相手に対し、武居にはジャブで距離を支配してほしいと注文。「軽量級離れしたパワーがあるので、しっかりボクシングをすれば勝てる」と武居の勝利を予想した。
第2の世界戦はWBC世界バンタム級タイトルマッチ、王者・井上拓真(30)に同級4位で世界4階級制覇の井岡一翔(37)が挑む。井岡は日本人男子初の5階級制覇を懸けてのリングだ。
平岡はこのカードを「これは読めない」と難しさを強調した。それでも、年齢的なアドバンテージとバンタム級への階級アップという不利から、井上拓真の判定勝利を予想。「究極の技術戦になる」と見る。
井岡については、メンタル面の強さや”背中で語る”存在感を高く評価した。「テレビでしか見たことがない」と交流がないことにも触れた。
メインイベント「99%、強い井上が出る」
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最大の注目カードについて、平岡は井上尚弥の後半KO勝ちを予想した。
「まともにボクシングをしても、モチベーションを最大限に高めた井上選手にパンチを当てるのは非常に難しい」。平岡はそう分析する。昨年のピカソ戦を引き合いに出し、本人が集中力の欠如を認めていた前戦とは状況が違うと指摘した。
中谷については「シャープでパンチもあり魅力的」と評価しつつ、経験差を指摘。勝機を見出すとすれば、クリンチワークを含む”ダーティテクニック”の活用か、あるいは西田凌佑戦の「2倍くらい」攻め込んで前半1〜3ラウンドで流れを作ることが条件だとした。
そして、言い切る。「井上選手は強い相手であればあるほどモンスター化する。今回99%、強い井上が出る」。
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全勝同士の統一戦が、ひとつの方向へ収れんする読みとなった。
バム・ロドリゲス戦への期待と、対戦希望はテオフィモ・ロペス
井上尚弥の先に控える可能性についても、平岡は踏み込んだ。ジェシー”バム”ロドリゲス(26、米)が6月13日に米アリゾナ州でWBA世界バンタム級王者アントニオ・バルガスに挑戦する。この試合を皮切りに、将来的なスーパーバンタム級での井上vsバムが現実味を帯びる。
平岡はバムの持ち味を「出したパンチをほぼ当てる当て感」と評価した。シャクール・スティーブンソンとのスパーリングでボディを効かせたエピソードも披露。バムは親日家でアニメや日本食を愛し、毎回インタビューで「お気に入りの国は日本」と語っていると紹介した。「アナザー・ビッグマッチで、東京ドームで開催される可能性もある」と期待を寄せる。
自身の次なる一戦については、活動拠点としてアメリカも視野に入れる考えを明かした。対戦希望として真っ先に挙げた名前はテオフィモ・ロペス。ロペスはスティーブンソンに敗れたあとウェルター級転向を表明しているが、IBF世界スーパーライト級王座決定戦(リンドルフォ・デルガドとの対戦)にロペスが出るかどうかという動きにも言及した。
キーショーン・デイビス、オスカー・ドアルテ、ガブリエル・フローレス(ブランドン)など、対戦したい相手は多数存在することも語った。初黒星、そして所属ジムからの離脱。29歳の平岡アンディは、次の景色を自分の足で探しにいく。
[文/構成 by 久遠(KUON)]






























































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