「私を含め6人が…」羽月隆太郎、TikTok謝罪配信で爆弾発言 他のカープ選手は誰なのか、球団の対応が注目集める
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指定薬物エトミデート(通称ゾンビタバコ)の使用で有罪判決を受けた元広島・羽月隆太郎(26)が5月28日、TikTokで生配信し「私を含め6人が同じ人物から購入していた」と発言した。チーム内でのハラスメントも告白する場面があり、SNSには賛否の声が相次いだ。実名の開示はなく、残り5人の選手と広島球団の対応が問われる。
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TikTok配信で「6人購入」を告白、実名は伏せる
5月28日午後8時、羽月隆太郎(26)=元広島東洋カープ=は紺のスーツに深緑のネクタイ姿で生配信に現れた。書面を手に約12分間、言葉を選びながら語り続ける。冒頭、「このたびは私の行いにより多大なるご心配とご迷惑をおかけしたことを心より深くおわび申し上げます」と頭を深々と下げた。
問題の発言はその後だった。
「私を含め6人が同じ人物から購入していました」
自分を含む6人が同じルートでゾンビタバコを入手したことを認める発言だ。実名は一切挙げなかった。仲介役の人物については「球界関係者ではありません。ただ複数の野球選手と関わりのあった人物です」と説明する。6人のうちカープの選手が何人なのかは明かされなかった。
2026年5月15日の初公判で羽月は「自分以外にも使用した選手がいる」とほのめかしていた。この日の配信はその発言を具体的な数字で裏付ける形となった。
「シーシャだと言われた」2025年4月から使用開始
羽月が使用を始めたのは2025年4月頃だ。知人から「合法の水たばこ(シーシャ)だ」と言われ渡されたものを使い続けた。「よく眠れるようになる、リラックス効果がある」と説明を受ける。タバコを吸った経験のなかった羽月には、その言葉を疑う手がかりがなかった。
転機は2025年11月末だった。ゾンビタバコの特集を見た家族から「違法ではないか」と指摘を受ける。違法の可能性を本人も感じていたが、「周囲の環境に流され、問題ないだろうという軽率な考えをもってやめることができませんでした」と語った。
その後、2025年12月16日に広島県警の任意同行を受け、尿検査でエトミデートの陽性反応が出た。翌2026年1月27日、医薬品医療機器法違反の疑いで逮捕される。
なお、エトミデートはもともと鎮静剤や麻酔導入薬として使われる国内未承認の医薬品成分だ。電子たばこ向けに違法使用されるケースが社会問題化し、2025年5月に厚生労働省が「指定薬物」として規制した。使用すると手足がけいれんし、ゾンビのように見えることから「ゾンビタバコ」と呼ばれる。
「一人で背負おうとした」否認から供述へ
逮捕後、羽月は数日間にわたって容疑を否認し続けた。他の選手を守るためだ。「宮崎でのキャンプが始まるまで私が使用した経緯や他の選手について話をしなければ、警察がキャンプに行って捜査を行うまでの時間を稼ぐことができると思って」と明かす。キャンプ開始までに時間を置けば、他の選手の尿から陽性が出ない。そう計算した。
しかし羽月はやがて口を割り、他の選手についても供述した。警察から「グレーを逮捕することはできない」という言葉が返ってくる。球団からも「グレーを黒と同じ処分にはできない」と伝えられたという。「黒」とは尿検査で陽性が出た状態を指す。
保釈後の状況も語った。
「仲間だと思っていた人たちから連絡はありませんでした。最後に残ったのは家族だけでした」
孤立の深さが滲む告白だ。その言葉が、今回の配信に踏み切った理由とも重なる。「自分の言葉でしっかりと向き合いお伝えしなければならないなと思いました」と羽月は配信の中で説明していた。
「ライターで炙ったフォークを首に当てられた」チーム内の実態も告白
配信で羽月は、ゾンビタバコに手を出した背景としてチーム内での孤立を挙げた。「師匠」と慕う先輩との関係が悪化し、「チーム内で仲間外れのような状態になっていた時期がありました」と話す。
さらに踏み込んだ告白が続く。
「球団にはよくも悪くも昭和的な空気が残っていました。体質的にお酒が飲めない僕でも飲まなければならない空気があった。飲んで寝てしまった際にはライターで炙ったフォークを首に当てられたこともあり、その傷は今でも残っています」
事実であれば、酒の席での悪ふざけでは済まない行為だ。傷害に当たり得る。羽月は「不器用な私はそうした環境の中でうまく立ち回ることができませんでした」とも続け、言葉に詰まる場面が何度もあった。チームでの孤立がゾンビタバコを渡した人物との関係を深めていった様子が浮かぶ。
球団処分の経緯と今後の焦点
一連の経緯を整理する。
| 日付 | 内容 |
|---|---|
| 2025年4月頃 | エトミデート(ゾンビタバコ)の使用開始 |
| 2025年11月末 | 家族から違法性を指摘される |
| 2025年12月16日 | 広島県警の任意同行、尿検査で陽性反応 |
| 2026年1月27日 | 医薬品医療機器法違反の疑いで逮捕 |
| 2026年1月28日 | 球団が「野球活動停止」の処分を決定 |
| 2026年2月17日 | 広島地検が起訴 |
| 2026年2月18日 | 保釈 |
| 2026年2月24日 | 球団が「契約解除」を発表 |
| 2026年5月15日 | 初公判で拘禁刑1年・執行猶予3年の有罪判決(求刑通り) |
| 2026年5月28日 | TikTokで生配信、「6人購入」を告白 |
プロ7年目の2025年シーズン、羽月は74試合に出場しチーム最多17盗塁、打率2割9分5厘と好成績を残した。代走の切り札として期待される中でのキャンプ直前逮捕だった。
羽月は配信を「逃げずに発信したい」という言葉で始めている。また、宮崎の自宅に小学生や中学生が「野球を教えてください」と訪ねてくることもあると話した。「こんな自分でも頼ってくれる人がいるのだなと思うと涙が止まらなくなるときがあります」。告白の場は、やがて謝罪から再出発へと変わる。
残り5人が誰なのか。広島球団がその選手たちをどう扱うのか。28日夜の配信後には、広島東洋カープの鈴木清明球団本部長が取材に対し「何もコメントすることはない」「調査は継続中」「警察の捜査にも対応している」「ネットの発信に対し、一つひとつこちらが反応することはない」とコメントした。球団として事実関係の確認を進める一方、個別の発信への逐一の反応は控える姿勢を示した形だ。
[文/構成 by たかなし もか]



























































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