大勢、巨人が登録抹消を発表 右上肢のコンディション不良とみられ、抹消理由と復帰見通しを整理

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巨人の大勢投手(27)が7月12日、右肘の張りで出場選手登録を抹消された。球団は故障班への合流を発表し、今季初の抹消となる。32試合で22ホールド、防御率2.15とブルペンの柱を担っていただけに、後半戦への影響が気になるところだ。
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球団発表「右肘の張り」――今季初の登録抹消
7月12日、NPBの公示で巨人が大勢投手の出場選手登録抹消を発表した。球団によると理由は「右肘の張り」で、今後は故障班に合流する。3月31日の開幕1軍入りから約3か月半。今季初の抹消となった。
代わりに登録されたのは泉圭輔投手。2023年オフにソフトバンクからトレードで加入した右腕で、今季はファームでのリリーフ登板で好調を維持していた。日テレNEWSによると、直近の10日のファーム・中日戦では3者連続の3球三振、いわゆる「イマキュレートイニング」を達成している。
6月下旬から続いた不安定な投球
大勢は今季、主に8回を任されるセットアッパーとしてチームを支えてきた。32試合に登板し、22ホールド、3セーブ、防御率2.15。数字だけ見れば安定しているが、6月下旬から状態は下り坂だった。
6月21日の中日戦では1回持たずに4失点。28日のDeNA戦ではプロ初の2試合連続イニング途中降板を喫した。スポニチが報じたところでは、30日のヤクルト戦(弘前)でも2点リードを守れず同点に追いつかれ、3試合連続失点は3年ぶりだった。
試合後の大勢は「言い訳にはしたくない。自分の実力不足」と地方球場のマウンドの影響を否定。「立て続けにやられているので原因はあると思う。見直しつつマウンドに向かっている」と東京スポーツの取材に答えた。
4月にもコンディション不良で登板回避
実は今季、右腕の状態が心配されたのはこれが初めてではない。
4月29日の広島戦では2点リードの8回に登板せず、エルピス・ルシアーノが代わってマウンドに上がった。試合後、阿部慎之助監督は日テレNEWSの取材に「コンディショニングがあまり良くなさそうだった」と説明。杉内俊哉投手コーチも「ブルペンで見ながら今日はやめておいた方が良いという話になった。重傷ではないので大丈夫だと思う」と明かしている。
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翌30日も抹消は見送られたが、5月1日からの甲子園3連戦には帯同せず東京に残留。スポーツ報知によると、阿部監督は「いる人で継投する」と語り、大勢不在での戦いを選んだ。
こうした経過を踏まえると、右腕への負担は開幕当初からくすぶっていたことがわかる。
2023年にも右上肢で約2か月半離脱した過去
大勢にとって右腕のコンディション不良は初めてではない。2023年6月30日にも「右上肢のコンディション不良」で出場選手登録を抹消され、故障班に合流。約2か月ぶりにブルペンで投球を再開したのは8月30日で、1軍復帰は9月16日だった。中日新聞が報じた通り、約2か月半のブランクだった。
当時24歳の大勢はサンケイスポーツの取材に「ぶっ壊れなくてよかった」と振り返っている。2022年の新人王獲得後、2年連続で右腕のコンディションに悩まされた形だった。
ただし、2024年は43試合に登板して防御率0.88と復調。2025年にはキャリアハイの62試合に投げ、セ・リーグ最多の54ホールドポイントで最優秀中継ぎ投手賞を手にした。NPB AWARDSでは「野手の皆さんのバックアップのおかげで取れた賞」と感謝を口にしている。過去の離脱を乗り越えてタイトルにたどり着いた実績がある。
復帰の見通しと後半戦への影響
スポニチは「長期離脱にはならない見込み」と報じている。出場選手登録の抹消は最短10日間で再登録が可能だが、復帰時期について球団からの具体的なアナウンスはまだない。
気がかりなのはオールスターゲームへの影響だ。7月7日に発表されたファン投票最終結果で、大勢は巨人から唯一選出された。7月28日の第1戦(東京ドーム)と29日の第2戦(富山)への出場が予定されていたが、コンディション次第では辞退の可能性も残る。本人はスポニチの取材に「1人でちょっと寂しい」と話していただけに、万全の状態での出場が望まれる。
巨人のブルペンにとって、大勢の不在は大きい。守護神のライデル・マルティネスとともに「勝利の方程式」を形成してきた右腕が離脱すると、8回の継投をどう組み立てるか。泉の1軍合流でひとまず頭数は補充されたが、22ホールドを積み上げてきたセットアッパーの穴は簡単に埋まらない。
7月7日の阪神戦では8回に登板して1回無失点と、復調の兆しを見せていた大勢。7月に入ってからの3登板はすべて無失点だった。それだけに、ここでの離脱は本人にとっても悔しいタイミングだろう。
プロ5年目、年俸1億8000万円。ブルペンの柱として欠かせない存在が、後半戦の開幕に間に合うかどうか。巨人ファンにとっては気の抜けない日々が続く。
[文/構成 by 橘すろべ]





































































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